2024/3/26 山形PAスマートインターチェンジが開通!使い方を解説します
2024年3月26日、東北中央自動車道に山形PAスマートインターチェンジが開通しました。
ただ、スマートインターチェンジってなに?普通のインターチェンジとは何が違うの?と疑問に持っている方も多いと思います。使い方が分からなくてなんとなくこわい、と避けている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事ではスマートインターチェンジの基本情報と使い方を解説します。お出かけする前に、ぜひチェックしてください。
そもそもスマートインターチェンジってなんなの?
スマートインターチェンジとはなんなのか、基本情報と普通のインターチェンジとの違いを紹介します。
スマートインターチェンジの基本情報
スマートインターチェンジはETC専用の簡素なインターチェンジのことです。インターチェンジ間とインターチェンジの間に距離がある区間や、地域活性化を目的に道の駅や大きな公園などの施設の近くに設置されます。
サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に直結しているスマートインターチェンジだと、高速道路に乗り降りするときにそれらに立ち寄れます。高速道路を降りるときにお土産を買ったり、乗るときにガソリンを入れたり、便利に使えます。
ただ、スマートインターチェンジから入ってSAに立ち寄りったとき、同じスマートインターチェンジから出られないので注意してください。あくまで高速道路を使うための出入り口ということです。もし間違えてスマートインターチェンジに入ってしまったときは、ETCゲート近くのインターホンから係員に連絡し、指示を仰いでください。
普通のインターチェンジとの違い
スマートインターチェンジが普通のインターチェンジと違う箇所は以下の通りです。
・SAやPAに直結しているタイプもある
・ETCのみ通過でき、現金やクレジットカード支払いはできない
・ゲート通過時に一時停止が必要
・場所によっては車の最大サイズの制限や利用可能時間がある
・利用証明書をその場で発行できない
前述の通り、スマートインターチェンジはSAやPAと直結しているタイプもあり、高速道路の乗り降りをより便利にしてくれます。
スマートインターチェンジは、一般レーンが存在せずETC支払いのみ受け付けられます。また、一般ゲートではETCレーンをノンストップで通過できますが、スマートインターチェンジでは一時停止が必要です。大型トラックが通過できないスマートインターチェンジもあります。これは、コスト削減のために性能が抑えられた読み取り機が採用されていること、簡素で小さめに作られているためです。
なお、見かけは無人でもトラブル時に備えて事務所で待機する係員が必要です。そのため、人がいない夜間には利用できない場所もあります。
一般ゲートではETC車でも有人ゲートで利用証明書を発行できますが、スマートインターチェンジではその場での発行はできず、Webからダウンロードする必要があります。
山形PAスマートインターチェンジはどんな特徴があるの?
山形PAスマートインターチェンジは以下の特徴があります。
・位置:山形上山ICと山形中央ICの間
・利用可能時間:24時間
・対象車種:ETCを搭載した全車種
・アクセスしやすくなる施設:西公園
24時間かつ大型車も利用可能なので、時間や車種を気にしなくてもよいのは非常にうれしいポイントです。また、キャンプ場や芋煮広場がある西公園へのアクセスがよくなるのもありがたいです。
ユーザー目線ではありませんが、工業地域や県立中央病院へのアクセス性が向上するので、工業の活性化や医療の品質向上にも役立つことが期待できます。
まとめ
日本の山がちな地域では、インターチェンジ間の距離が広くなることがあります。スマートインターチェンジの導入により、インターチェンジ間の距離が短縮され、利便性が向上します。
山形PAスマートインターチェンジは気にしなくても大丈夫ですが、他のスマートインターチェンジには利用可能時間や車体サイズの制限などがあるため、利用する際には注意が必要です。