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2023.10.20
チャイルドシートは必要か。法律や取り付けの注意点を解説!
チャイルドシートは、小さな子供の身を守るために重要なものです。 正しく取り付けないと、追突事故に遭った際や急ブレーキをかけた際の衝撃で、子どもが大けがをする恐れがあります。 本記事では、チャイルドシートの必要性や、取り付け前・取り付け時の注意点を解説します。 チャイルドシートは義務!必要性を解説 チャイルドシートの必要性を解説します。 6歳未満の幼児に対する着用義務がある 6歳未満の幼児を車に乗せる際には、道路交通法でチャイルドシートの着用が義務付けられています。 6歳未満の幼児をチャイルドシートなしで車に乗せると「幼児用補助装置使用義務違反」に該当し、違反点数1点が科されます。 チャイルドシートを正しく使わずに小さな子どもを車に乗せると、追突事故時だけでなく、急ブレーキ時でも、子どもの頭が車内の座席や天井に強く打ち付けられる恐れがあり、危険です。 警察庁の公表によると、チャイルドシート不使用者の致死率は、適正使用者の約4.6倍もあります。 子どもを抱っこして車に乗ること、抱っこ紐で代用することも道路交通法違反です。 追突事故が起きた場合、人間の力や抱っこ紐では子どもを支えられません。 子どもがシートベルトを着用していても、衝突時にシートベルトからすり抜けたり、首や腹部が圧迫されたりして、大けがをする恐れがあります。 チャイルドシートの取り付けミスに注意 チャイルドシートを取り付けていても、取り付けミスがあると本来の機能が発揮できません。 警察庁によると、取り付けられたチャイルドシートのうち、4~5割は適切に取り付けられていないと発表されています。 製品の取扱説明書、メーカーの公式サイト、警察庁や国土交通省が公表している注意事項をよく読んで、正しく取り付けましょう。 警察庁や国土交通省は、必ずチャイルドシートを使うこと、後部座席に子どもを乗せること、国の基準に適合した製品を使うことを促しています。 チャイルドシートを取り付ける前に確認すること チャイルドシートを取り付ける前に確認することがいくつかあります。 ・チャイルドシートのサイズが子どもに合うかを確認する・自車に合うか確認する・部品がすべて揃っているか確認する 確認を怠ってむりやり車に取り付けると、走行中に外れて、事故につながるかもしれません。取り付け前に十分確認しましょう。 チャイルドシートのサイズが子どもに合うかを確認する 取り付け前に、製品の取扱説明書やメーカー公式サイトを見て、チャイルドシートのサイズを確認してください。 チャイルドシートには、大きく分けて3種類のサイズがあります。 ・乳児用:体重13kg未満(身長70cm以下、新生児~1歳くらい)・幼児用:体重9~18kg(身長65~100cm以下、1~4歳くらい)・学童用:体重15~36kg(身長135cm以下、4~10歳くらい) 各サイズが対象としている年齢や体重、身長はあくまでも目安であり、メーカーや製品によっても多少異なります。 子どもの体格に合わせてチャイルドシートを選びましょう。 自車に合うか確認する チャイルドシートを取り付ける前に、自車に適合しているか確認しましょう。 自車に合っていないチャイルドシートは、そもそも取り付けられなかったり、取り付けられても不安定だったりします。 無理に取り付けると、走行中に外れて事故が起こる恐れがあるので、必ず自車に適合したチャイルドシートを入手しましょう。 製品の取扱説明書やメーカー公式サイトに適合車が記載されていない場合は、直接メーカーに問い合わせてください。 部品がすべて揃っているか確認する 取り付ける前に、チャイルドシートの部品が揃っているか、破損していないか、取扱説明書と照らし合わせて確認してください。 部品が揃っていない、または破損しているにもかかわらず取り付けると、走行中に外れる恐れがあり危険です。 特に、友人・知人から譲り受けた場合や中古で購入した場合は、念入りに確認しましょう。 取扱説明書が付属していなくても、メーカーの公式サイトに掲載されていることがあります。 取扱説明書がどこにも見当たらないときは、説明書はどこかに掲載されているか、説明書を送付してもらえるか、メーカーに直接問い合わせてください。 部品の不足・破損があった際、メーカーに問い合わせれば、その部品のみ購入できることがあります。 部品が入手できない場合は、使用をせず別のチャイルドシートを取り付けましょう。 チャイルドシートを取り付けるときの注意点 チャイルドシートを取り付ける際には、以下の2点に注意してください。 ・後部座席に取り付ける・説明書通りに十分に固定する それぞれの内容を解説します。 後部座席に取り付ける チャイルドシートは、後部座席に取り付けましょう。 助手席に取り付けると、エアバッグが作動した際に、子どもが膨張したエアバッグと助手席に挟まれて、大けがをする恐れがあります。 エアバッグは大人の頭部を安全に包み込むことを想定して設計されているため、チャイルドシートに乗っている子どもは、必要以上に圧迫されてしまうかもしれません。 チャイルドシートを助手席に乗せることは違法ではありませんが、警察庁や国土交通省は、後部座席への取り付けを推奨しています。 説明書通りに十分に固定する チャイルドシートを取り付ける際には、説明書通りに十分に固定しましょう。 固定が不十分だと、走行中にチャイルドシートが外れて、事故につながるかもしれません。 チャイルドシートの誤用の中では、「腰ベルトの締め付け不足」が約6割にも上ります。 座席とチャイルドシートの間に隙間がないように固定することが大切です。 取り付け後にチャイルドシートを揺すって、ぐらつきがないか確認してください。 また、子どもを乗せる前にも、取り付けにゆるみがないか確認しましょう。 まとめ チャイルドシートの必要性や、取り付け前・取り付け時の注意点を解説しました。 製品の取扱説明書やメーカー公式サイトをよく読み、適切に取り付けることが大切です。 ぜひ本記事を参考にして、子どもの安全のために、正しくチャイルドシートを取り付けましょう。 -
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2023.10.01
ドライブレコーダーは必要?つけるべきか、機能や種類を解説!
みなさまの車にドライブレコーダーは装着されていますか。 ドライブレコーダーは、事故やあおり運転の証拠を残せたり、自分の運転を見直せたりと、役立つことが多くあります。 本記事では、ドライブレコーダーの機能や種類、取り付ける利点を解説します。 ドライブレコーダーの機能 ドライブレコーダーがあれば、走行中の映像と音声を記録でき、事故やあおり運転に遭ったときに役立ちます。 ドライブレコーダーの主な機能を解説します。 録画・録音機能 ドライブレコーダーの最も重要な機能は、録画・録音機能です。 録画・録音機能は「常時録画・録音」タイプと「イベント録画・録音」タイプの二つに分けられます。 常時録画・録音タイプであれば、走行中の映像や音声が常に記録されます。記録媒体の容量がいっぱいになると、古い記録が上書きされて消えてしまうので、事故やあおり運転に遭ったときには早めにバックアップしなければなりません。 イベント録画・録音タイプは、衝突や急ブレーキの衝撃を自動的に検知して、録画・録音します。イベント録画・録音タイプであれば、すぐに容量がいっぱいになることはありません。ただし、小さな衝撃だと検知されず、録画・録音されないことがあります。 録画のタイプによらず、車外だけでなく車内も録画できるドライブレコーダーもあります。 駐車監視機能 エンジンを切っていても録画・録音をする、駐車監視機能を備えたドライブレコーダーもあります。 駐車監視機能があれば、駐車場での事故やいたずら、車上荒らしなどを対策できます。 ただし、エンジンを切っていても録画・録音するので、バッテリー上がりの原因になるかもしれません。頻繁に運転していれば、バッテリーは十分に充電されますが、あまり運転しない場合は注意が必要です。 月に数回しか運転しない人は、バッテリー内蔵型のドライブレコーダーを選んだり、ドライブレコーダー用の外部バッテリーを準備したりしましょう。 アクティブセーフティ機能 近年増えているのは、アクティブセーフティ機能が搭載されているドライブレコーダーです。 アクティブセーフティ機能が搭載されているドライブレコーダーは、自車が障害物や他車と接近したとき、車線を逸脱したとき、信号待ちで前方車両が発進したときなどに警告音で知らせてくれます。 先進安全運転支援機能が搭載されていない車には、アクティブセーフティ機能付きのドライブレコーダーの装着をおすすめします。 ドライブレコーダーをつけるべきか ドライブレコーダーを取り付けるべき理由を解説します。ぜひ装着を検討してください。 事故やあおり運転の証拠になる ドライブレコーダーに記録された映像や音声は、事故やあおり運転に遭ったときに、証拠として利用できます。 突然の事故やあおり運転に遭うと、なかなかその場で適切な対応を取れず、ドライブレコーダーなしでは証拠を記録できないかもしれません。 客観的な証拠が残っておらず、通行人の目撃情報もないと、警察や保険会社は被害者と加害者のどちらが事実を言っているか判断できません。 場合によっては、事実とは異なる意見や理不尽な要求が採用されて、適切な補償を受けられない可能性があります。 ドライブレコーダーがあれば、信号の色、周囲の道路状況、相手の車のナンバープレートなどを自動で記録でき、映像や音声を証拠として警察や保険会社に提出できます。 ドライブレコーダーの記録映像・音声が残っていれば、警察による捜査や保険会社との交渉がスムーズに進むでしょう。 駐車中のトラブルを対策できる 駐車中でも映像や音声を記録できるタイプであれば、ドライブレコーダーによって駐車中のトラブルを対策できます。 ドライブレコーダーの記録映像・音声があれば、駐車場での事故やいたずら、車上荒らしに遭ったときに、客観的な証拠として利用できます。 起動中にドライブレコーダーのランプが点灯するモデルであれば、外からでも録画・録音していることがわかるので、犯罪を抑止することも可能です。 ハイエースやアルファードなど犯罪者に狙われやすい車に乗っている人には、駐車中でも録画・録音できるドライブレコーダーを選ぶことをおすすめします。 自分の運転を見直せる ドライブレコーダーの記録映像を見て、自分の運転が適切か確認できます。 ドライブレコーダーには、車外だけでなく車内の映像も撮影できるものがあります。 車内も撮影できるドライブレコーダーを用いれば、運転後に、なかなか自分では気づけない運転のくせを客観的に確認でき、運転技術を向上できるでしょう。 常に録画・録音されていることを意識することで、安全運転意識も向上します。 事実、運転初心者や高齢者、社用車を運転する会社員に向けた教育に、ドライブレコーダーが有効活用されています。 ドライブレコーダーの種類 ドライブレコーダーには大きく分けて以下の3種類があります。 一体型 カメラとモニターが一体化されているのが、「一体型」ドライブレコーダーです。 一体型ドライブレコーダーは、カメラとモニターが一体になっているので、配線が少なく、他の種類より比較的簡単に設置できます。ドライブレコーダーは一体型が主流なので、多くのモデルから好きなものを選べます。 自分でドライブレコーダーを取り付けたい人に特におすすめです。 分離(セパレート)型 「分離(セパレート)型」は、カメラとモニターが分かれているドライブレコーダーです。 カメラが独立しているため、他の種類よりもコンパクトで、フロントガラスの視野をほとんど妨げません。モニターもコンパクトなので、操作しやすい場所に設置したり、目立たない場所に設置したりと、自由に配置できます。 ただし、ドライブレコーダーのカメラを設置できる範囲は、フロントガラスの上側20%以内、またはフロントガラスの下側150mm以内と法律で定められていることに注意してください。 小ぶりであることを活かして、法律の範囲内で好きな箇所にカメラとモニターを設置したい人におすすめです。 ミラー型 「ミラー型」は、ルームミラーに装着する、もしくはルームミラーと一体化したドライブレコーダーです。 ルームミラーに後付けできるタイプと、ルームミラーの取り付けアームごと取り換えるタイプがあります。 運転席からの視野を妨げず、内装の雰囲気がほとんど変わらないのが利点です。ルームミラーと一体化したタイプの内、タッチパネルを採用しているモデルであれば、ルームミラーをタッチしてドライブレコーダーを直感的に操作できます。 モデルによっては、ルームミラーを動かすとドライブレコーダーのカメラも動いてしまいます。毎回カメラの視野を確認する手間がかかることを念頭に置いておきましょう。 少しでも視野を広く持ちたい人や、内装にこだわりがある人におすすめです。 まとめ ドライブレコーダーの機能や種類、取り付ける利点を解説しました。 映像や音声をドライブレコーダーで記録しておけば、事故やあおり運転、駐車場でのトラブルに遭ったときに、証拠として利用できます。自分の運転を見直して、運転技術を向上することもできます。 ドライブレコーダーには、一体型、分離(セパレート)型、ミラー型といった様々な種類があるので、それぞれの特徴を念頭に置いて、自分の好きなものを選びましょう。 ぜひ本記事を参考に、ドライブレコーダーの装着を検討してください。 -
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2023.09.23
車が融雪剤で錆びる?対処方法を解説!
みなさまは、車が融雪剤で錆びる可能性があることをご存じでしょうか。 山形のような雪国では、安全に雪道を車で走行するために、融雪剤は欠かせません。しかし、融雪剤対策を十分にしないと、車に錆が発生して、車の不調や環境汚染につながることがあります。 本記事では、融雪剤の概要や弊害、融雪剤対策を解説します。 融雪剤とは?効果や主成分を紹介 融雪剤の効果や主成分を解説します。 雪を溶かす その名の通り、融雪剤は雪を溶かすはたらきがあります。 雪が溶ける理由は、融雪剤の主成分である塩化カルシウムや塩化ナトリウムにより、水が凍る温度(融点)が下がる「凝固点降下」と呼ばれる現象が起きるためです。 また、雪が溶けるときに溶解熱が発生し、さらに周りの雪を溶かします。 凍結を防止する 融雪剤には、路面の凍結を防止する効果もあります。 塩化カルシウムや塩化ナトリウムによって水の融点が下がるので、気温が0℃以下でも、道路の水が凍結しにくくなります。 車が錆びる?融雪剤の弊害 融雪剤が車や人に与える影響を解説します。 車が錆びる 車の金属部品が錆びやすくなることが、融雪剤の弊害の一つです。 塩化カルシウムや塩化ナトリウムを含む水分が金属に付着すると、酸化=錆びが進行します。道路に散布された融雪剤は、車で走行中にタイヤに撒き上げられ、特にボディ下部に多く付着します。 融雪剤が付着した瞬間に、車に錆が発生する訳ではありません。しかし、車の金属部に融雪剤が付着したまま放置すると、錆が発生し進行するでしょう。 錆が進行すると、マフラーやボディ下部の部品に穴が開き、エンジン内部のオイルやフィルターを通過する前の排気ガスが漏れ出て、車の不調や環境汚染につながります。 車以外に、道路付近の構造物に融雪剤が付着して錆が発生することも問題視されています。ただ、融雪剤はコストや利便性に優れているため、多くの地域で使われ続けているのが現状です。 触ると皮膚炎を起こす可能性がある 融雪剤は、車だけでなく人にも影響を及ぼします。 融雪剤は水に溶けて発熱するので、融雪剤に触ってから手を洗わずに放置すると、皮膚炎になることがあります。融雪剤に触ったら、すぐに洗い流すことが大切です。 融雪剤への対処法と錆びないようにする予防法 融雪剤が付着したときの対処法、融雪剤が付着しても影響を最小限に抑える方法を解説します。 洗車して融雪剤を洗い流す 融雪剤が車に付着したときは、早めに洗車しましょう。 融雪剤が付着した瞬間に錆が発生する訳ではありません。融雪剤が車に付着したときは、よく洗車して融雪剤を洗い流し水分を拭き取れば、錆の発生を防げます。 融雪剤が付着したら、1週間以内に洗車することをおすすめします。 融雪剤が付着することが多いマフラーやホイール、ボディ下部は、特に念入りに洗車することが重要です。 ボディ下部を念入りに洗車するには、洗車専門店や洗車機の下回り洗浄、コイン洗車場の高圧洗浄機が有効です。また、高圧洗浄機を所有していれば、上向きに散水できる器具をホースに取り付けて、自宅で下回りを念入りに洗えます。 高圧洗浄機を用いて洗車する場合は、カメラやセンサーなどの電装部品、ゴム部品の破損を防ぐため、高圧洗浄機の水をそれらに直接当てないように気を付けましょう。 車をジャッキアップすれば、より丁寧に下回りを洗浄できます。ジャッキは平坦で硬い場所で使い、ぐらつきがないか確認してから洗浄作業を始めましょう。 洗車後は、十分に水分を拭き取りましょう。融雪剤を洗い流せても、水分が付着したまま放置すると細かな傷から水が侵入し、錆が発生します。ただし、ボディ下部の水分を拭き取るのは難しいかもしれません。ホイールやマフラーなど、無理なく手が届く範囲で構わないので、乾いたタオルで十分に水分を拭き取りましょう。 前述した通り、融雪剤が皮膚に付着すると、炎症が起きる可能性があります。手袋や長靴、汚れてもいい服を着用してから洗車作業を始めましょう。融雪剤が皮膚に付着したときは、速やかに水で洗い流してください。 コーティングする 融雪剤による錆の発生を防ぐために、コーティングするのも有効です。 ディーラーやコーティング専門店で、ボディ下部にアンダーコート(防錆塗装)をしてもらいましょう。コーティングすることで、車に融雪剤が付着しても金属部にまで融雪剤が浸透せず、錆の発生を防げます。 車の大きさによりますが、コーティング費用は2万円前後です。 冬場に冷たい水での洗車作業は辛く、場合によっては水が凍結して十分洗車できないこともあります。雪が降る前の9~10月頃に、コーティングしておくことをおすすめします。 車のボディ下部は特に、飛び石でコーティングが剝がれやすいので、1~2年ごとにコーティングし直すことが大切です。 まとめ 融雪剤の概要や弊害、融雪剤対策を解説しました。 融雪剤に含まれる塩化カルシウムや塩化ナトリウムにより、水の融点が下がり雪を溶かす一方で、車が錆びることがあります。 車に融雪剤が付着したら、特にボディ下部を十分に洗車することが大切です。ボディ下部にコーティングするのもおすすめです。 ぜひ本記事を参考にして、融雪剤対策を十分に施し、車に錆が発生するのを防ぎましょう。 -
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2023.09.01
ワイパーからの異音を放置するのは危険!原因と対策を解説
みなさまは運転中、ワイパーを動かした際に不快な音が聞こえたことはありますか。 ワイパーから音が鳴るのは、ワイパーの不調の現れです。そのまま使い続けると、肝心な時にワイパーが動かず、視界不良に陥るかもしれません。 この記事では、ワイパーから鳴る音の原因や対処法を解説します。ワイパーから音が鳴ったときに適切に対処してできるよう、この記事を参考にしてください。 ワイパーから鳴る音とは ワイパーから鳴る音はどんな音か、放置するとどうなるか解説します。 ワイパーから鳴る音はどんな音? ワイパーに異常があると、ワイパーを動かした際に「キュキュ」、「ガガ」、「ズズ」といった不快な音がします。ワイパーが滑らかに動かず、引っかかるためです。 音が鳴っているワイパーを放置するとどうなる? 音が鳴っているワイパーをそのまま使い続けると、ワイパーが十分に効かなくなり、雨水や汚れを拭き取れず、視界不良になるかもしれません。特に豪雨の際に視界が悪いと、事故につながる恐れがあります。 また、音が鳴っているワイパーを放置すると、ワイパーが破損したり、ワイパーの寿命が縮まったりする可能性があります。ワイパーを使いたいときに動かせないと、やはり視界不良になり事故につながるかもしれません。 ワイパーから音が鳴る原因 ワイパーから音が鳴る原因をいくつか解説します。 ワイパーゴムの劣化 ワイパーゴムは、雨風や紫外線にさらされ続けると劣化し、硬化、変形、ひび割れなどが発生します。ゴムが劣化したワイパーは滑らかに動かず、音が鳴ります。 ワイパーゴムの汚れ ワイパーゴムに砂埃や花粉といった異物が付着し堆積すると、ワイパーが滑らかに動きません。ワイパーが引っかかるように動き、音が鳴ります。 ワイパー部品の取り付け不良 外部からの衝撃によって、ワイパーゴムやワイパーアーム、ワイパーブレードといったワイパーを構成する部品の取り付けに異常が生じると、ワイパーがスムーズに動かず、音が出ます。 ワイパー部品のゆがみ 経年による劣化や積雪の重さによってワイパー構成部品にゆがみが生じると、ワイパーがスムーズに動きません。引っかかるようにワイパーが動き、不快な音が鳴ります。 フロントガラスの撥水処理 フロントガラスの撥水コーティングが不均一だと、ワイパーが滑らかに動かず、音が鳴ります。 また、ワイパーゴムが撥水コーティングに対応していない場合、やはりワイパーが滑らかに動きません。ワイパーのゴムとガラスのコーティングが過度に擦れ合い、音が鳴ります。 ワイパーから鳴る音の対策 ワイパーから鳴る音の対策をいくつか解説します。 ワイパー部品の交換 劣化したワイパーゴム、ワイパーブレードを新品に交換しましょう。自分でも簡単に交換可能ですし、不安な方はカー用品店に依頼してもよいでしょう。 炭素微粒子をワイパーのゴムに付着させた「グラファイトラバー」は、雨水を拭き取る能力はそのままで、摩擦が小さいのでワイパーの音が鳴りにくい特長があります。グラファイトラバーはフロントガラスのコーティングとも相性が良く、滑らかに動きます。 また、日頃からワイパーゴム、ワイパーブレードを掃除するのも大切です。忘れがちですが、洗車の際はワイパーもキレイにすることをオススメします。 ワイパーアームの調整 ワイパーアームに異常がある場合は、カー用品店やディーラーに相談して、ワイパーアームを調節してもらいましょう。調節できないほどワイパーアームが劣化・破損していたときは、交換が必要です。 ワイパーアームの部品代は、1本につき約2,000~4,000円、調節・交換工賃は約1,000円が相場です。 フロントガラスの掃除 フロントガラスの汚れやコーティングが原因な場合、掃除をしてみてください。ワイパーが滑らかに動くようになり、音が鳴らなくなるでしょう。 フロントガラスの汚れや油膜を、水で濡らして絞ったタオルで十分に拭き取りましょう。タオルでは除去し切れないときは、車用のガラスクリーナーを使ってください。 フロントガラスの撥水性がなくなったら、再び撥水コーティングをしましょう。コーティングにムラがあると、ワイパーの音が鳴るかもしれません。自分でうまく均一にできないときは、専門店にコーティングを依頼することをおすすめします。 まとめ ワイパーから鳴る音の原因や対処法を解説しました。 ワイパーの劣化や変形、フロントガラスの不均一な撥水コーティングなどが原因となり、ワイパーから不快な音がします。音が鳴るワイパーを放置して使い続けると、視界不良による事故につながるかもしれません。 ワイパーから音が鳴ったら、速やかに原因を突き止めて、対処することが大切です。 ぜひこの記事の内容を覚えておいて、ワイパーから音が鳴ったときに適切に対応してください。 -
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2023.08.19
スタッドレスタイヤの特徴とは?ノーマルタイヤとの違いや注意点を解説
みなさまは、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いはご存じでしょうか。 スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤと比べて雪道や凍結路に適している反面、冬以外では使いにくいデメリットもあります。 この記事では、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いや、スタッドレスタイヤのメリット・デメリット、スタッドレスタイヤに関するQ&Aを解説します。 この記事の内容を頭の片隅に置いておいて、適切にスタッドレスタイヤを扱いましょう。 スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違い スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いを解説します。 溝の深さ スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤよりも深い溝が刻まれています。一般的に、ノーマルタイヤの溝は約8mmに対し、スタッドレスタイヤの溝は約10mmです。 スタッドレスタイヤが雪道や凍結路でも滑りにくいのは、深い溝のおかげです。深い溝の効果により、スリップの原因である、薄い膜となった水をかき出します。 また、タイヤには「サイプ」という細かい溝も刻まれています。スタッドレスタイヤにはノーマルタイヤよりも多くのサイプが刻まれていることも特徴です。多くのサイプによって摩擦抵抗を生み出しつつ、スリップの原因である氷上の薄い水膜を吸い上げ、雪道や凍結路を十分にグリップします。 一方、ノーマルタイヤは溝が浅い分、スタッドレスタイヤより摩擦抵抗が少なく、舗装路ではスムーズな走行が可能です。また、雨に濡れた路面の、分厚い水膜の上でもスリップしにくいように、水はけの良いサイプが採用されています。 ゴムの材質 タイヤの素材であるゴムは、低温になると硬化する特徴があります。 硬くなってしなやかさを失い摩擦力が低下したタイヤを使い続けると、雪道や凍結路でスリップして大事故につながるかもしれません。真冬の低温でもゴムのしなやかさを保てるように、スタッドレスタイヤには柔らかめのゴムが採用されています。 また、摩耗しても凹凸が再出現するゴムを採用したスタッドレスタイヤもあります。 一方で、ノーマルタイヤには硬めのゴムが採用されており、気温が高い夏場でも変形やゆがみが少ないのが特徴です。硬めのゴムを採用している分、タイヤが摩耗しにくいのもメリットです。 スタッドレスタイヤのデメリット スタッドレスタイヤは雪道や凍結路でスリップしにくいのが特長ですが、デメリットもあります。スタッドレスタイヤのデメリットを解説します。 冬以外はスタッドレスタイヤは適していない 雪道や凍結路以外は、スタッドレスタイヤは適していません。 スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいので、ノーマルタイヤよりも早く摩耗します。また、暑い夏の道路を走行する際は、タイヤが熱によって変形し、最悪の場合、バーストする恐れがあります。 タイヤが摩耗して溝が減ったときに現れる「スリップサイン」を小まめに目視確認しましょう。 残りの溝が1.6mmになったときにスリップサインが現れます。1か所でもスリップサインが出現したときは、4本すべてのタイヤが摩耗している可能性が高いので、4本すべてのタイヤを新品に交換することを推奨します。スリップサインが出たタイヤは、車検に合格しません。 スリップサインが出ていなくても、長期間使用していると偏摩耗やゆがみ、ひび割れが発生して、制動力が低下したりバーストしたりする可能性があります。 ノーマルタイヤは走行距離5万km、スタッドレスタイヤは走行距離1万kmが交換の目安の走行距離です。 濡れた路面での走行が危険 雪道や凍結路ではスリップしにくいスタッドレスタイヤは、濡れた路面での走行には適していません。 スタッドレスタイヤは細かいサイプが多く刻まれているため、毛細管現象により薄い水膜を吸い上げる能力は高いですが、雨に濡れた路面の多くの水は吸い上げ切れません。ノーマルタイヤよりも水はけが悪い分、「ハイドロプレーニング現象」が起きやすい傾向にあります。 ハイドロプレーニング現象とは、タイヤと路面の間に水の膜ができ摩擦力が無くなる現象です。ハイドロプレーニング現象が起きると、ハンドルやブレーキが効かなくなり、事故につながる恐れがあります。 寿命が短い スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも寿命が短いこともデメリットです。 タイヤは経年や紫外線によりしなやかさが失われ、グリップ力の低下やバーストにつながります。スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりもゴムが柔らかいので、摩耗しやすく、寿命が短めです。 スリップサインが出ておらず走行距離が短くても、ノーマルタイヤは約5年、スタッドレスタイヤは約3年を目安に新品と交換しましょう。タイヤの側面に記載されている製造年月を見て、寿命を確認してください。 スタッドレスタイヤに関するQ&A スタッドレスタイヤに関するQ&Aをいくつか紹介します。 スタッドレスタイヤを装着するのはいつ? 冬が到来する少し前にスタッドレスタイヤに交換することをおすすめします。 初雪が降ってから交換しようと思っても、お店が混んでいたり、自車に適したサイズのスタッドレスタイヤが売り切れていたりするかもしれません。また、雪が降っていなくても、気温が3℃以下になると、路面が凍結し始めます。 初雪や道路の凍結し始めは、北海道だと10月頃、東北地方では11月頃、関東地方以南は12月頃です。 雪道や凍結路を走行するのに間に合うように、初雪や道路の凍結し始めの1か月前を目安に、余裕を持って交換しましょう。 スタッドレスタイヤの交換方法は? スタッドレスタイヤの交換は、自分でも簡単にできますし、お店に頼むのもよいでしょう。 工具を持っていない方、自分で交換するのが不安な方は、タイヤ専門店やディーラー、カー用品店などに依頼して交換してもらいましょう。お店によっては、タイヤを保管してくれたり、不要なタイヤを処分してくれたりするので便利です。 自分で交換する場合は、事前にタイヤの装着方向を確認してください。新品ではないスタッドレスタイヤを装着する際は、溝が十分残っているか、ひび割れがないか、劣化していないか確認しましょう。 十字レンチやフロアジャッキといった適切な工具を使ってタイヤを交換した後、空気圧を測定し、不足していたら適切な空気圧になるよう空気を入れてください。 スタッドレスタイヤの保管方法は? タイヤのゴムは、紫外線によって劣化が早まります。 日光が当たらない屋内での保存が望ましいですが、困難な場合は、カバーをかけて、可能な限り雨風にさらされない場所に保管してください。 スタッドレスタイヤでもチェーンが必要? 通行する道路にチェーン規制が敷かれた場合は、スタッドレスタイヤであっても、チェーンを装着しなければなりません。 走破性が高い昔ながらの金属製のチェーン以外にも、ワンタッチで簡単に取り外しできる便利な非金属製チェーンも市販されています。念のため、冬場はチェーンを車内に積んでおきましょう。 駆動輪だけスタッドレスタイヤにしてもいい? 走行時の挙動が乱れる恐れがあるので、四輪すべてスタッドレスタイヤにしましょう。 また、このとき銘柄は揃えるのがオススメです。銘柄が違うとタイヤの性能も異なり、走行に違和感が出るかもしれません。 まとめ スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いや、スタッドレスタイヤのデメリット、スタッドレスタイヤに関するQ&Aを解説しました。 雪道や凍結路で滑りにくいスタッドレスタイヤは、冬以外には適していません。 路面が凍結する心配のない春から秋にかけては、ノーマルタイヤにすることをオススメします。 -
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2023.08.03
雪国でも快適に運転できる軽自動車は?おすすめ車種をご紹介!
みなさまは、雪道でぬかるみにはまって立ち往生したり、スリップしてヒヤリとしたりした経験はありますか。雪道に適した車種を選ぶことで、事故のリスクを減らし、快適に運転できます。 この記事では、雪国で快適に運転できる軽自動車の特徴やおすすめ車種、運転の注意点を解説します。 雪道でも安心して運転できる車種を探している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 雪国でも快適に運転できる軽自動車の特徴 雪国でも快適に運転できる車の特徴に、駆動方式が4WDであること、最低地上高が高いこと、車体重量が軽いことが挙げられます。 それぞれの特徴を詳しく解説します。 駆動方式が4WD 駆動方式が4WDの車は、雪道を走破する性能が高い特徴があります。 真冬になると、深い雪やぬかるみにはまって立ち往生する車が多く見られます。4WDは前輪・後輪どちらも動かせるので、二駆の車より脱出しやすいです。 凍結した道路はタイヤが滑りやすく、非常に危険です。4WDならば、タイヤが空転しても、4つのタイヤのうちどれかが路面を十分にグリップしてくれるかもしれません。 スリップして車をコントロールできなくなる危険性を減らすためにも、4WDを選ぶと安心でしょう。 最低地上高が高い 最低地上高が高いことも、雪道で立ち往生しないために重要です。 雪が押し固められると、なかなか除雪できないほどの凹凸や、氷の塊が発生することがあります。 最低地上高が高ければ、雪道の凹凸や氷の塊にボディの底をぶつけたり乗り上げたりするリスクが低くなるため、快適に運転できるでしょう。 軽自動車の多くは最低地上高が150mm以下です。150mm以上の最低地上高を目安として選ぶことをおすすめします。 車体重量が軽い 車体重量が軽いことも、雪道を走行するうえで重要なポイントです。 滑りやすい路面では、車体重量が重いと、制動距離が長くなったり、スリップしたときの距離が長くなったりする危険性が高まります。スピンしたときも、大きく回転します。 軽自動車は、そもそも車体重量が軽いものばかりですが、軽い車種を選ぶと良いでしょう。 雪国でおすすめの軽自動車3選 雪国でおすすめの軽自動車を3つ紹介します。 スズキ ジムニー スズキのジムニーは、雪道に強い特徴を持った人気車種です。 「パートタイム4WD」を採用しているため、舗装道路では2WD、雪道や未舗装道路では高速4WD、ひどいぬかるみではパワーの高い低速4WDと使い分けられます。最低地上高が205mmと高いこともポイントです。 「ブレーキLSDトラクションコントロール」により、空転した車輪にだけブレーキをかけて、他の車輪も空転することを防げます。 新車で購入すると何か月も納期がかかるほど人気があるため、中古または新古車で見つけられたら幸運でしょう。 スズキ ハスラー スズキのハスラーも、雪道で快適に運転できる特徴を多く持っています。 各グレードに、4WD車が用意されており、最低地上高は180mmと高めです。「スノーモード」をオンにすれば、雪道やアイスバーンといった滑りやすい路面で、発進時や加速時にタイヤの空転を抑え、スムーズな走行が可能です。 片方のタイヤがぬかるみにはまって空転したときに、空転していないタイヤに駆動力を集中して脱出する「グリップコントロール」機能が採用されています。 ダイハツ タフト ダイハツのタフトもおすすめの軽自動車です。 2WD車だけでなく4WD車も各グレードにラインナップされています。最低地上高は190mmと高めです。 「グリップサポート」機能により、空転した片方のタイヤにブレーキをかけ、もう片方のタイヤに駆動力を伝えて、凍結路やぬかるみでの発進や加速をサポートします。 雪道での運転の注意点 雪国に適した車種を選んでも、雪道には多くの危険があります。雪道での運転の注意点をいくつか解説します。 スピードを出し過ぎない 雪道ではスピードを出し過ぎないようにしましょう。 凍結路や雪道ではタイヤのグリップ力が低下するので、止まりたくても止まれないことがあります。雪道では法定速度の80%程度で走行することをおすすめします。 早めにブレーキを踏む ブレーキを早めにゆっくりと踏むことも大切です。 スタッドレスタイヤやブレーキの性能が年々高まっていますが、通常の道路と同じようには停止できません。エンジンブレーキを利用してゆっくり減速しつつ、ブレーキを使うときは早めに踏みましょう。 急発進・急停止を避ける 急発進や急停止といった「急」の付く操作は避けることが重要です。 凍結した路面や雪道では、タイヤのグリップ性能が大きく低下します。急発進や急停止をするとタイヤが滑ったりロックしたりして、スリップする恐れがあります。 ゆっくりとした運転を心掛けましょう。 車間距離を普段より長めに空ける 車間距離を普段より長めに空けましょう。 路面が滑りやすいので、車間距離が短いとブレーキをかけても減速しきれず、前の車に追突するかもしれません。また、後ろの車に追突されたときの玉突き事故を防ぐ効果もあります。 普段の2倍は車間距離を空けることをおすすめします。 裏道の通行を避ける 雪が多く積もったときは特に、裏道の通行を避けましょう。裏道は十分に除雪されていないことがあり、雪にはまって立ち往生する恐れがあります。 可能な限り大きな通りを走行してください。 まとめ 雪国で快適に運転できる軽自動車の特徴やおすすめ車種、運転の注意点を解説しました。 4WDで、最低地上高が高く、車両重量が軽い車種ならば、雪道でも快適に運転できるでしょう。スピードを抑えたり、車間距離を長めに空けたりすることが大切です。 気になる車種がある方は、ぜひお店でチェックしてみてください。 -
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2023.07.24
真夏でも快適に過ごそう!車の暑さ対策を紹介!
夏場の運転でつらい思いをした方は多いでしょう。車内の温度は高くなりやすいので、十分に対策しないと熱中症になる恐れがあります。 真夏の車内の暑さ、少しでも軽減したいですよね。 この記事では、簡単にできる暑さ対策や、暑さ対策グッズ、夏場の運転の注意点を紹介します。ぜひこの記事を参考にして、真夏でも快適に運転しましょう。 簡単にできる真夏の車内の暑さ対策 その場で簡単にできる暑さ対策をいくつか紹介します。 エアコンをかけながらドアと窓を開放する 真夏に車に乗り込むときは、エアコンをかけながら、ドアと窓を開放しましょう。 エンジン始動したてはエアコンが効きにくいこと、車内に熱気がこもっていることから、乗車後しばらくは温度が下がりません。 少しでも早く車内の温度を下げるために、ドアと窓を開けて熱気を車外に追い出しながら、エアコンから冷気が出るのを待ちましょう。 ボディに水をかける 外に水道とホースがあれば、車に水をかけましょう。 金属製のボディは、直射日光に当てられ続けると非常に高温になります。ボディが高温になると、車内の温度も上がります。 ボディに水をかければ車内の温度が下がるので、不快な暑さが和らぎます。 暑さ対策に便利なグッズ 暑さ対策に便利なグッズをいくつか紹介します。 サンシェード サンシェードは、フロントウィンドウやリアウィンドウに取り付けて、車内に直射日光が当たらないようにするシートです。 特にダッシュボードやシートは直射日光で高温になりやすいので、サンシェードは非常に有効です。直射日光による日焼けも防げます。 日光を反射する銀色や白色のアルミ製サンシェードをおすすめします。吸盤タイプのサンシェードならば、誰でも簡単に取り外せるため便利です。 断熱フィルム 断熱フィルムは、窓ガラスに貼り付けて使うフィルムで、車内に入る日光を遮断します。 透明もしくは黒色のフィルムが一般的です。透明のフィルムでも、赤外線や紫外線をカットしてくれるものが多く市販されています。濃い色のフィルムは、日光を遮る効果がより高いだけでなく、プライバシーの保護の役割もあります。 万が一の事故の際にガラスが飛散するのを防ぐ効果もあります。 道路交通法で、フロントガラス、助手席・運転席の窓は、可視光線の透過率が70%以上でなければならないと規定されているので、規定以上の濃いフィルムを貼らないよう注意が必要です。 DIYでも貼れますが、上手に貼らないと気泡が入り、視界を遮られる可能性があるので、カー用品店やディーラー、専門業者に依頼することをおすすめします。 遮光カーテン 遮光カーテンは断熱フィルムよりも日光を遮る効果が高いことが特徴です。 マグネットや吸盤で簡単に取り付けられます。フロントガラス用の遮光カーテンは非常に少ないので、サンシェードと併用しましょう。 完全に目線を遮れるので、プライバシーを保護する役割もあります。ただ、走行中にフロントガラス、助手席・運転席の遮光カーテンを付けることは違反であることを覚えておきましょう。 車載扇風機 車載用の扇風機があると、車内でも快適に過ごせるでしょう。 シガーソケットから給電するタイプが一般的ですが、モバイルバッテリーで給電できるUSBタイプや、ソーラーパネルで給電できるタイプもあります。 エアコンの風が届きにくい後部座席への取り付けをおすすめします。 ハンドルカバー ハンドルが高温になるのを防ぐために、ハンドルカバーを取り付けるのもおすすめです。 ハンドルは直射日光が当たりやすく、握れないほど高温になりがちです。 アルミ蒸着式のハンドルカバーは、革製やエナメル製のものより遮熱性が高めです。付けっぱなしでも使える、冷感素材のものもあります。 ハンドルカバーほどではありませんが、タオルをかけるだけでも、ハンドルの温度上昇を防ぐ効果があります。 夏場の運転の注意点 夏場の運転の注意点をいくつか紹介します。 小まめに換気する 夏場の運転中は、小まめに換気しましょう。 内気循環にすると効率よく車内の温度を下げられますが、二酸化炭素濃度が上昇し、気分が悪くなる恐れがあります。 一時的に車内温度が上がるかもしれませんが、換気してください。 水分補給をする 水分補給を怠らないようにするのも大切です。 エアコンの効いた車内にいても、直射日光で体力を奪われ、脱水症状になる恐れがあります。 ダッシュボードや金具での火傷 直射日光により高温になったダッシュボードや金具で火傷することがあります。 チャイルドシートの表面やバックルで火傷をする恐れがあるので、幼児を車に乗せるときは、熱くなった部品に触れないよう特に注意しましょう。 まとめ 簡単にできる暑さ対策や、暑さ対策グッズ、夏場の運転の注意点を紹介しました。 サンシェードや遮光カーテン、車載扇風機などがあると、真夏の車内でも快適に過ごせるでしょう。 熱中症や脱水症状だけでなく、車内の部品に触れて火傷することにも注意してください。 この記事の内容を覚えておいて、ぜひ暑さ対策を十分にして、夏場のドライブを楽しみましょう。 -
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2023.07.15
悪天候時の頼れる味方。フォグランプの使い方を紹介!
みなさまは、フォグランプの正しい使い方をご存じでしょうか。 霧が濃かったり雨が激しかったりして視界が悪いときに使うものですが、使い方を誤ると対向車や後続車に迷惑がかかります。 この記事では、フォグランプの適切な使い方や注意点などを解説します。 正しくフォグランプを使うために、ぜひこの記事を参考にしてください。 フォグランプの使い方 フォグランプの使い方とスイッチの場所を解説します。 霧や豪雨のときに使う フォグランプは濃霧や豪雨による視界不良の場面で使います。フォグランプの「フォグ(fog)」は「霧」を意味しているのです。 具体的には、前車のテールランプが見えにくいときには車両後方のフォグランプを、対向車が見えにくいときは車両前方のフォグランプを点灯しましょう。 どちらも、自車の存在を周囲にアピールするために使います。 山形のような北国では夏頃に、内陸部では秋頃に霧が発生しやすい傾向にあります。 時期は異なりますが、どちらも日中の気温が高く、空気に多くの水蒸気が含まれており、夕方から早朝にかけて気温が下がるため、水蒸気が凝結しやすいことが理由です。 また、盆地では霧が発生することがよくあります。 日中、山頂で暖められた湿気を含んだ空気が、夜間に冷えて斜面に沿って落ちていき、盆地にたまっていくからです。 周囲を山々で囲まれた山形市街を周囲の山頂から見ると、雲海のようになっていることもあります。 霧が多い地域では、フォグランプが装備されていれば安心感が高まるでしょう。 フォグランプのスイッチはどれ? フォグランプのスイッチは、ヘッドライトのスイッチと同様に、ウインカーレバーにあることが多くあります。フロントパネルに設置されている車種もあります。 ランプを表す半円から、光を表す3本の直線が出て、霧を表す1本の波線を貫いた絵が、フォグランプのマークです。 似たようなマークが2つある場合、3本の直線が斜め下を向いているものは前方のフォグランプ、3本の直線が水平方向のものは後方のフォグランプです。 霧が濃いときにいざフォグランプを付けようと思って手元の操作に夢中になっていると、事故につながる恐れがあります。 使用頻度は少ないかもしれませんが、戸惑わないようにスイッチの場所を覚えておきましょう。 フォグランプを使うときの注意点 フォグランプを使うときの注意点をいくつか解説します。 ヘッドライトの代わりに使ってはいけない フォグランプをヘッドライトの代わりに使ってはいけません。 道路交通法第52条には、夜間はヘッドライトを点灯しなければならないと規定されています。 前方のフォグランプは、ヘッドライトよりも下方向を強く照らします。遠くを照らすわけではないので、前方の歩行者や障害物に気づかず、事故につながるかもしれません。 危険なので、フォグランプをヘッドライトの代わりに点灯するのはやめましょう。 対向車への配慮が必要 道路運送車両の保安基準第30条に、フォグランプで他の交通を妨げてはいけないと定められています。対向車に配慮して、適切にフォグランプを使いましょう。 霧が出ていないにもかかわらず前方のフォグランプを点灯すると、対向車の運転手の目をくらまして、事故につながるかもしれません。 また、後方のフォグランプは直進性があり非常に明るいため、後続車の迷惑になりやすいといえます。決して晴れの日の夜間に点灯してはいけません。 霧が濃いときでも、自分がまぶしいと感じたのなら、対向車もまぶしいと感じているはずです。 対向車とすれ違うときはフォグランプを一時的に消すことをおすすめします。 自分の車にフォグランプが取り付けられていないとき 自分の車にフォグランプが取り付けられておらず、濃霧のときに困った経験がある方もいるかもしれません。 フォグランプを取り付けなくても、法的に問題ないのでしょうか。 フォグランプの取り付けのルールと、後付けの方法について解説します。 フォグランプは取り付けなくてもいい フォグランプの取り付けは必須ではありません。 道路運送車両の保安基準第33条には、自動車の前面に前部霧灯(フロントフォグランプ)を、第37条には、自動車の後面に後部霧灯(リアフォグランプ)を備えることができると記されています。 近年は、フォグランプが取り付けられていない車も多くあります。照射範囲を制御できるLEDライトが増えているためです。 ただ、霧が多い地域に住んでいる方ならば、フォグランプがあるに越したことはないでしょう。 フォグランプを後付けできる? フォグランプの装着がオプションで用意されている車種ならば、後付け可能です。 自身でDIYして取り付けられますが、取付位置や角度、ランプの明るさが道路運送車両の保安基準で細かく決められています。 保安基準に反すると車検に通らないので、ディーラーやカー用品店、整備工場に依頼するのをおすすめします。 5,000~1万円程度の工賃で取り付けてもらえるでしょう。 まとめ フォグランプの適切な使い方や注意点などを解説しました。 フォグランプは、濃霧や豪雨による視界不良のときに、自車を周囲にアピールするために使いましょう。ヘッドライトの代わりに使ってはいけません。 フォグランプが無くても構いませんが、後から取り付けることも可能です。 ぜひこの記事の内容を覚えておいて、適切にフォグランプを使いましょう。 フォグランプの付いている車が気になった方は、ぜひお店でチェックしてみてください。