ETC車載機の取付はどうすればいい?取付方法をご紹介!
みなさまの車にETC車載器は付いていますか。
高速道路出口での面倒な支払い作業をする必要がなく、道路料金の割引もあるため、ETCは非常に便利です。
ETC車載器をお店で取り付けてもらうのが一般的ですが、DIYで取り付けることも可能です。
この記事では、ETC車載器の種類、取り付け方、セットアップについて解説します。
ETC車載器を新たに取り付けようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
ETCの種類
外付け可能なETC車載器には大きく分けて2つの種類があります。
それぞれの特徴を解説します。
アンテナ一体型ETC車載器(2ピースタイプ)
アンテナ一体型ETC車載器は、アンテナと本体が一体となったものです。
車載器本体とETCカードの2つで構成されているため、2ピースタイプとも呼ばれます。
コンパクトで配線が少ないため、簡単に取り付けられるのがメリットです。
ただし、電波を受信しやすいようにインパネ付近に設置しなければならず、本体が目立ってしまうのが欠点です。
アンテナ分離型ETC車載器(3ピースタイプ)
アンテナ分離型ETC車載器は、アンテナと本体が分離したタイプです。
アンテナ、本体、ETCカードで3ピースタイプとも呼ばれます。
運転席の足元やセンターコンソール付近などに取り付けられ、本体が目立たないのがメリットです。
ただ、アンテナと本体両方の配線をする必要があるため、取付作業が多少煩雑です。
ETCとETC2.0の違い
ETCがバージョンアップしたものがETC2.0です。
ETC2.0には、従来のETCの機能に対して、高速道路からの一時退出や、渋滞情報や事故情報の活用といった機能が追加されています。
現状、従来のETCは使えますが、セキュリティの問題により2030年頃に使えなくなる可能性があります。
DIYでのETCの取り付け方
DIYでETCを取り付ける方法を解説します。
作業を始める前にETCの取扱説明書をよく読んで、作業中にケガをしないように気を付けて臨みましょう。
1.ヒューズボックスの位置確認
車の取扱説明書を参照して、ヒューズボックスの位置を確認してください。
多くの場合、運転席の足元、ダッシュボード、グローブボックスなどの近くにあります。
2.電源の取り出し
ヒューズボックスを見つけたら、車の取扱説明書を見て、ACC(アクセサリー)電源と常時電源を探します。
多くのETC車載器は、ACC電源と常時電源、またはACC電源のみを必要とします。
車載器の取扱説明書を読んで確認しましょう。
必要な電源ヒューズが見つかったら、ヒューズプライヤーやラジオペンチを用いてヒューズを抜き取ります。
抜き取った箇所に、ETCの電源ケーブルを取り付けてください。
ACC電源と常時電源を間違えないように注意しましょう。
また、アース線も忘れずに取り付けてください。
多くの場合、キックパネルの裏にアースを取り付けられるボルトがあります。
3.ETC車載器本体の取付
ETC車載器本体を、付属の両面テープを用いて取り付けます。
アンテナ一体型の場合、受信環境の良いインパネ付近に取り付けましょう。
アンテナ分離型の場合、車外から見えないように運転席の足元、センターコンソール、グローブボックス付近に取り付けることをおすすめします。
4.アンテナの取付
3ピースタイプならば、アンテナも両面テープで取り付けます。
アンテナの位置、向き、角度に不備があるとETCゲートが開かない恐れがあるため、取扱説明書をよく読んで確認しましょう。
ドライブレコーダーのカメラやブレーキアシストのセンサに干渉しないように気を付けてください。
フロントガラスに貼られている検査標章類に重なってもいけません。
5.ETC車載器本体とアンテナの接続
アンテナを取り付けたら、アンテナのコードを外から見えないように収納します。
フロントガラスと天井の間にアンテナのコードを沿わせて押し込んでください。
必要に応じて左右どちらかのピラーカバーを外し、中にアンテナのコードを入れましょう。
このとき結束バンドで他のコードと一緒にアンテナのコードをまとめることをおすすめします。
アンテナを取り付けたら、ETC車載器本体とアンテナを接続します。
6.ETC車載器本体への電源接続、通電確認
ETC車載器本体を固定したら、本体と電源ケーブルをつなぎます。
ACC電源と常時電源を間違えないように接続してください。
本体と電源ケーブルをつないだら問題なく通電しているか確認します。
ACCの位置まで車のキーを回すか、ブレーキを踏まずに車のスタートボタンを押すと車の電源が付きます。
ETC車載器の電源が付けば問題ありません。
お店でのETCの取り付け方
DIYでETC車載器を取り付けるのは難しそうだと感じた方は、お店で取り付けてもらいましょう。
カー用品店やディーラーで購入して、そのまま取り付けてもらうことが一般的です。
インターネット通販で購入したものを持ち込んでもいいでしょう。
取付工賃は5,000~10,000円程度で、1~2時間で取り付けてもらえます。
後述するETC車載器のセットアップのために一度はお店に訪れなければならないため、買ったお店でそのまま取付とセットアップをしてもらうのが効率的です。
<h2>ETC車載器のセットアップ</h2>
ETC車載器を取り付けても、すぐには使用できません。
セットアップという作業が必要です。
登録店でのセットアップが必須
ETC車載器を取り付けた後に、登録店でのセットアップが必要です。
ETCのセットアップとは、ETC車載器に車種や車のナンバーといった車両情報を登録することです。
登録された情報をもとに、高速道路利用料金が請求されます。
セットアップ作業は、自身ですることはできません。
カー用品店やディーラーに依頼してセットアップをしてもらいましょう。
セットアップのみの施行には約30分の時間を要し、2,000~3,000円程度の料金がかかります。
お店が忙しい場合は待ち時間もあるので、時間に余裕があるときに依頼したり、事前予約することをオススメします。
セットアップに必要なもの
セットアップを依頼するために、運転免許証と車検証が必要です。
車の所有者以外が申し込む際には、委任状を求められます。
まとめ
ETC車載器の種類、取り付け方、セットアップについて解説しました。
アンテナ一体型のETC車載器であれば、アンテナ分離型のものよりもDIYで簡単に取り付けられます。
ETC車載器を取り付けてもセットアップをしないと利用できないため、お店に依頼してセットアップしてもらってください。
DIYでの取付に高いハードルを感じた方は、お店で取付と同時にセットアップまでしてもらいましょう。
新たにETC車載器の取付が必要になったときは、この記事を参考に、DIYでの取付にチャレンジしてはいかがでしょうか。