酒田のレトロ洋食店「キッチンはっとり」地元民が通い続ける名店で心もお腹も満たされよう

酒田市亀ヶ崎にある「キッチンはっとり」は、昭和の香りが色濃く残る、どこか懐かしい雰囲気の洋食店。こじんまりとした店舗ながら、昼時になると駐車場はすぐに満車になるほどの人気ぶり。長年にわたって地元の人々に愛され続けてきた名店には、地域に根ざした温かさと、丁寧に作られた料理への信頼があります。今回はそんな「キッチンはっとり」で味わえる魅力的なランチメニューの数々を、食レポ風にたっぷりご紹介します。
アットホームな空間でいただく、あたたかな手作りランチ

お店のドアを開けると、カウンター6席に小上がり2卓、さらに奥には座敷スペースも完備された落ち着いた店内が広がります。どこか懐かしい、昭和の食堂のような雰囲気が漂い、はじめてでも緊張感なく過ごせるアットホームな空間。ご近所さんや常連客が次々と訪れ、店主ご一家が手際よく対応する様子にもほっこりとした温かさを感じます。小上がりや座敷席があるので、子ども連れの家族でも気兼ねなく利用できるのも嬉しいポイントです
定番人気「かつ丼」はボリューム満点で優しい味わい

「キッチンはっとり」といえば、まず試したいのが「かつ丼」です。厚みのある豚肉は脂身のバランスが絶妙で、柔らかくジューシーな食感が特徴です。珍しくほうれん草がトッピングされているのも嬉しい驚き。甘めの出汁が衣にしっかり染み込み、優しい味わいで家庭的なぬくもりを感じさせてくれます。一見、ボリュームは控えめに見えるものの、サラダ・赤味噌ベースのお味噌汁・漬物2種までセットで付いてくるので、お腹はしっかり満たされる満足感の高い一品です。
焼肉丼やオムライスも見逃せない!昔懐かしい味が勢ぞろい


ランチメニューはどれもお手頃価格ながら、しっかりと作り込まれた品ばかり。たとえば「焼肉丼」は、甘辛いタレで炒めた豚肉がたっぷりご飯の上に乗っていて、どんどん箸が進む一杯。食べ終わったあとは自然と笑顔になってしまう満足感です。
また、昔ながらの「オムライス」もファンの多いメニューのひとつ。ふわとろ系ではなく、しっかり焼かれた薄焼き卵で包まれたクラシックスタイルで、ほんのり甘く香ばしいケチャップライスとのバランスが絶妙です。副菜も充実していて、自家製ドレッシングがかかったサラダや赤だしのみそ汁付き。子どもの頃に食べた記憶がよみがえるような、どこか懐かしい味わいにほっとします。
【イチオシ】大満足の「日替わりランチB」—味もボリュームも申し分なし!

数あるメニューの中でも、ぜひおすすめしたいのが「日替わりランチB」。この日は、エビフライ・肉料理・魚のフライ・サラダという豪華な盛り合わせ。見た瞬間に「わあっ」と声が出るほどのボリューム感です。
・エビフライ
ブラックタイガーに細かめのパン粉をまとわせたエビフライは、衣はサクッ、海老はプリッとした食感で存在感抜群。タルタルソースをたっぷりつけてどうぞ。
・魚フライ
サクサクのアジフライは、脂がのっていてふんわりジューシー。タルタルとレモンの組み合わせが絶妙で、思わずもう一枚欲しくなる味わいです。
・肉料理
アルミホイルで包まれたトマトソース煮込みの肉料理は、ナイフがスッと通るほど柔らかく、噛むほどに旨味が広がります。そしてその下には、なんとナポリタンが隠れているというサプライズ!香ばしく炒められたスパゲッティが、箸休めというより立派な一品です。
・漬物・ご飯・味噌汁
小鉢に添えられた漬物は、自家製と思しき優しい味わい。彩りのよいたくあんときゅうりの浅漬けは、ほどよい塩加減で口直しにもぴったりです。ご飯は地元・庄内産のササニシキを使用し、赤味噌仕立てのわかめ汁とともにいただけば、心もお腹も満たされる満足の一膳に。これだけ揃って1,050円というコストパフォーマンスにも驚かされます。
地元民に長年愛される、”通いたくなる”洋食店
どのメニューを頼んでも“はずれなし”の「キッチンはっとり」。どこか懐かしく、でもしっかりと作り込まれた味わいに心がほっとします。小上がりや座敷席があるので、子ども連れのファミリーにもおすすめ。昭和の喫茶店風の空間で、落ち着いて食事ができるのも魅力です。肩ひじ張らずにおいしいものを食べたい、そんな気分のときにはぴったりのお店。酒田を訪れる機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてください。
今回紹介した施設情報
住所:山形県酒田市亀ケ崎6丁目8−21
電話番号:0234-247689
営業時間:ランチタイム 11:00~14:30
ディナータイム 17:00~20:45
定休日:月曜日
駐車場:5台分あり
アクセス:酒田駅から 車で約9分
鶴岡駅から 車で約28分