つらい車酔いを防ぎたい!メカニズムや予防・対処方法を解説
吐き気やめまいなどの車酔いの不快な症状は、多くの方が経験しているでしょう。
お子様の車酔いで困っている方もいらっしゃるかと思います。
旅やドライブを満喫するためにも、車酔いの不安を払拭したいところです。
この記事では、車酔いのメカニズムや症状、予防方法や対処方法を解説します。
車酔いの症状に悩まされている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
車酔いのメカニズムを解説
車酔いのメカニズム、症状と原因を解説します。
車酔いのメカニズム
車酔いは自律神経のバランスが崩れることで起こります。
耳の奥(内耳)にある体の平衡感覚をつかさどる三半規管が、乗り物の振動によって揺さぶられ、異常をきたします。
さらに、体は動いていないにもかかわらず周りの景色がどんどん移り変わっていくことで、脳が混乱してしまいます。
こういった異常や混乱を不快な情報だと脳が捉えると、自律神経が異様に興奮し様々な不快な症状を引き起こします。
車酔いの症状
車酔いになると、めまい、頭痛、冷や汗、吐き気、体のだるさなどの不快な症状が見られます。
他にも、空気を飲み込みすぎる「空気嚥下症」や、呼吸が早くなる「過換気」といった症状が見られることもあります。
乗り物から降りたり、乗り物が止まったりするとこれらの症状は落ち着いていきます。
車酔いの原因
車酔いは様々な要因によって引き起こされるため、同じ人でも時と場合によって車酔いになったりならなかったりします。
睡眠不足や過労といった身体的な不調があると、車酔いになりやすい傾向があります。
また、不安や緊張などの精神的なストレスも、車酔いを引き起こす要因の一つです。
他にも、連続した急カーブがある山道や、車内の不快な臭いなどの物理的な要因も、車酔いにつながります。
車酔いの予防方法
車酔いを予防する方法をいくつかご紹介します。
体調を整えてから車に乗る
体調が悪いと車酔いになる傾向があります。車に乗る前日は睡眠を十分にとって体を休めましょう。
また、空腹でも満腹でも車酔いになる可能性があります。車に乗る前には、空腹を避けるために消化のいい食べ物を適量食べるようにしましょう。
ゆとりのある服を着る
締め付けのきつい服を着ていると、血行も悪くなり、体調に影響を及ぼすことがあります。
車に乗るときはゆとりのある服装にしましょう。
また、車内ではベルトをきつく締めず、リラックスして過ごしましょう。
進行方向を見る
周囲の景色があまりにも激しく変化すると、車酔いを誘発します。
また、振動する車内で手元や近くのものをじっと見つめるのも逆効果です。
視線をあちこちにキョロキョロと変えたり、手元のスマホやゲームを見続けたりするのは避け、乗車中は進行方向のできるだけ遠くを眺めましょう。
換気する
車の中のガソリン臭や汗の臭いなどは、車酔いを引き起こす要因の一つです。
走行中も定期的に窓を開けて換気しましょう。
車内に消臭剤を置いたり、臭いの元となる食べかすやゴミを取り除いたりするのも大切です。
酔い止め薬を飲む
車酔いしやすい方は、あらかじめ酔い止めの薬を服用しましょう。
薬によりますが、乗車の30分~1時間前に服用するのが効果的です。自律神経の興奮を抑え、胃腸の過度な働きを鎮めてくれます。
事前に服用しておくことで安心感が高まり、リラックスして乗車できます。
酔い止め薬は薬局で手軽に入手できます。
まれに副作用が出る可能性があるため、医師や薬剤師の指示に従って、適切な薬を準備しておきましょう。
車酔いの対処方法
車酔いしてしまった場合の対処方法をご紹介します。
車から降りて休憩する
車酔いした場合に最も有効なのは、車から降りて休憩することです。
できるだけ空気のきれいなところやくつろげる場所で、症状が落ち着くまで休みましょう。
焦らずに深呼吸したり水分呼吸したりして過ごすことが大切です。
頭が揺れないようにする
すぐに車を停められない場合は、できるだけ頭を固定して、揺れないようにすることが大切です。
座席のリクライニングを倒し、リラックスした体勢で呼吸を整えることに注力しましょう。
酔ってからでも効く薬を飲む
酔ってからでも効果のある薬を飲めば、不快な症状が緩和されます。
旅先でも薬局で手軽に入手できますが、事前に準備しておくことが望ましいでしょう。
まとめ
車酔いのメカニズムや症状、予防方法と対処方法をご紹介しました。
車酔いについて正しい知識を持っていれば、旅先やドライブ中に慌てることはありません。
ぜひこの記事で紹介した方法を使って、車酔いの不安を取り除いて、快適なドライブを楽しんでください。