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スタッフブログBlog
スタッフブログ 2024.04.03

緊急時に命を守る!発炎筒の使い方を解説

高速道路を走行中に急にアクセルが効かなくなった場合、どのような手順で安全を確保すればよいでしょうか。

路肩に車をとめて、発煙筒を使い後続車に故障を知らせ、自身は車外の安全な場所に避難し道路緊急ダイヤル(#9910)に電話するのが正しい手順です。

ただ、発煙筒を今まで一回も使ったことがなく、緊急時に正しく使えるか不安な人は少なくないかと思います。

そこで、この記事では発炎筒の使い方や注意点について解説します。いざという非常時に備えて、ぜひこの記事の内容を頭の片隅に置いておいてください。

発炎筒を使う目的と正しい使い方

まずは、発煙筒がどんな目的で使われるのか、そして正しい使用手順を紹介します。

発炎筒を使う目的と場面

発炎筒は、車の往来がある場所で故障や事故で車が動かなくなったとき、後続車に自分の車が停車していることを知らせるために使います。

たとえば、高速道路上や見通しの悪いカーブでは三角版を置くとともに発炎筒を使うと、十分に後続車に緊急事態を知らせられます。

また、踏切の上で車が立ち往生したときも、電車に緊急を知らせるために発炎筒を使うケースもあります。

発炎筒の使用手順

発炎筒の使用方法は以下の通りです。

1. 発炎筒を取り出す(助手席の足元にあることが多い)
2. ケースのキャップを外し、本体を取り出す
3. キャップについている擦り板で、発煙筒本体をマッチを擦るようにして点火する
4. やけどに気を付けて、手に持ったり道路に置いて後続車に危険を知らせる

道路に置く場合は、停車場所の50mほど後ろが基本です。ただ、雨だったりカーブだったりで見通しが悪い場合はもっと後ろ、あるいは交通量が多くて動くのが危険なときは車の近くに置いても問題ありません。

火薬式とLED式、発炎筒の2つの種類

発炎筒は太さや持続時間などさまざま種類がありますが、大きく異なる事項として「火薬式」と「LED式」のふたつが存在することが挙げられます。

どちらを使っても問題ないのですが、両方ともメリットとデメリットがあるのでそれぞれ紹介します。

火薬式発炎筒のメリットとデメリット

火薬式発炎筒は、赤くまぶしい炎を上げる昔ながらの発炎筒です。

LED式と比較して、メリットは以下の通りです。

強い光と煙がでるので視認できる距離が長い(昼:600m、夜:2,000m)
安全地帯から投げて設置できる

火薬式は衝撃を与えても壊れにくいので、投げることができます。

デメリットは以下の通り。

製造から4年の使用期限がある
水に弱いので豪雨や水たまりでは消える可能性がある
燃焼時間が5分ほどと短い

火を使うという特性上、どうしても水に弱くなります。花火のように、一度ついてしまえば多少の雨では消えませんが、着火する前に湿っていると火が付きにくいですし、着火後でも水に浸かると消えてしまいます。

LED式発炎筒のメリットとデメリット

LED式発炎筒は、電気的に強い光を出して後続車に危険を知らせるものです。

メリットは以下のことが挙げられます。

使用期限がない
・持続時間が数時間と長い
水に強い
スイッチでオンオフできて何度も使える

火薬式と違い、電池が切れない限りは何時間でも光り続けますし、水たまりに設置しても問題なく光り続けます。

デメリットは以下の通りです。

視認可能距離が短い(夜で200mほど)
いざというときに電池が切れている可能性もある
投げると破損するかもしれない

特に電池は交換のタイミングが分かりにくいので、たまに電源をつけてチェックしたり代えの電池を用意する必要があることが難点です。

発炎筒の覚えておきたい注意点

発炎筒の注意点として、以下のことを紹介します。

火薬式はトンネルで使ってはいけない

火薬式の発炎筒はトンネルでは使えません。立ち上る煙の逃げ場がなく、周囲の車の視界をふさいでしまうためです。

LED式の発炎筒を使うか、装備していなければハザードランプと三角板で後続車に危険を知らせてください。

車内への装備が義務付けられている

火薬式でもLED式でもどちらでもよいですが、車内に装備することが義務付けられています。

ただ、義務付けられてはいますが、直接的な罰則があるわけではありません。つまり、「発煙筒が装備されてない」ではなく「整備に応じない」という形で罰則が課される可能性があるということです。

罰則があるかないかに関わらず、自分の身を守るためにも発炎筒は装備しておきましょう。

また、義務付けられているのは装備であって使用ではありません。そのため、いざというときに発炎筒が湿気って点火できなくても、法的には問題ありません。

発「煙」筒ではなく発「炎」筒を装備しなくてはいけない

ややこしいですが、「はつえんとう」には「発炎筒」と「発煙筒」があり、前者は炎で、後者は煙で周りに合図を送ります。

車で装備を義務付けられているものは、炎のほうの「発炎筒」です。発煙筒は山や海で遭難したときに使うもので、大量の煙で危険を知らせます。そのため、道路で使うと視界を遮ってしまい非常に危険です。

道路上では発炎筒を使うことを覚えておいてください。

まとめ

発炎筒の使い方や注意点について解説しました。

発炎筒は故障や事故で車が動かなくなったとき、周囲に危険を知らせ追突されないようにするもの。命を守る大切な装備です。

ただ、普段使うことはないので、いざというときに正しく使うのは難しいかもしれません。この記事の内容を頭に入れておき、緊急時に発炎筒を適切に扱えるようにイメージしておいてください。

     

鈑金のモドーリー