お参りにも新様式 荘内神社の花手水で心清めて
鶴岡市の中心に鎮座する荘内神社。昨年からSNSを中心に話題になっているのが花手水(はなちょうず)です。
手水とは神様にお参りをする際に手などを洗って清めるために用意された場所です。ただ、置かれているひしゃくなどは他の参拝客と共有になります。より安心して参拝してもらいたいと考え【きれいなお花を見ることで心を清めてもらう】という意味の花手水を取り入れたそう。
荘内神社の花手水は山形県下最大級です。お花は季節や行事によって変わります。今回伺ったのは3月上旬。桃の節句にちなんで水面は薄桃色のお花でいっぱいです。手を洗うことはできませんが、見ていると美しさに心が落ち着くのが判ります。
荘内神社では地元を元気づけたいという思いからさまざまな行事を開催しています。3月いっぱいは昨年天寿を全うした神社猫【王子】の写真展が開かれています。
王子は枯山水ならぬ枯ニャン水としてTwitterでバズり、全国ネットのテレビ番組にも取り上げられたことのあるマスコット猫です。全国から集まった王子との思い出の写真や実物大の信楽焼きの置物などが展示されていました。
今後は感染対策を実施しながらこどもの日の泣き相撲や七夕の境内ライトアップなどを行う予定だそう。
参拝したらぜひ頂きたいのが御朱印です。通常の御朱印だけでなく、季節ごとの御朱印があります。写真は桃の節句仕様の御朱印。印だけでなく文字も桃色で、気持ちが春めきます。
内神社は鶴ヶ岡城址に鎮座しています。その鶴ヶ岡城と四季、神社ゆかりの和歌を表紙に刺繍されたオリジナル御朱印帳を授けてもらえます。4種類そろえる参拝者もいるというのが頷ける繊細な装丁です。
荘内神社
山形県鶴岡市馬場町4番1号
TEL:0235-22-8100