これで安心!高速道路の安全な走り方と重要ポイント
高速道路は一般道路とは異なるルールとマナーが求められる場所です。安全に利用するためには、特に注意が必要です。それらを知らないと知らず知らずに他人に迷惑をかけたり、危険な目に合ってしまう恐れもあります。
この記事では、高速道路を走る際の注意点をまとめ、初心者からベテランドライバーまで、誰でも役立つ情報を提供します。
高速道路に乗る前にチェックするポイント
高速道路に入る前に以下のように車のチェックをして、不測の事態が起こらないようにしてください。
・タイヤの空気圧と状態の確認
・ガソリンの残量確認
・ETCカードと料金の準備
高速で走行するためタイヤの状態が非常に重要です。溝が浅いタイヤや空気圧が不足している場合、スリップやバーストのリスクが高まります。タイヤの適正な空気圧は、運転席ドア内側に記載されているシールに書かれています。ガソリンスタンドで借りられる空気圧ゲージを当て、数値が適正範囲にあるかを確認し、低ければ空気を入れ、高ければ少し抜きます。ゲージの使い方が分からない場合はガソリンスタンドの店員さんに教えてもらいましょう。
高速道路では給油所が限られています。SA・PAのガソリンは下道より1割ほど高価なため、給油をためらってしまいがち。途中でガス欠にならないよう、高速道路に乗る前に余裕を持って給油しておきましょう。
最後に、ETCカードを挿入したことの確認も忘れてはいけません。問題なく挿入されていると、通常ETC車載器やアンテナのランプが青や緑色に点灯します。ランプが点灯していることを確認し、料金所でのトラブルを防いでください。
高速道路を走っているときの注意点
高速道路を走っているときもいくつか注意点があります。
速度を守る
一般的には時速100kmから120kmが上限となっていますが、路面や天候の状況によっては減速が必要です。速度制限の標識を常に確認し、それに従いましょう。また、極端に遅いスピードで走ることは他の車にとって危険です。流れに乗り、一定のスピードを保つように心がけましょう。
追い越し車線と走行車線の使い分け
通常は走行車線(左側)を利用し、追い越しが必要な時だけ追い越し車線(右側)を使います。追い越し後は速やかに走行車線に戻りましょう。追い越し車線を長時間走行すると、後続車の通行を妨げ、事故の原因となることがあります。また、一般的には2km以上走行すると「車両通行帯違反」になり道路交通法違反になっていしまいます。
車間距離を保つ
前の車との距離は時速100kmの場合約100mが適当です。前方の車が道路上の目印を通過した時から、自分の車が同じ目印を通過するまでに2秒以上の時間を空けるようにする「2秒ルール」という方法を用いると、天候や速度に合わせた安全な車間距離を保ちやすくなります。雨天や霧など視界が悪い状況ではさらに車間距離を広げましょう。
合流時にはアクセルを踏み込む
加速車線を利用して本線の速度に合わせながら合流しましょう。合流の際には後方からくる車を確認し、無理な割り込みを避けることが大切です。また、他の車が合流してくる際にはできるだけスペースを作り、譲ることを心がけましょう。
休憩を取る
長時間の運転は疲労を蓄積させ集中力を低下させます。厚生労働省は2時間ごとにSA・PAでの休憩を取ることを推奨しています。2時間たっていなくても、少しでも疲労を感じたらすぐに休むことが事故を防ぐために必要です。
非常時の対処法
車に故障が発生した場合は、ハザードランプを点灯させ、できるだけ左側に寄せて停車し、ガードレールの外など安全な場所に避難しましょう。電話で道路緊急ダイヤル(#9910)に連絡し、もらった指示に従います。携帯道路が使えないときは高速道路に1km感覚で設置してある非常電話を使いましょう。
まとめ
高速道路の安全な走り方と重要ポイントを紹介しました。
高速道路は便利で効率的な移動手段ですが、その分リスクも伴います。事前の準備や基本的なルールの遵守、安全な車間距離の確保など、注意点を押さえておくことで、安全で快適なドライブが可能になります。急がず、落ち着いた運転を心がけ、安全第一で行動しましょう。