山形・酒田で軽自動車の届出済未使用車をお探しならfino(ふぃの)まで!

車検のコバック
fino山形店0120-15-3440 fino酒田店0120-2170-25          

営業時間: 10:00~18:00 定休日: 毎週水曜日、第1第3木曜日

fino山形店に電話をかける
0120-15-3440
fino酒田店に電話をかける
0120-2170-25
 

営業時間: 10:00~18:00
定休日: 毎週水曜日、第1第3木曜日

スタッフブログBlog
スタッフブログ 2025.07.05

酒田市北側、遊佐象潟道路っていつできるの?工事計画を見てみよう

2019年に山形県が策定し2024年にもアップデートされた山形県道路中期計画2028。いろんな道路整備の方針が書かれていますが、ここでは酒田から近い「日本海沿岸東北自動車道」、特に遊佐町から秋田県にかほ市を結ぶ「遊佐象潟道路(ゆざきさかたどうろ)」について紹介します。

酒田市のすぐ北側、遊佐町を通るこの道路。実は酒田市に住んでいる人にとってもメリットがある道なんです。

遊佐象潟道路は山形県と秋田県をつなぐ重要な道路になる

赤枠が遊佐象潟道路(未開通)

遊佐象潟道路は遊佐町から秋田県側の象潟(きさかた)までをつなぐ、全長およそ18kmの日本海側東北自動車道です。日本海側を縦に走るこの道路は、将来的には新潟から青森までつながる予定で、国の重要な幹線道路でもあります。

「遊佐町の道路って、酒田の自分には関係ないのでは?」と思うかもしれません。でも実は、酒田市に住む人たちにとっても大きなメリットがあるんです。

まず一番のポイントは、秋田県南部とのアクセスがグッと良くなること。2025年6月時点で酒田市から秋田県南部に行こうとすると国道7号を使うしかなく、交通に時間がかかっていました。しかし、遊佐象潟道路が開通すれば、酒田ICから自動車道を降りることなく北上できるようになり、酒田から秋田への移動がぐっと楽になります。

たとえば秋田県側に親戚がいたり、出張で行ったり、温泉や観光で遊びに行くことがある人にとっては、まさに便利そのもの。反対に、秋田から酒田へ来る人たちにとってもアクセスが良くなるので、交流が活発になったり、観光客が増えたりすることも期待されます。

さらに、物流の面でも大きな意味があります。酒田港と秋田方面を結ぶルートが強化されることで、輸送がスムーズになり、地元企業にとってもメリット大。トラックの移動時間が短くなればコスト削減にもつながりますし、災害時の緊急輸送ルートとしての役割も担えるようになります。

遊佐象潟道路の工事は計画から遅れている

この便利な道路は、実は県境部分の計画から工事が遅れています。以前は2026年度に山形と秋田の県境部10.6kmが開通する計画でした。しかし、2024年末の秋田河川国道事務所と酒田河川国道事務所の発表によると、吹浦ICから小砂川IC間の8.3kmは計画見直しが入りました。開通予定時期も定まっていません。なお、山形県遊佐町の遊佐鳥海ICから吹浦IC間の2.3kmは変わらず2026年に開通予定です。

工事が遅れている理由は大きく分けてふたつです。まず、沿線に国指定史跡「鳥海山」や「旧登拝道」があり、環境への配慮のため慎重な整備が必要になったこと。そして、2024年の豪雨の影響で計画していた工事方法が困難になったことです。

とはいえ、工事自体がなくなったわけではありません。全線がつながれば、酒田市を取り巻く道路ネットワークが一気に強化されることになるので、行政もこの道路の重要性はしっかり認識していていることでしょう。

道路のことは普段あまり意識しないかもしれませんが、実は日常生活のあらゆることに関わっています。遊佐象潟道路の整備が進めば、通勤・通学、買い物、観光、物流、医療、災害対応など、酒田市の暮らしに直結するさまざまな場面で「よかったな」と感じられる場面が増えるはずです。

今はまだ完成前ですが、地元のインフラとして大きな期待が寄せられているこの道路。これからの進捗を見守りつつ、少しずつその便利さを体感できる日が近づいてきています。酒田での暮らしが、またひとつ便利に、安心に変わっていく。そんな未来を楽しみにしたいです。