ワクワクがぎゅっと詰まった東根市の子育て空間【さくらんぼタントクルセンター】で過ごす一日
子育てを支える東根市の拠点「さくらんぼタントクルセンター」

東根市にある「さくらんぼタントクルセンター」は、子育て支援・交流・遊び場のすべてがひとつにまとまった総合保健福祉施設です。建物に入ると、やわらかな光が入り込む大きな吹き抜けが迎えてくれます。3階まで一気に視線が伸びる開放感が心地よく、ここに集まる親子の笑顔がそのまま空間の温度を上げているような、そんなあたたかさが広がっています。

中央には東根市のシンボル「大けやき」をモチーフにした大型遊具がそびえ、まるで大きな木が子どもたちを抱きしめてくれているよう。階層ごとに遊びが変わるつくりになっていて、見るだけでもワクワクがあふれます。
ここは「遊び」と「学び」を自然に育てる場所。子どものペースで自由に楽しめるよう、ゆったり散歩できるスロープや休憩コーナーも充実しており、幅広い年代の子どもが安心して過ごせる環境が整っています。
1階は小さな子も安心。ゆったり遊べるねんね・ハイハイルーム

1階には、歩く前の赤ちゃんが安心して過ごせる「ねんね★ハイハイルーム」があります。やわらかいマットが敷かれた空間は、赤ちゃんの“ごろり”も“はいはい”も安心して見守れるやさしい場所。おもちゃもそろっているので、気になったものへ手を伸ばす様子に、成長の瞬間をそっと見つけられる場でもあります。


さらに、1階フロアには小さな子向けの遊具も充実しています。ボールプールやふかふかした「ひだまりの丘」、洞くつのような不思議な赤いトンネルなど、夢中になって遊べる仕掛けがいっぱい。丸みのあるデザインが多く、安心して遊ばせられるのも嬉しいポイント。
スロープを使えばベビーカーのまま2階・3階へ移動できるので、抱っこが続くパパママの負担が少ないのもありがたいところです。
大けやきに登るような冒険へ!けやきホールの魅力

この施設でひときわ存在感を放っているのは、なんといっても「けやきホール」。1階から3階まで吹き抜けになった大きな空間に、東根市の象徴「大けやき」をイメージした大型遊具がドンと構え、まるで木登りの冒険が始まるような雰囲気です。

目玉は3階から1階まで一気に滑り降りる、らせん状の「大型すべり台」。全長21メートルという迫力の長さで、滑るたびに風が頬をかすめて思わず笑顔がこぼれます。(※3歳以上限定、靴下着用、大人は利用不可)

「大型すべり台にはまだ早いかも…」という子には、2階・3階にそれぞれ可愛らしいすべり台があり、無理なく楽しめます。階段を上がる途中には形の異なるはしご、枝のようにつながるネット遊具、オレンジ色に輝くジャングルジムなど、どこを見ても冒険の連続。
まるで“大けやき”の枝先をたどるような遊び場の設計になっていて、子どもの探究心が自然に刺激されます。
まるで洞窟の中にあるような”くつろげる絵本コーナー”

1階のけやきホールのなかには、ゆっくりと絵本の世界に浸れるスペースがあります。お気に入りの絵本を親子で読んだリ、小さな子がゴロンと寝転んだり、ほっとした空気が流れる“憩いの間”のような存在。
この2つのコーナーのおかげで「遊び→休憩→また遊び」のリズムが作れるため、長時間滞在しても過ごしやすく感じました。
子育て支援サービスやイベントも充実


さくらんぼタントクルセンターは、遊び場で終わらないのが魅力。子育て支援センターでは育児相談や月齢別サロン、ファミリーサポートの窓口など、子育て家庭の“困った”に寄り添うサービスがそろっています。
毎週火曜・金曜に開催される親子ひろばも人気で、気分転換や交流のきっかけづくりにぴったり。建物全体が「親子の時間を大切にしたい」という想いで満たされていて、訪れるたびあたたかい気持ちになります。
家族みんなが安心して遊べる居場所として
遊び・学び・休憩がひとつにつながる「さくらんぼタントクルセンター」は、小さな子から活発に動く子まで、どの年代の子も自分らしく楽しめる場所でした。広々とした空間でのびのび遊ぶ姿は、まるで大けやきの枝先に向かって伸びる新芽のよう。親子でゆったり過ごす時間が、ここでは自然と息づきます。
東根市が子育てを支える気持ちがぎゅっと詰まった施設なので、ぜひ一度訪れてみてください。
今回紹介した施設情報
住所:山形県東根市中央一丁目5-1
電話番号:0237-43-1155
営業時間:9:00~18:30
定休日:毎月第2水曜日(8月は第4水曜日)、元旦
駐車場:200台
アクセス: 酒田駅から車で約1時間41分
鶴岡駅から車で約1時間40分


