軽自動車の維持費ってどれくらい?節約する方法も解説
軽自動車は車両価格だけでなく維持費も安いといわれていますが、具体的にどのくらい費用がかかるのでしょうか。
車を所有していれば維持費は必要不可欠とはいえ、少しでもお手頃に済ませたいところです。
この記事では、軽自動車の維持費の種類と価格をご説明します。
また、維持費の節約方法をいくつかご紹介しますので、少しでも出費を抑えるために参考にしてみてください。
軽自動車の維持費の種類
いくつかある軽自動車の維持費の種類をご紹介します。
自動車税
自動車税は毎年4月1日時点で車を所有している場合に支払う必要のある税金です。
自家用乗用軽自動車の場合、10,800円の税金がかかります。
新規登録後13年超となるとさらに加算され、12,900円かかります。
普通車の場合はさらに高額で、最も安い排気量1000cc以下のコンパクトカーでも25,000円という軽自動車の2倍以上の税金がかかります。
燃料代
車が走行するのにかかせない燃料代は、維持費の中でも大きな割合を占めています。
軽自動車のほうが普通車よりも車両重量が軽いため、燃費が良い傾向にありますが、それでも負担は大きいです。
燃料代は使用状況によって差が出てしまいますが、以下の式で概算を求められます。
年間の燃料代(円) = 年間走行距離(km) ÷ 燃費(km/L) × 燃料代(円/L)
例えば、年間走行距離10,000km、燃費15km/L、燃料代160円/Lとすると、年間の燃料代はおおよそ107,000円と算出されます。
保険料
法律で加入が義務付けられている自賠責保険と、自賠責保険ではカバーできない箇所を補う自動車保険(任意保険)の2種類があります。
特に任意保険は、以前は軽自動車のほうが安価な傾向にありました。
しかし、近年は軽自動車の車両価格が上昇していることもあり、軽自動車と普通車との保険料の差が小さくなってきました。
補償内容によりますが、相場は月々3,000~1万円程度です。
車検費用
車検は新車購入時から3年目に一度受け、その後は2年に一度受けなければなりません。
その際に、車検そのものの代金だけでなく自動車重量税と自賠責保険料も支払う必要があります。
自動車重量税は車両重量に比例して加算されるので、軽自動車が最も安価に済みます。
車検の業者にもよりますが、軽自動車で総額6〜10万円程度、コンパクトカーで総額8〜12万円程度かかります。
その他
その他にかかる費用として、ローン返済、駐車場代、メンテナンス代、有料道路通行料が挙げられます。
ローンの返済額は借入額や返済年数によりますが、月々2〜5万円程度が一般的です。
駐車場代は場所によっては月々数千円で済みますが、都心では5〜6万円かかることも少なくありません。
メンテナンス代には、洗車費用やオイル交換代、トラブルがあった際の修理代が含まれます。年間3万円程度が見込まれます。
軽自動車の場合、高速道路の1kmあたりの料金は普通車の2割引になります。
一部割引対象外の道路もありますが、軽自動車はお得に有料道路を利用できます。
軽自動車の維持費、実際はどのくらい?
「2022年全国カーライフ実態調査」(ソニー損保)によると、ボディタイプ別に見れば軽自動車は維持費が最も安く、1ヵ月あたりの車の維持費(保険料、燃料代、駐車場代、メンテナンス代等のことで、税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)は平均12,800円でした。
最も高いセダンタイプは月平均17,000円でした。
税金や車検費用等を加えると、軽自動車の維持費は年間20〜30万円程度かかります。
ローンの返済がある場合や車検が必要な年にはさらに加算されます。
軽自動車の維持費を節約する方法
軽自動車の維持費を節約する方法をいくつかご紹介します。
固定費の見直し
駐車場代金や保険料、車検費用などの自動車の維持に必須な固定費を見直すことで、維持費を節約できます。
特に保険料は補償内容によって月々の支払いが大きく変わります。
保険は車両保険を付けると、付けない場合と比較して倍近い値段になるケースもあります。
また、車検費用は依頼先によって差があるため、安価で信頼できる業者を見つけられれば、大きく節約できます。
燃費の良い走行をする
燃費の良い走行をすることで燃料費を節約できます。
具体的には、クリープ現象を利用してゆっくり発進し、停止時は急ブレーキを避けることで燃費が良くなります。
この運転方法を心掛けることで安全運転にもつながります。
燃費の良い車に乗る
軽自動車は普通車に比べて燃費が良いことが多いですが、より燃費性能に優れた車を選ぶのもひとつの手です。
最新車種は旧車種に比べて燃費性能が改善されているだけでなく、安全性や快適性も向上しており、燃費と走行性能が両立している車も少なくありません。
また、燃費や排ガス性能が優れた対象車を選べば、エコカー減税により自動車重量税を減免できます。
まとめ
軽自動車にかかる維持費の種類と価格、その節約方法をご紹介しました。
少しでも維持費を抑えて気軽に運転ライフを楽しみましょう。
乗り換えをご検討の際はぜひ当店で実車を見てみてください!