蔵王の天然水が汲める場所へ空のボトルを持参して行こう!樹氷の泉
山形県軽未使用車専門店ふぃのブログ担当です。
今回は山形県側蔵王山の楽しみ方をご提案したいと思います。
蔵王温泉から上山方面へ下るか、上山から蔵王温泉へ向かう道中に、蔵王山からの湧き水を汲めるスポットがあるのをご存知でしょうか?
【樹氷の泉】という名が付くちょっとした観光地です。
一見すると何の変哲もない場所なので、気付きづらいかもしれません。
しかし、知る人ぞ知るスポットでもあるので、人だかりができて目立つこともあります。
上山方面からであれば横倉トンネルを抜けてすぐ右側を、蔵王温泉からであれば横倉トンネルの手前で左側を注視してみてください。
(運転中は安全への配慮を優先的にお願いします)
木にお詳しい方であれば、”砂糖かえで”という立派な樹木がシンボルのように生えているので、その木を目印にしても良いでしょう。
他に上を見上げると確認できるスキー場からのリフト用ロープも目印になります。
落下対策としてのグリーンの網が貼ってあるのも目立ちます。
しかし、いずれにしても見過ごしやすいので、「横倉トンネルのそばにある」と覚えておくのが一番かもしれません。
湧き水が出ている近くには、【樹氷の泉】と掘られた時代を感じる木製の縦看板と、白字で書かれた比較的新しい縦看板があります。
この看板を見つければやっと「ここか!」と確信を持てるでしょう。
湧き水が汲める手前には車2、3台分ほど停められるスペースがあります。
ここから湧き出る水は蔵王山の雪解け水で、冬はもちろん夏でも冷たい状態です。
長い時間をかけて自然によって濾過された天然水が出る、まさに自然の恵みをいただける貴重な場所となっています。
味は軟水で飲みやすく、当然ですが冷たいです。
人の手が施されたのは、汲みやすいようにパイプが設置されてあるところや足場のみのようでした。
汲み取りポイントは3か所ありますが、足場は狭く不安定ですので、混雑している際には並ぶ必要があります。
水を汲む以外にも、せっかくの山中ですのでぜひ周りを見渡して空気を感じてみてください。
たくさんの木々がありマイナスイオンをたっぷり浴びれるほか、木や空などの自然が目の癒しになるでしょう。
疲れた際はマイナスイオンを浴びに訪れるだけでも良さそうです。
平日に通ると、車の中で休んでいる人もちらほらみかけます。
読書が好きな方にも憩いの場となっているようです。
真夏に訪れたこともありますが、35度ある町の気温に対して山中は涼しく感じました。
暑さに疲れを感じたときは癒しの場となるでしょう。
祝日のお昼真っ只中に来たときは、3組ほどの先客が樹氷の泉を汲みに訪れていました。
県外ナンバーのバイカーや、県外ナンバー車を運転する温泉帰りと思わしき人、そして山形ナンバーもいました。
やはり知る人ぞ知るスポットなのでしょう、皆さんしっかり空のペットボトルを準備されていました。
この日は比較的人が多い様子でしたが、観光シーズンにはさらに多くの人が訪れると予想されます。
ここからは【樹氷の泉】がある蔵王山の、季節ごとの楽しみ方をご紹介していきます。
春であれば、樹氷の泉の近くに大山桜や西洋実桜があるので花見スポットになります。
夏は木々の葉が元気よく青々として、マイナスイオンを浴びに来るのに最高です。
秋は表蔵王口からの道中にある”樹氷橋”から見える紅葉が圧巻なので、樹氷の泉までのドライブを楽しむのも良いでしょう。
冬は寒いためか樹氷の泉の人気はやはり衰えますが、水の流れは衰えていません。
人気がない場所で雪を楽しみたい方には穴場になるでしょう。
山中なのもあり季節の影響が如実にあらわれますので、いつ来ても楽しめるようになっています。
最後に、ご興味を持っていただけた方のために、樹氷の泉まで蔵王エコーラインからの距離、表蔵王口からの距離、蔵王温泉からの距離をそれぞれ記させていただきます。
蔵王エコーラインの登り口にあるセブンイレブンあたりから樹氷の泉までは、県道21号線を27.7㎞、車で約36分。
蔵王半郷地区の表蔵王口から樹氷の泉までは、県道21号線を12.4㎞、車で約17分。
蔵王温泉から樹氷の泉までは、県道53号線を3.4㎞、車で約8分。蔵王温泉からは少し足を伸ばして気軽に寄れる距離となっています。
地元の人であれば、休日のドライブコースなどに最適となるでしょう。
少し行けば蔵王温泉でジンギスカンやラーメンなどの食事も楽しめます。
もちろん蔵王温泉を堪能することもできるので、プチ観光や気分転換にはうってつけの場所となりますよ。
観光スポット【樹氷の泉】の水を堪能しながら、蔵王山の四季折々の側面もぜひ楽しんでみてください。
【樹氷の泉】
山形県山形市蔵王 温泉鴫の谷地沼