最近の軽自動車はなぜ高い?理由を解説!お手頃なおすすめ車種も!
軽自動車といえば、街乗りに最適な気軽に購入できる車というイメージでしたが、ひと昔前に比べると高価格になりました。
軽自動車はなぜどんどん値上がりしているのか、どんな車が高価格なのかを解説します。
また、現在でもお手頃な価格で購入できる軽自動車と、反対に高価格で高性能な軽自動車をご紹介します。
購入をご検討の車とぜひ照らし合わせてみてください。
軽自動車はなぜ高くなったのか?
軽自動車が高価格になった理由をいくつか解説します。
安全に対する規制が厳しくなった
社会的な安全意識の高まりから、カメラやレーダーにより前方の車や歩行者を検知してブレーキが作動する衝突被害軽減ブレーキや、周囲の明るさを検知して自動でライトをオンオフするオートライト機能などを新車に搭載することが義務化されました。
メーカーの企業努力による安全機能の高性能化は喜ばしいことでもありますが、自動車の価格は必然的に上がってしまいます。
値段重視から機能重視になっていった
世の中のニーズに応えて、自由自在にアレンジできるシートやパワースライドドア、運転支援システムなど、機能や装備が充実した車種が増えてきました。
デジタル機器の発展によってできることも増え、非常に便利になった分、価格が上乗せされます。
原材料費が増加した
原材料費が高騰することで、自動車製造のコストもかさんでいます。
特に大きな影響を与えているのが、原油価格の高騰です。
プラスチック部品や化学製品などの原油を原材料としたものだけでなく、車に必要不可欠な金属部品も、加工に必要な燃料費が高騰することによって値上がりしています。
また、現在の車の多くに搭載されているデジタル制御機器も、半導体の高騰により高額になっています。
軽自動車の値段の歴史
20年以上前ならば100万円あれば新車で軽自動車が購入できましたが、現在は様々なオプション費用を考慮すれば200万円を超えることも珍しくありません。
昔の軽自動車に少し触れたのち、現在でも100万円以下で購入できる軽自動車をご紹介します。
反対に、本体価格が200万円オーバーの軽自動車もご紹介します。
なんと過去には新車で47万円の車も!
1979年5月に発売となった初代アルトは、なんと新車で47万円という低価格で大ヒットしました。
当時の軽自動車の価格帯は60万円程度だったのですが、ベニヤ板で作った後部座席、電動モーターのない手押しポンプ式ウィンドウウォッシャーなど、極端なまでのコストカットにより低価格を実現しました。
今でも、実は新車で100万円以下の車もある
スズキ アルト
スズキのアルトは、本体価格が新車で約95万円(タイプA・2WD)という100万円を切るお手頃な価格で購入できるモデルです。
低価格とはいえ、車線逸脱警報機能やふらつき警報機能などの「スズキ セーフティ サポート」が標準装備されているため、安全面でも安心です。
また、減速時のエネルギーを利用して発電・充電してくれる「エネチャージ」により、25.2km/Lという低燃費を実現した車なので、購入後の維持費もお手頃です。
ダイハツ ミライース
ダイハツのミライースは、本体価格が新車で約92万円(タイプB “SA Ⅲ”・2WD)という低価格のモデルです。
衝突回避支援ブレーキや誤発進抑制などの「スマートアシストⅢ」という安全先進機能が装備されています。
軽量化と空気抵抗の低減により、25.0km/Lの低燃費を実現しました。
200万円オーバーの軽自動車
ホンダ N-BOX
ホンダのN-BOXは、最上位モデルは225万円(N-BOX Custom L・ターボ コーディネートスタイル・4WD)という200万円超えの車です。
ゆったりと広い車内はとても快適で、こだわりの詰まった細かな収納は使いやすく便利です。
ブラウンカラーを基調とした内装はエレガントな印象です。
日産 ルークスハイウェイスター
日産のルークスハイウェイスターの最上位モデルの本体価格は、約200万円(Gターボ アーバンクロム プロパイロットエディション)です。
自動で車間距離を調節したりカーブのハンドル操作を補助してくれる「プロパイロット」機能を装備しており、高速道路での長時間のドライブを快適にしてくれます。
衝突回避アシスト機能や移動物検知機能などの安全装備もフル装備されています。
軽自動車は高くならざるを得ない
軽自動車が高くなった理由と、お手頃・高価格それぞれのおすすめ軽自動車をご紹介しました。
多機能化や原材料費の高騰によって軽自動車は高くならざるを得ません。
しかし、安全性や快適性が上がっているのは間違いなく、ユーザーにとって好ましいことです。
気になる車があれば、ぜひお店に足をお運びください。