ドアバイザーって付けたほうがいいの?後付けできる?

自動車の快適性をアップさせる装備として昔から親しまれてきたドアバイザー。しかし、最近ドアバイザーを装着している車を見かけなくなってきたと思いませんか?その気づきは間違いではなく、近年では装着している車が減ってきています。とはいえ、需要がないわけではありません。人によっては便利なアイテムであることは変わっていないのです。
この記事では、なぜドアバイザーを付ける車が減っているのか、どんなメリットがあるのか、どうやって取り付けたらいいのかを解説します。
ドアバイザーとはなにか、どんなメリット・デメリットがあるのか

ドアバイザーは車のサイドウィンドウ上部に取り付けられる樹脂製のパーツです。悪天候のときに少し窓を開けて換気するとき、雨が車内に入らないようにガードする役割があり、日本の高温多湿な気候に適した装備として普及してきました。サイドバイザーや雨除けとも呼ばれ、特に梅雨時期には重宝される装備とされています。
ドアバイザーのメリット
ドアバイザーの主な役割は少し窓を開けても車内に雨が入らないようにブロックすること。つまり、雨天時の換気が可能になるメリットがあります。小雨程度なら窓を3〜5cm開けても雨の侵入を防げ、空気の入れ替えができるため車内の環境改善に効果的です。閉めっぱなしで悪くなった空気のほか、タバコや食べ物のニオイで不快になった空気も追い出すことができます。
窓を少し開けていても外からの視線を遮りやすいため、駐車するときプライバシーを守りつつ車内温度を調整できるという利点があります。
ドアバイザーのデメリット
メリットもありますが、コストとメンテナンス面でデメリットもあります。コスト面では新車オプション時で2万円前後の追加費用が必要となり、後付け時も同程度のコストがかかります。メンテナンス面では、本体と窓の間に汚れが溜まりやすく、清掃が手間である点や、経年劣化による変色や劣化の可能性があることも課題です。
人によってはデザイン面でも苦手という声もあります。欧州車はドアバイザーが付いていないことがほとんど。そのため、ドアバイザーが付いていると典型的な日本車のデザインという印象を受け、外国車のデザインが好きな方には不評という現状があります。
ドアバイバーが減少傾向にある背景はいくつかある

近年のドアバイザー装着率が低下している要因はいくつか考えられます。まずは技術の進化です。車の防臭・換気機能の向上などで窓を開ける機会が少なくなりました。
ライフスタイルの変化も大きな要因です。たばこを吸わない方が増えたこと、飲食店が簡単に見つかるようになったため車内で飲食する機会が減ったこと、エアコンを常に使うようになって窓開ける頻度が減ったことなどが影響しています。
さらに、デザイン志向の変化も見逃せません。よりスポーティーでスタイリッシュなデザインへの嗜好が強まり、欧州車風な見た目の流行したことも装着率低下の要因でしょう。
ドアバイザー取り付け・取り外し

ドアバイザーを取り付ける車は減っているとはいえ、ライフスタイルに依ってはまだまだ需要があります。子どもがお菓子を食べたがる家庭、たばこを吸う家庭、ペットを載せる家庭などにはぴったりです。
ドアバイザーの取り付けは、車を購入するときにオプションとして選択する方法と、後からカー用品店やネット通販で購入して取り付ける方法があります。オプションであれば装着完了した状態で納品されます。後付けの場合は、カー用品店で取り付けを依頼することもDIYで取り付けることも可能で、純正品以外の選択肢もあります。
取り外しについては、プロに依頼する場合とDIYの二通りの方法があります。DIYでの取り外しもそれほど難しくはありませんが車体へ傷をつける可能性があるので、できればプロに依頼することをおすすめします。には十分な注意が必要です。
まとめ

ドアバイザーは日本の気候や使用環境に適した実用的な装備ですが、車の進化やライフスタイルの変化により、その必要性は個人の使用状況によって大きく異なるようになりました。車内で飲食をする方、たばこを吸う方などは装備しても悪くないでしょう。メンテナンス性やデザイン面での課題はありますが、人によってはまだまだ需要のある価値のある装備といえますね。