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スタッフブログBlog
スタッフブログ 2025.04.10

山形の匠とトヨタ自動車がコラボ!自動車の再利用にまつわるあれこれ

近年、どんなことにも環境への配慮が求められる中、自動車業界でも「リサイクル(再利用)」や「アップサイクル(新たな価値を付加したうえでの再利用)」に注目が集まっています。そんな中、山形の匠トヨタ自動車がタッグを組み、自動車の再利用に新たな風を吹き込んでいます。このコラボレーションは、環境への配慮だけでなく、伝統技術の活用という点でも大きな意義があります。

山形といえば、金属加工や木工といった高度な職人技で知られる地域。その技術が自動車の再利用とどのように融合しているのか、そして自動車全般における一般的な再利用方法についても紹介します。

山形の匠とトヨタの取り組み

山形の匠の技術が活きる分野

山形県は、古くから金属加工や木工技術が盛んな地域として知られています。例えば、溶かした高温の金属を型に流し込んで冷やして固めた「鋳物(いもの)」の技術は、全国的にも高い評価を得ています。こうした精密な加工技術は、自動車部品のリメイクやアップサイクルにも大いに活用できるのです。

トヨタ自動車のサステナブル戦略

トヨタ自動車は、環境への負荷を減らすためにサステナブル(持続可能)戦略を推進しています。例えば、車両の約90%が再利用可能になるように設計されており、使用済み部品の回収・リサイクルも積極的に行っています。また、トヨタは廃棄物ゼロを目指し、製造工程で発生する廃材のリサイクルにも取り組んでいます。

コラボの目的と具体的な内容

山形の匠とトヨタのコラボは、伝統工芸品と自動車廃材を掛け合わせ新たな価値を作ることで地域社会への貢献を目指す活動の一環として生まれました。トヨタの再利用技術と山形の高度な加工技術を掛け合わせることで、従来のリサイクルだけでは生み出せない付加価値の高い製品が誕生しています。

今回のコラボは、トヨタが山形鋳物の菊地保寿堂がタッグを組み、自動車のブレーキ廃材を再利用した急須、冷酒器を製作しました。菊地保寿堂は山形鋳物の伝統技術を活かして繊細なデザインを実現。急須や冷酒器の表面は天空に舞う雲をイメージした藍色に銀のチップを散りばめ、シンプルながらも上品な風合いに仕上げられています。

ブレーキ類は大きな摩擦熱に耐えられる熱に強い素材が使用されます。そのため、再利用の難易度が高いという難点がありますが、そこをトヨタの技術と山形の匠が解決し、アップサイクルを実現したということです!

自動車を再利用する一般的な方法

自動車の再利用はトヨタに限らず自動車業界全体で推進されています。車を購入するとリサイクル券も同時に購入する必要があります。軽自動車だと7,000円~16,000円のリサイクル料を支払ったことを証明するもので、車の購入時に手に入ります。

そんな車の再利用は、たとえば以下の方法で行われています。

金属や樹脂の再資源化

自動車の約70%は鉄やアルミなどの金属でできています。廃車になった車は解体され、金属部分はスクラップとして再利用されます。鉄は再溶解されて新しい製品に生まれ変わり、アルミは軽量化が求められる自動車部品に再利用されることが多いです。

バンパーも丁寧に塗装をはがされ、粉砕、溶解、成型を経て再度バンパーなど樹脂部品に生まれ変わります。

廃車部品のリビルド・リユース

エンジンやトランスミッションなどの主要部品は、リビルド(再生修理)して復活します。また、状態の良いパーツはそのままリユース(再利用)され、他の車の修理部品として使用されます。これにより、新品部品の製造コスト削減や資源の節約が可能になります。

廃タイヤのリサイクル

廃タイヤは、主に2つの方法で再利用されています。

燃料としての再利用:セメント工場などで代替燃料として使用されることが多いです。
ゴム製品への再生:粉砕してゴムチップに加工され、防音材やゴムマットなどに再利用されます。

まとめ

山形の匠とトヨタ自動車のコラボレーションは、単なるリサイクルにとどまらず、伝統技術と最新技術の融合によって新しい価値を生み出しています。この取り組みは、環境への配慮だけでなく、地方の技術継承にも大きく貢献しているのです。

今後も、このようなコラボが増えることで、自動車再利用はさらにおもしろく、環境にやさしくなることでしょう。私たちも、自動車のリサイクルやアップサイクルに注目し、持続可能な社会づくりに貢献していきたいですね。