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スタッフブログBlog
スタッフブログ 2023.08.19

スタッドレスタイヤの特徴とは?ノーマルタイヤとの違いや注意点を解説

スタッドレスの特徴

みなさまは、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いはご存じでしょうか。

スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤと比べて雪道や凍結路に適している反面、冬以外では使いにくいデメリットもあります。

この記事では、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いや、スタッドレスタイヤのメリット・デメリット、スタッドレスタイヤに関するQ&Aを解説します。

この記事の内容を頭の片隅に置いておいて、適切にスタッドレスタイヤを扱いましょう。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違い

スタッドレスの特徴

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いを解説します。

溝の深さ

スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤよりも深い溝が刻まれています。一般的に、ノーマルタイヤの溝は約8mmに対し、スタッドレスタイヤの溝は約10mmです。

スタッドレスタイヤが雪道や凍結路でも滑りにくいのは、深い溝のおかげです。深い溝の効果により、スリップの原因である、薄い膜となった水をかき出します。

また、タイヤには「サイプ」という細かい溝も刻まれています。スタッドレスタイヤにはノーマルタイヤよりも多くのサイプが刻まれていることも特徴です。
多くのサイプによって摩擦抵抗を生み出しつつ、スリップの原因である氷上の薄い水膜を吸い上げ、雪道や凍結路を十分にグリップします。

一方、ノーマルタイヤは溝が浅い分、スタッドレスタイヤより摩擦抵抗が少なく、舗装路ではスムーズな走行が可能です。また、雨に濡れた路面の、分厚い水膜の上でもスリップしにくいように、水はけの良いサイプが採用されています。

ゴムの材質

タイヤの素材であるゴムは、低温になると硬化する特徴があります。

硬くなってしなやかさを失い摩擦力が低下したタイヤを使い続けると、雪道や凍結路でスリップして大事故につながるかもしれません。真冬の低温でもゴムのしなやかさを保てるように、スタッドレスタイヤには柔らかめのゴムが採用されています。

また、摩耗しても凹凸が再出現するゴムを採用したスタッドレスタイヤもあります。

一方で、ノーマルタイヤには硬めのゴムが採用されており、気温が高い夏場でも変形やゆがみが少ないのが特徴です。硬めのゴムを採用している分、タイヤが摩耗しにくいのもメリットです。

スタッドレスタイヤのデメリット

スタッドレスの特徴

スタッドレスタイヤは雪道や凍結路でスリップしにくいのが特長ですが、デメリットもあります。スタッドレスタイヤのデメリットを解説します。

冬以外はスタッドレスタイヤは適していない

雪道や凍結路以外は、スタッドレスタイヤは適していません。

スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいので、ノーマルタイヤよりも早く摩耗します。
また、暑い夏の道路を走行する際は、タイヤが熱によって変形し、最悪の場合、バーストする恐れがあります。

タイヤが摩耗して溝が減ったときに現れる「スリップサイン」を小まめに目視確認しましょう。

残りの溝が1.6mmになったときにスリップサインが現れます。1か所でもスリップサインが出現したときは、4本すべてのタイヤが摩耗している可能性が高いので、4本すべてのタイヤを新品に交換することを推奨します。スリップサインが出たタイヤは、車検に合格しません。

スリップサインが出ていなくても、長期間使用していると偏摩耗やゆがみ、ひび割れが発生して、制動力が低下したりバーストしたりする可能性があります。

ノーマルタイヤは走行距離5万km、スタッドレスタイヤは走行距離1万kmが交換の目安の走行距離です。

濡れた路面での走行が危険

雪道や凍結路ではスリップしにくいスタッドレスタイヤは、濡れた路面での走行には適していません。

スタッドレスタイヤは細かいサイプが多く刻まれているため、毛細管現象により薄い水膜を吸い上げる能力は高いですが、雨に濡れた路面の多くの水は吸い上げ切れません。ノーマルタイヤよりも水はけが悪い分、「ハイドロプレーニング現象」が起きやすい傾向にあります。

ハイドロプレーニング現象とは、タイヤと路面の間に水の膜ができ摩擦力が無くなる現象です。ハイドロプレーニング現象が起きると、ハンドルやブレーキが効かなくなり、事故につながる恐れがあります。

寿命が短い

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも寿命が短いこともデメリットです。

タイヤは経年や紫外線によりしなやかさが失われ、グリップ力の低下やバーストにつながります。
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりもゴムが柔らかいので、摩耗しやすく、寿命が短めです。

スリップサインが出ておらず走行距離が短くても、ノーマルタイヤは約5年、スタッドレスタイヤは約3年を目安に新品と交換しましょう。タイヤの側面に記載されている製造年月を見て、寿命を確認してください。

スタッドレスタイヤに関するQ&A

スタッドレスの特徴

スタッドレスタイヤに関するQ&Aをいくつか紹介します。

スタッドレスタイヤを装着するのはいつ?

冬が到来する少し前にスタッドレスタイヤに交換することをおすすめします。

初雪が降ってから交換しようと思っても、お店が混んでいたり、自車に適したサイズのスタッドレスタイヤが売り切れていたりするかもしれません。
また、雪が降っていなくても、気温が3℃以下になると、路面が凍結し始めます。

初雪や道路の凍結し始めは、北海道だと10月頃、東北地方では11月頃、関東地方以南は12月頃です。

雪道や凍結路を走行するのに間に合うように、初雪や道路の凍結し始めの1か月前を目安に、余裕を持って交換しましょう。

スタッドレスタイヤの交換方法は?

スタッドレスタイヤの交換は、自分でも簡単にできますし、お店に頼むのもよいでしょう。

工具を持っていない方、自分で交換するのが不安な方は、タイヤ専門店やディーラー、カー用品店などに依頼して交換してもらいましょう。お店によっては、タイヤを保管してくれたり、不要なタイヤを処分してくれたりするので便利です。

自分で交換する場合は、事前にタイヤの装着方向を確認してください。新品ではないスタッドレスタイヤを装着する際は、溝が十分残っているか、ひび割れがないか、劣化していないか確認しましょう。

十字レンチやフロアジャッキといった適切な工具を使ってタイヤを交換した後、空気圧を測定し、不足していたら適切な空気圧になるよう空気を入れてください。

スタッドレスタイヤの保管方法は?

タイヤのゴムは、紫外線によって劣化が早まります。

日光が当たらない屋内での保存が望ましいですが、困難な場合は、カバーをかけて、可能な限り雨風にさらされない場所に保管してください。

スタッドレスタイヤでもチェーンが必要?

通行する道路にチェーン規制が敷かれた場合は、スタッドレスタイヤであっても、チェーンを装着しなければなりません。

走破性が高い昔ながらの金属製のチェーン以外にも、ワンタッチで簡単に取り外しできる便利な非金属製チェーンも市販されています。念のため、冬場はチェーンを車内に積んでおきましょう。

駆動輪だけスタッドレスタイヤにしてもいい?

走行時の挙動が乱れる恐れがあるので、四輪すべてスタッドレスタイヤにしましょう。

また、このとき銘柄は揃えるのがオススメです。銘柄が違うとタイヤの性能も異なり、走行に違和感が出るかもしれません。

まとめ

スタッドレスの特徴

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いや、スタッドレスタイヤのデメリット、スタッドレスタイヤに関するQ&Aを解説しました。

雪道や凍結路で滑りにくいスタッドレスタイヤは、冬以外には適していません。

路面が凍結する心配のない春から秋にかけては、ノーマルタイヤにすることをオススメします。

     

鈑金のモドーリー