ターボとは一体なに?軽自動車に搭載されるメリットを紹介
軽自動車を選ぶとき「ターボ付き」という記載を見たことがありませんか?
ターボと聞くとなんだか速そうだとイメージできると思いますが、具体的に仕組みやメリットは知らない方も多いかもしれません。
そこで今回は、ターボの仕組みとメリット・デメリット、必要なメンテナンスを紹介します。
ターボ付きの軽自動車とは?
ターボについて、まずは仕組みとなぜパワフルなのか解説します。
ターボとは空気を送り込む機械
ターボは排気ガスを排出する力でタービンを回し、エンジンに多くの空気を送り込む機械のことです。
エンジンはガソリンを燃やしてパワーを生み出しています。一度に燃やすガソリンの量を増やせばそれだけパワーが出ますが、燃やすには酸素が必要です。
酸素をよりたくさんエンジンに送り込むために、排気ガスを使ってタービンを動かす機械であるターボを使っているということです。
軽自動車はターボと相性が良い!
軽自動車は排気量が660cc以下と決められています。
限られたエンジンの大きさでパワーを出す、つまり多くのガソリンと空気を燃やそうと思うと、補助的にターボを使うのが適しているのです。
軽ターボ車のメリット・デメリット
軽ターボ車のメリット・デメリットを紹介します。
軽ターボ車のメリット
ターボ車のメリットは何と言っても「パワーがある」ところです。
ノンターボの軽自動車を運転したことがある方は、上限人数である4人乗っていたり荷物を多く載せていたら上り坂での加速が悪いと感じたことがありませんか?
ターボを搭載してパワーがある軽自動車は上り坂でもグイグイ登っていきます。
また、平坦な道でも加速がいいので、高速道路でも周囲の流れに乗りやすくなります。
軽ターボ車のデメリット
ノンターボ車と比べて、ターボ車のデメリットは以下の3つです。
・燃費が悪くなる
・値段が高い
・エンジンオイルの交換頻度があがる
スズキ・ハスラーの上位グレードであるXとXターボを例にして比較してみます。
燃費のカタログ値でXは25.0km/L、Xターボ車は22.6km/Lと、ターボ車の方が2.4km/L燃費が悪いです。
Xの車両本体価格は1,538,900円〜、Xターボは1,639,000円〜と、ターボ車の方がおよそ10万円高価に設定されています。
また、オイルの交換時期はノンターボであるXは走行距離1万kmあるいは6ヶ月ごと、Xターボは走行距離5,000kmあるいは6ヶ月ごととされています。
小さなエンジンがターボにより高負荷がかかっているため、オイル交換の頻度が増えるというイメージです。
軽ターボ車を買うときは新車または新古車がおすすめ!
ターボの軽自動車を購入するときは、新車または新古車をおすすめします。
ターボの装置そのものはエンジンの近くにあり、その温度は何百度と非常に厳しい条件で動いています。
ターボは10万kmは壊れませんが、それはエンジンオイル交換を適切にしている場合です。
手入れをされていないターボ車はもっと寿命が短いため、新車または新古車の方が安心でしょう。
ターボ車は大人数で乗れる軽自動車が欲しい方におすすめ!
ターボがどのようなものなのか、メリット・デメリットについて解説しました。
ターボを装備するとコスパが悪くなりますがパワーがあるため、4人+荷物が乗った軽自動車でも坂道をグイグイ加速できます。
4人で乗ったり高速道路を走ることが多い方には、軽自動車ターボをおすすめします!