山形県内のおすすめミュージアム 穏やかな時間を過ごそう
山形は自然豊かな土地ですが、同時に歴史や文化も深いエリアです。
山形の歴史や文化に触れられるのが美術館や博物館。さらに、美術館や博物館は天気に関わらず楽しめるので、季節の変わり目に向いているお出かけスポットといえます。
県内のおすすめ美術館・博物館をご紹介します。
◆山形県郷土館 文翔館
山形を象徴する建造物が文翔館です。県内でもいろいろな場面で写真や外観映像が用いられるので、親しみ深さを覚える山形県民は多いはず。
文翔館は県庁としての役割を終えたのち、10年の歳月をかけて建築当時の状態に復原されました。建物内部は大正ロマンを感じる豪奢な装飾がそこかしこにほどこされています。地元の職人が手作業で作った装飾の中には、紅花やさくらんぼなど県産品のモチーフが隠れているところもあります。
入館料無料なのでふらりと立ち寄ることができます。館内のカフェでは山形産の果物を多く使ったスイーツを頂けます。
住所/山形県山形市旅篭町3丁目4-51
Tel/023-635-5500
開館時間/9:00~16:30
休館日/第1・3月曜日(ただし、祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料/無料
◆山形美術館
山形駅ほど近くに位置する、アクセスの良い美術館です。
山形にゆかりのある美術品を多く所蔵するだけでなく、東北有数のフランス近代絵画美術館としても知られています。さまざまなジャンルの企画展や、山形交響楽団とコラボしたミニコンサートなども開催されることがあります。
住所/山形県山形市大手町1-63
Tel/023-622-3090
開館時間/10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/毎週月曜、年末年始
入館料/一般800円、高校生・大学生400円、小中学生200円
◆山形県立博物館
国宝【縄文の女神】を始めとした、山形県の自然や歴史にまつわる資料が数多く所蔵されている博物館です。
縄文の女神は平成10年に出土、平成24年に国宝指定を受けた土偶です。国内の土偶のほとんどは破損した状態で出土されますが、縄文の女神は大変珍しい完形で出土した土偶です。ヨーロッパ各国や中国へも出展されるほどの美しさと歴史背景を誇ります。化石などに実際に触れることができる体験広場も常設されているので、子どもでも楽しめます。
住所/山形県山形市霞城町1番8号(霞城公園内)
Tel/023-645-1111
開館時間/9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月3日)
入館料/青年300円、学生150円、高校生以下無料
◆伝国の杜 米沢市上杉博物館
城下町米沢や上杉家にまつわる資料や国宝が所蔵されている博物館です。
歴史の教科書に必ずと言っていいほど掲載されている国宝【上杉本洛中洛外図屏風】も上杉博物館に所蔵されています。実際に見ると細かさ、豪華さに改めて息を飲むはず。企画展では所蔵品の枠にとらわれない、市民にニーズのある展示も行っています。
住所/山形県米沢市丸の内一丁目2番1号
Tel/0238-26-8001
開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/5月~11月→毎月第4水曜日、12月~3月→毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその直後の休日でない日)、年末年始 ※臨時休館有り
入館料/一般410円、高校・大学生210円、小中学生・110円
(常設展のみ。企画展は別途設定あり)
◆土門拳記念館
土門拳は昭和を代表する写真家のひとりです。彼の出身地である酒田市に静かに土門拳記念館が佇んでいます。
土門拳本人の希望で、土門拳のすべての作品を所蔵しているため、県内外だけでなく国外からも足を運ぶ人が少なくない写真美術館です。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに二つ星として掲載されています。
住所/山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)
Tel/0234-31-0028
開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/4月〜11月→無休 ※臨時休館有り、12月〜3月→毎週月曜日(※祝日の場合、翌日)、年末年始
入館料/特別展→一般900円、高校生450円 常設展期間→一般700円、高校生350円
山形県内には他にも多くの美術館や博物館があります。静かな館内で美術品に向き合う時間は心を和ませてくれるはず。
特に慌ただしい年度替わりの時期だからこそ、ぜひミュージアムでゆったりとした空気を味わってみてはいかがでしょうか。