軽自動車に白ナンバーを取り付けられる?手続きの方法を解説
近年、白いナンバープレートを装着した軽自動車を見かけたことのある人も多いでしょう。
普通車とまったく同じ白ナンバーの装着はできませんが、特別仕様の白ナンバーであれば軽自動車に装着できます。
本記事では、軽自動車に白ナンバーを取り付けるメリットとデメリット、手続きの方法を解説します。
軽自動車に白ナンバーを取り付けるメリット
特別仕様の白ナンバーであれば、軽自動車にも取り付けられます。
軽自動車に白ナンバーを取り付けるメリットは主に以下の3つです。
・周囲と差別化できる
・寄付ができる
・記念になる
それぞれの内容を解説します。
周囲と差別化できる
黄色ナンバーの軽自動車に特別な白ナンバーを取り付ければ、周囲と差別化できます。
ボディカラーによっては黄色ナンバーが目立ちすぎることもありますが、白ナンバーならばどんな車にも馴染みます。
寄付ができる
特別なナンバープレートを購入することで、さまざまな団体に寄付が可能です。
全国版図柄入りナンバープレートは、通常版はモノクロですが、交付金と共に1,000円以上の寄付をすればフルカラー版が手に入ります。
寄付金は、交通事故の削減、あらゆる人の移動円滑化、観光振興、環境負荷の軽減などに活用されます。
ほかに、地方版図柄入りナンバープレートや大阪・関西万博ナンバープレートでも寄付をすればフルカラー版を入手可能です。
記念になる
貴重な特別仕様ナンバープレートを購入することで、記念になります。
過去には「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」や「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」が発行されました。
2023年11月現在では販売されていない、貴重なナンバープレートです。
今後も、日本で国際的なイベントが開催される際に、特別仕様ナンバープレートが発行されると思われます。
通常、車を買い替えたり、廃車にしたりすると、不正利用を防ぐためにナンバープレートを返納しなければなりません。
しかし、軽自動車検査協会に依頼すれば、不正に流用できないようにナンバープレートに穴を開けてもらえ、ナンバープレートを所有し続けられます。
軽自動車に白ナンバーを取り付けるデメリット
軽自動車に白ナンバーを取り付けるデメリットに、以下の2点が挙げられます。
・交換費用がかかる
・普通車と間違われる可能性がある
それぞれ解説します。
交換費用がかかる
軽自動車に装着できる特別仕様の白ナンバーは、通常の軽自動車の黄色ナンバーよりも交換費用が高額です。
希望番号でなくてもよければ、通常の黄色ナンバーは1,500円前後で交付されます。
希望番号のナンバープレートを入手するためには、地域差がありますが、通常の黄色ナンバーならば、4,000円前後かかります。
一方で特別仕様ナンバーの取得にかかる費用は、やはり地域差がありますが、番号を希望する・しないにかかわらず、約7,000円~10,000円です。
普通車と間違われる可能性がある
軽自動車に白ナンバーを取り付けると、白ナンバーが標準的に装着されている普通車と間違われる可能性があります。
高速道路の料金所で普通車と間違われると、軽自動車よりも高額な普通車用料金を請求されるでしょう。
料金所のスタッフに軽自動車と間違われた場合は、自車が軽自動車であることを伝えてください。
車両情報が自動で判別されるETCであれば、間違われることはありません。
白ナンバーを取り付ける手続きの方法
ナンバーを変更する場合と変更しない場合で、白ナンバーを取り付ける手続きの方法は異なります。それぞれの方法を解説します。
ナンバーを変更しない場合
ナンバーを変更しない場合、以下の方法で白ナンバーを申請し、取り付けます。
1.「図柄ナンバー申込サービス」サイトにアクセスし、申し込む
2.交付手数料、寄付金を支払う(ATM振込、インターネット振込、銀行振込、郵便振替、現金書留)
3.入金確認メール受信を受信したら、交換申請書のダウンロードおよび印刷をする
4.最寄りの軽自動車検査協会事務所にて車検証と交換申請書を確認してもらう
5.近接する予約センターに、それまで使っていたナンバープレートと、確認してもらった交換申請書を提出する
6.新しいナンバープレートを受け取り、取り付ける
ナンバーを変更する場合
ナンバーを変更する場合の白ナンバー申請・取得方法は以下のとおりです。
1.「図柄ナンバー申込サービス」サイトにアクセスし、申し込む
2.交付手数料、寄付金を支払う(ATM振込、インターネット振込、銀行振込、郵便振替、現金書留)
※抽選対象番号の場合は、抽選結果メールを受信し、当選を確認してから支払う
3.入金確認メール受信を受信したら、交換申請書のダウンロードおよび印刷をする
4.予約センターにて希望番号予約証を受領する
5.軽自動車検査協会事務所で以下の書類を提出する
・委任状(代理人が申し込む場合)
・車検証
・希望番号予約済証
・申請書(「図柄ナンバー申込サービス」サイトもしくは軽自動車検査協会で入手可能)
6.予約センターに、それまで使っていたナンバープレートと、確認してもらった交換申請書を提出する
7.新しいナンバープレートを受け取り、取り付ける
まとめ
軽自動車に白ナンバーを取り付けるメリットとデメリット、手続きの方法を解説しました。
特別仕様の図柄入り白ナンバーであれば軽自動車に装着できます。
ナンバープレートで自車を周囲と差別化したい人や、国際イベントの記念ナンバープレートを入手したい人は、白ナンバーとの交換を検討してはいかがでしょうか。