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2023.07.24
真夏でも快適に過ごそう!車の暑さ対策を紹介!
夏場の運転でつらい思いをした方は多いでしょう。車内の温度は高くなりやすいので、十分に対策しないと熱中症になる恐れがあります。 真夏の車内の暑さ、少しでも軽減したいですよね。 この記事では、簡単にできる暑さ対策や、暑さ対策グッズ、夏場の運転の注意点を紹介します。ぜひこの記事を参考にして、真夏でも快適に運転しましょう。 簡単にできる真夏の車内の暑さ対策 その場で簡単にできる暑さ対策をいくつか紹介します。 エアコンをかけながらドアと窓を開放する 真夏に車に乗り込むときは、エアコンをかけながら、ドアと窓を開放しましょう。 エンジン始動したてはエアコンが効きにくいこと、車内に熱気がこもっていることから、乗車後しばらくは温度が下がりません。 少しでも早く車内の温度を下げるために、ドアと窓を開けて熱気を車外に追い出しながら、エアコンから冷気が出るのを待ちましょう。 ボディに水をかける 外に水道とホースがあれば、車に水をかけましょう。 金属製のボディは、直射日光に当てられ続けると非常に高温になります。ボディが高温になると、車内の温度も上がります。 ボディに水をかければ車内の温度が下がるので、不快な暑さが和らぎます。 暑さ対策に便利なグッズ 暑さ対策に便利なグッズをいくつか紹介します。 サンシェード サンシェードは、フロントウィンドウやリアウィンドウに取り付けて、車内に直射日光が当たらないようにするシートです。 特にダッシュボードやシートは直射日光で高温になりやすいので、サンシェードは非常に有効です。直射日光による日焼けも防げます。 日光を反射する銀色や白色のアルミ製サンシェードをおすすめします。吸盤タイプのサンシェードならば、誰でも簡単に取り外せるため便利です。 断熱フィルム 断熱フィルムは、窓ガラスに貼り付けて使うフィルムで、車内に入る日光を遮断します。 透明もしくは黒色のフィルムが一般的です。透明のフィルムでも、赤外線や紫外線をカットしてくれるものが多く市販されています。濃い色のフィルムは、日光を遮る効果がより高いだけでなく、プライバシーの保護の役割もあります。 万が一の事故の際にガラスが飛散するのを防ぐ効果もあります。 道路交通法で、フロントガラス、助手席・運転席の窓は、可視光線の透過率が70%以上でなければならないと規定されているので、規定以上の濃いフィルムを貼らないよう注意が必要です。 DIYでも貼れますが、上手に貼らないと気泡が入り、視界を遮られる可能性があるので、カー用品店やディーラー、専門業者に依頼することをおすすめします。 遮光カーテン 遮光カーテンは断熱フィルムよりも日光を遮る効果が高いことが特徴です。 マグネットや吸盤で簡単に取り付けられます。フロントガラス用の遮光カーテンは非常に少ないので、サンシェードと併用しましょう。 完全に目線を遮れるので、プライバシーを保護する役割もあります。ただ、走行中にフロントガラス、助手席・運転席の遮光カーテンを付けることは違反であることを覚えておきましょう。 車載扇風機 車載用の扇風機があると、車内でも快適に過ごせるでしょう。 シガーソケットから給電するタイプが一般的ですが、モバイルバッテリーで給電できるUSBタイプや、ソーラーパネルで給電できるタイプもあります。 エアコンの風が届きにくい後部座席への取り付けをおすすめします。 ハンドルカバー ハンドルが高温になるのを防ぐために、ハンドルカバーを取り付けるのもおすすめです。 ハンドルは直射日光が当たりやすく、握れないほど高温になりがちです。 アルミ蒸着式のハンドルカバーは、革製やエナメル製のものより遮熱性が高めです。付けっぱなしでも使える、冷感素材のものもあります。 ハンドルカバーほどではありませんが、タオルをかけるだけでも、ハンドルの温度上昇を防ぐ効果があります。 夏場の運転の注意点 夏場の運転の注意点をいくつか紹介します。 小まめに換気する 夏場の運転中は、小まめに換気しましょう。 内気循環にすると効率よく車内の温度を下げられますが、二酸化炭素濃度が上昇し、気分が悪くなる恐れがあります。 一時的に車内温度が上がるかもしれませんが、換気してください。 水分補給をする 水分補給を怠らないようにするのも大切です。 エアコンの効いた車内にいても、直射日光で体力を奪われ、脱水症状になる恐れがあります。 ダッシュボードや金具での火傷 直射日光により高温になったダッシュボードや金具で火傷することがあります。 チャイルドシートの表面やバックルで火傷をする恐れがあるので、幼児を車に乗せるときは、熱くなった部品に触れないよう特に注意しましょう。 まとめ 簡単にできる暑さ対策や、暑さ対策グッズ、夏場の運転の注意点を紹介しました。 サンシェードや遮光カーテン、車載扇風機などがあると、真夏の車内でも快適に過ごせるでしょう。 熱中症や脱水症状だけでなく、車内の部品に触れて火傷することにも注意してください。 この記事の内容を覚えておいて、ぜひ暑さ対策を十分にして、夏場のドライブを楽しみましょう。 -
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2023.07.15
悪天候時の頼れる味方。フォグランプの使い方を紹介!
みなさまは、フォグランプの正しい使い方をご存じでしょうか。 霧が濃かったり雨が激しかったりして視界が悪いときに使うものですが、使い方を誤ると対向車や後続車に迷惑がかかります。 この記事では、フォグランプの適切な使い方や注意点などを解説します。 正しくフォグランプを使うために、ぜひこの記事を参考にしてください。 フォグランプの使い方 フォグランプの使い方とスイッチの場所を解説します。 霧や豪雨のときに使う フォグランプは濃霧や豪雨による視界不良の場面で使います。フォグランプの「フォグ(fog)」は「霧」を意味しているのです。 具体的には、前車のテールランプが見えにくいときには車両後方のフォグランプを、対向車が見えにくいときは車両前方のフォグランプを点灯しましょう。 どちらも、自車の存在を周囲にアピールするために使います。 山形のような北国では夏頃に、内陸部では秋頃に霧が発生しやすい傾向にあります。 時期は異なりますが、どちらも日中の気温が高く、空気に多くの水蒸気が含まれており、夕方から早朝にかけて気温が下がるため、水蒸気が凝結しやすいことが理由です。 また、盆地では霧が発生することがよくあります。 日中、山頂で暖められた湿気を含んだ空気が、夜間に冷えて斜面に沿って落ちていき、盆地にたまっていくからです。 周囲を山々で囲まれた山形市街を周囲の山頂から見ると、雲海のようになっていることもあります。 霧が多い地域では、フォグランプが装備されていれば安心感が高まるでしょう。 フォグランプのスイッチはどれ? フォグランプのスイッチは、ヘッドライトのスイッチと同様に、ウインカーレバーにあることが多くあります。フロントパネルに設置されている車種もあります。 ランプを表す半円から、光を表す3本の直線が出て、霧を表す1本の波線を貫いた絵が、フォグランプのマークです。 似たようなマークが2つある場合、3本の直線が斜め下を向いているものは前方のフォグランプ、3本の直線が水平方向のものは後方のフォグランプです。 霧が濃いときにいざフォグランプを付けようと思って手元の操作に夢中になっていると、事故につながる恐れがあります。 使用頻度は少ないかもしれませんが、戸惑わないようにスイッチの場所を覚えておきましょう。 フォグランプを使うときの注意点 フォグランプを使うときの注意点をいくつか解説します。 ヘッドライトの代わりに使ってはいけない フォグランプをヘッドライトの代わりに使ってはいけません。 道路交通法第52条には、夜間はヘッドライトを点灯しなければならないと規定されています。 前方のフォグランプは、ヘッドライトよりも下方向を強く照らします。遠くを照らすわけではないので、前方の歩行者や障害物に気づかず、事故につながるかもしれません。 危険なので、フォグランプをヘッドライトの代わりに点灯するのはやめましょう。 対向車への配慮が必要 道路運送車両の保安基準第30条に、フォグランプで他の交通を妨げてはいけないと定められています。対向車に配慮して、適切にフォグランプを使いましょう。 霧が出ていないにもかかわらず前方のフォグランプを点灯すると、対向車の運転手の目をくらまして、事故につながるかもしれません。 また、後方のフォグランプは直進性があり非常に明るいため、後続車の迷惑になりやすいといえます。決して晴れの日の夜間に点灯してはいけません。 霧が濃いときでも、自分がまぶしいと感じたのなら、対向車もまぶしいと感じているはずです。 対向車とすれ違うときはフォグランプを一時的に消すことをおすすめします。 自分の車にフォグランプが取り付けられていないとき 自分の車にフォグランプが取り付けられておらず、濃霧のときに困った経験がある方もいるかもしれません。 フォグランプを取り付けなくても、法的に問題ないのでしょうか。 フォグランプの取り付けのルールと、後付けの方法について解説します。 フォグランプは取り付けなくてもいい フォグランプの取り付けは必須ではありません。 道路運送車両の保安基準第33条には、自動車の前面に前部霧灯(フロントフォグランプ)を、第37条には、自動車の後面に後部霧灯(リアフォグランプ)を備えることができると記されています。 近年は、フォグランプが取り付けられていない車も多くあります。照射範囲を制御できるLEDライトが増えているためです。 ただ、霧が多い地域に住んでいる方ならば、フォグランプがあるに越したことはないでしょう。 フォグランプを後付けできる? フォグランプの装着がオプションで用意されている車種ならば、後付け可能です。 自身でDIYして取り付けられますが、取付位置や角度、ランプの明るさが道路運送車両の保安基準で細かく決められています。 保安基準に反すると車検に通らないので、ディーラーやカー用品店、整備工場に依頼するのをおすすめします。 5,000~1万円程度の工賃で取り付けてもらえるでしょう。 まとめ フォグランプの適切な使い方や注意点などを解説しました。 フォグランプは、濃霧や豪雨による視界不良のときに、自車を周囲にアピールするために使いましょう。ヘッドライトの代わりに使ってはいけません。 フォグランプが無くても構いませんが、後から取り付けることも可能です。 ぜひこの記事の内容を覚えておいて、適切にフォグランプを使いましょう。 フォグランプの付いている車が気になった方は、ぜひお店でチェックしてみてください。 -
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2023.07.01
雪国ならぜひ選びたい!寒冷地仕様車の特徴を紹介
みなさまは寒冷地仕様車について詳しくご存じでしょうか。 寒冷地仕様車は、毎年大雪が降るような寒さが厳しい地域でも、不具合を起こすことなく運転できる車です。山形県のような北国では特に、寒冷地仕様車が活躍する場面が多くあります。 この記事では、寒冷地仕様車の概要、普通仕様車との違い、メリット・デメリットを解説します。 雪国で暮らしているみなさまは、車を購入するときにこの記事を参考にしてください。 寒冷地仕様車とは 寒冷地仕様車がどのような機能を備えているのか、詳しく解説します。 寒冷地でも快適に走行できる 寒冷地仕様車は、雪が降ったり霜が降りたりしても快適に走行できる工夫が施されているのが特長です。 雪をかきわけるためにワイパーが強化されていたり、寒くても十分に電力を供給できるように、オルタネーターやバッテリーの容量が上がっていたりします。 また、冬の道路に撒かれている融雪剤や凍結防止剤が車に付着すると錆が発生しやすくなるため、ボディに錆びにくいコーティングが施されている車種もあります。 十分な凍結対策 寒冷地仕様車は、凍結対策も十分にされていることが特長に挙げられます。 問題なくエンジンがかかっても、窓ガラスに雪が積もっていたり結露が凍っていたりすると、視界が悪く運転は不可能です。ドア周辺が凍結していると、車に乗り込むことすらできないかもしれません。 寒冷地仕様車には、普通仕様車よりも多くの箇所にヒーターが内蔵されていたり、耐寒性の高い素材が使われていたりします。 冷却水やウォッシャー液も凍りにくいものが使われています。 通仕様車と寒冷地仕様車の違い 普通仕様車と寒冷地仕様車の違いについて、詳しく解説します。 オルタネーターやバッテリーが大容量 寒冷地仕様車には、大容量のオルタネーターやバッテリーが搭載されています。 気温が低いとエンジンオイルが硬化し、エンジンを始動する負荷が大きくなるため、多くの電力を必要とします。寒いときにはオルタネーターやバッテリーの性能が低下するため、すぐにバッテリーが上がってしまうかもしれません。 また、ヒーターを使うと多くの電力を消費します。 エンジンの駆動力を利用して発電するオルタネーターと、生まれた電力を蓄えるバッテリーを大容量にすることで、寒さが厳しいときでも快適に運転できます。 強化されたワイパー 寒冷地仕様車は、ワイパーが通常のものより強化されています。 重くのしかかった雪を無理やりワイパーでかき分けようとすると、ワイパーが故障することがあります。ワイパーを駆動するモーターに過度な負荷がかかるためです。 寒冷地仕様車では、降り積もった雪をかきわけられるように、ワイパーを動かすモーターが強化されています。 また、寒冷地でも硬化や劣化がしにくい特殊なラバー素材でワイパーが補強されています。 ほかにも、ワイパー停止位置の近くのガラスにワイパーデアイサーと呼ばれるヒーターが埋め込まれており、ワイパーが凍結しても安心です。 凍結防止パーツの装備 寒冷地仕様車には、多くの凍結防止パーツが使われています。 エンジンのオーバーヒートを防ぐのに大切な冷却水が凍ってしまうと、ホースが裂けたりパイプが割れたりするだけでなく、エンジンが破損するかもしれません。 そのため、寒冷地仕様車には、普通仕様車よりも冷却水に凍結防止剤が多く添加されています。 また、ドアミラーにヒーターが内蔵されている車種ならば、ミラーの結露が凍り付いて曇ってしまうことはありません。 スライドドアを搭載した車種の場合、雨や雪が隙間に入り込んで凍結し、ドアが開かなくなることがあります。水が入り込んで凍結しないよう、ドアの下にゴムが装着されている車種が多くあります。 寒冷地仕様車のメリット・デメリット 寒冷地仕様車のメリット・デメリットを詳しく解説します。 寒冷地仕様車のメリット 寒冷地仕様車は、厳しい寒さでも快適に運転できる機能が多く搭載されていますが、一年を通して問題なく使用できます。 オルタネーターやバッテリーを大容量にしても、燃費への影響はほとんどありません。 暖かい地域では性能をフルに発揮する機会は少ないかもしれませんが、普通仕様車と同様に使用できます。 寒さが厳しい地域に住んでいる方以外にも、毎年ウィンタースポーツを楽しむ方や、降雪の多い地域に帰省する方におすすめです。 寒冷地仕様車のデメリット 寒冷地仕様車は、普通仕様車よりも装備が充実している分、初期費用が高額になりがちなのがデメリットです。 車種によって異なりますが、おおよそ3~10万円程度のオプション費用がかかります。 しかし、寒さによって故障したときに修理する費用のほうが、さらに高額になるかもしれません。 北国に住んでいなくても、頻繁に寒冷地へ訪れる方は、寒冷地仕様車を選べば安心感が高まるでしょう。 まとめ 寒冷地仕様車の概要、普通仕様車との違い、メリット・デメリットを解説しました。 寒冷地仕様車には、オルタネーターやバッテリーが大容量になっていたり、ワイパーが強化されていたり、厳しい寒さの地域で活躍する機能が多く搭載されています。 普通仕様車よりも高額ですが、雪国でのトラブルを予防するため、寒冷地で暮らしている方だけでなく北国に頻繁に訪れる方にもおすすめです。 この記事を読んで寒冷地仕様車が気になった方は、ぜひお店に見に来てください。 -
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2023.06.15
ETC車載機の取付はどうすればいい?取付方法をご紹介!
みなさまの車にETC車載器は付いていますか。高速道路出口での面倒な支払い作業をする必要がなく、道路料金の割引もあるため、ETCは非常に便利です。 ETC車載器をお店で取り付けてもらうのが一般的ですが、DIYで取り付けることも可能です。 この記事では、ETC車載器の種類、取り付け方、セットアップについて解説します。 ETC車載器を新たに取り付けようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 ETCの種類 外付け可能なETC車載器には大きく分けて2つの種類があります。 それぞれの特徴を解説します。 アンテナ一体型ETC車載器(2ピースタイプ) アンテナ一体型ETC車載器は、アンテナと本体が一体となったものです。 車載器本体とETCカードの2つで構成されているため、2ピースタイプとも呼ばれます。コンパクトで配線が少ないため、簡単に取り付けられるのがメリットです。 ただし、電波を受信しやすいようにインパネ付近に設置しなければならず、本体が目立ってしまうのが欠点です。 アンテナ分離型ETC車載器(3ピースタイプ) アンテナ分離型ETC車載器は、アンテナと本体が分離したタイプです。 アンテナ、本体、ETCカードで3ピースタイプとも呼ばれます。運転席の足元やセンターコンソール付近などに取り付けられ、本体が目立たないのがメリットです。 ただ、アンテナと本体両方の配線をする必要があるため、取付作業が多少煩雑です。 ETCとETC2.0の違い ETCがバージョンアップしたものがETC2.0です。 ETC2.0には、従来のETCの機能に対して、高速道路からの一時退出や、渋滞情報や事故情報の活用といった機能が追加されています。 現状、従来のETCは使えますが、セキュリティの問題により2030年頃に使えなくなる可能性があります。 DIYでのETCの取り付け方 DIYでETCを取り付ける方法を解説します。 作業を始める前にETCの取扱説明書をよく読んで、作業中にケガをしないように気を付けて臨みましょう。 1.ヒューズボックスの位置確認 車の取扱説明書を参照して、ヒューズボックスの位置を確認してください。 多くの場合、運転席の足元、ダッシュボード、グローブボックスなどの近くにあります。 2.電源の取り出し ヒューズボックスを見つけたら、車の取扱説明書を見て、ACC(アクセサリー)電源と常時電源を探します。 多くのETC車載器は、ACC電源と常時電源、またはACC電源のみを必要とします。車載器の取扱説明書を読んで確認しましょう。 必要な電源ヒューズが見つかったら、ヒューズプライヤーやラジオペンチを用いてヒューズを抜き取ります。 抜き取った箇所に、ETCの電源ケーブルを取り付けてください。ACC電源と常時電源を間違えないように注意しましょう。 また、アース線も忘れずに取り付けてください。多くの場合、キックパネルの裏にアースを取り付けられるボルトがあります。 3.ETC車載器本体の取付 ETC車載器本体を、付属の両面テープを用いて取り付けます。 アンテナ一体型の場合、受信環境の良いインパネ付近に取り付けましょう。 アンテナ分離型の場合、車外から見えないように運転席の足元、センターコンソール、グローブボックス付近に取り付けることをおすすめします。 4.アンテナの取付 3ピースタイプならば、アンテナも両面テープで取り付けます。 アンテナの位置、向き、角度に不備があるとETCゲートが開かない恐れがあるため、取扱説明書をよく読んで確認しましょう。 ドライブレコーダーのカメラやブレーキアシストのセンサに干渉しないように気を付けてください。フロントガラスに貼られている検査標章類に重なってもいけません。 5.ETC車載器本体とアンテナの接続 アンテナを取り付けたら、アンテナのコードを外から見えないように収納します。 フロントガラスと天井の間にアンテナのコードを沿わせて押し込んでください。必要に応じて左右どちらかのピラーカバーを外し、中にアンテナのコードを入れましょう。 このとき結束バンドで他のコードと一緒にアンテナのコードをまとめることをおすすめします。 アンテナを取り付けたら、ETC車載器本体とアンテナを接続します。 6.ETC車載器本体への電源接続、通電確認 ETC車載器本体を固定したら、本体と電源ケーブルをつなぎます。ACC電源と常時電源を間違えないように接続してください。 本体と電源ケーブルをつないだら問題なく通電しているか確認します。ACCの位置まで車のキーを回すか、ブレーキを踏まずに車のスタートボタンを押すと車の電源が付きます。 ETC車載器の電源が付けば問題ありません。 お店でのETCの取り付け方 DIYでETC車載器を取り付けるのは難しそうだと感じた方は、お店で取り付けてもらいましょう。 カー用品店やディーラーで購入して、そのまま取り付けてもらうことが一般的です。インターネット通販で購入したものを持ち込んでもいいでしょう。 取付工賃は5,000~10,000円程度で、1~2時間で取り付けてもらえます。 後述するETC車載器のセットアップのために一度はお店に訪れなければならないため、買ったお店でそのまま取付とセットアップをしてもらうのが効率的です。 <h2>ETC車載器のセットアップ</h2> ETC車載器を取り付けても、すぐには使用できません。セットアップという作業が必要です。 登録店でのセットアップが必須 ETC車載器を取り付けた後に、登録店でのセットアップが必要です。 ETCのセットアップとは、ETC車載器に車種や車のナンバーといった車両情報を登録することです。登録された情報をもとに、高速道路利用料金が請求されます。 セットアップ作業は、自身ですることはできません。カー用品店やディーラーに依頼してセットアップをしてもらいましょう。 セットアップのみの施行には約30分の時間を要し、2,000~3,000円程度の料金がかかります。お店が忙しい場合は待ち時間もあるので、時間に余裕があるときに依頼したり、事前予約することをオススメします。 セットアップに必要なもの セットアップを依頼するために、運転免許証と車検証が必要です。 車の所有者以外が申し込む際には、委任状を求められます。 まとめ ETC車載器の種類、取り付け方、セットアップについて解説しました。 アンテナ一体型のETC車載器であれば、アンテナ分離型のものよりもDIYで簡単に取り付けられます。 ETC車載器を取り付けてもセットアップをしないと利用できないため、お店に依頼してセットアップしてもらってください。DIYでの取付に高いハードルを感じた方は、お店で取付と同時にセットアップまでしてもらいましょう。 新たにETC車載器の取付が必要になったときは、この記事を参考に、DIYでの取付にチャレンジしてはいかがでしょうか。 -
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2023.06.09
車のエアコンが効かないのはなぜ?原因と対処方法をご紹介!
車のエアコンの効きが悪いなと困った経験がある方は多いでしょう。 車のエアコンは走行中の振動を受ける環境にあるため、家庭用のエアコンよりもトラブルが起きやすいといえます。 この記事では、エアコンが効かない原因や対処法、応急処置を解説します。 紹介する内容を頭の片隅に置いて、エアコンが効かなくなったときに役立ててください。 車のエアコンが効かない原因 車のエアコンが効かない原因をいくつか解説します。 フィルターが詰まっている エアコンフィルターが詰まっていて冷たい空気が出ない事例はよくあります。 エアコンの風の通り道に設置されているフィルターには、ゴミやホコリ、花粉、排気ガス中の有害物質を捕集して、空気をきれいにする役割があります。 フィルターが詰まっていると、エアコンの機能に問題なくても、冷たい風が車内にまで送られてきません。 エアコンのガスが不足している エアコンガスが不足していると、エアコンが効きません。 コンプレッサーで気体のエアコンガスを圧縮して液体にし、液体が気体になるときに空気中の熱を奪って冷やすのが、エアコンの仕組みです。 基本的にエアコンガスは減りませんが、走行の振動で部品に小さな隙間ができて、徐々に抜けていくことがあります。 また、大きな衝撃や飛び石などで部品が故障した際にも、エアコンガスが漏れていきます。 部品の故障 フィルターの詰まりやエアコンガスの不足以外にも、エアコンを構成する部品の故障が、エアコンが効かない原因の可能性があります。 エアコンを構成する部品として、エアコンガスを圧縮するコンプレッサーや、温度を測るサーミスタ、温度調整や内気循環・外気導入の切り替えをするサーボモーターなどが挙げられます。 部品が一つでも故障していると。エアコンが効かなくなる恐れがあります。 エアコンが効かないときの対処法 エアコンが効かない原因ごとに、それぞれに合った対処法があります。 それぞれの対処法を解説します。 フィルターを交換する エアコンのフィルターが詰まって冷風が出ないのであれば、フィルターを交換しましょう。 家庭用のエアコンフィルターは水洗いできることが多いですが、車のフィルターは紙でできており、汚れがこびりついているので、洗って再利用するのは困難です。 エアコンフィルターの交換は自身で簡単にできるので、取扱説明書をよく読んでチャレンジしてみてください。 お店に依頼すると、交換工賃は約3,000円かかります。フィルターそのものは、カー用品店やネット通販で1,000~3,000円程度で購入できます。 車種ごとに専用のフィルターが決まっているので注意しましょう。 エアコンが効かなくなる前に、1年または走行距離1万kmを目安としてフィルターの交換をおすすめします。 エアコンのガスを補充する エアコンのガスが不足している場合、ガスを補充しましょう。 ガスが漏れていると、どれだけ補充してもエアコンは効きません。自身でガスの補充はできないので、カー用品店や整備工場でガスの点検と補充、必要に応じてガス漏れを修理してもらいましょう。 エアコンガスの漏れ点検に2,000~3,000円程度、ガスの補充に10,000~20,000円程度かかります。 部品を修理・交換する エアコンフィルターの詰まりやエアコンガスの不足・漏れが原因ではない場合、コンプレッサーや熱交換器、サーボモーターなどの部品の故障が考えられます。 自身で原因を特定し修理することは難しいので、整備工場で点検・修理してもらいましょう。 部品によっては修理費用が高額になるかもしれません。たとえば、コンプレッサーの交換には5~7万円、熱交換器の交換には3~10万円の費用がかかります。 エアコンが効かないときの応急処置 夏場の炎天下の車内は、エアコンを付けずにいると50度程度まで上昇することがあります。特に高齢者や幼児にとっては命にかかわります。 どうしてもエアコンが効かないときの応急処置を紹介します。 窓を開けて換気する エアコンが効かないときは、窓を開けて換気することが基本です。炎天下の中で車を閉め切ってしまうと、熱がこもってどんどん車内の温度が高くなってしまいます。 外気温が高いときでも、窓を開けて空気を入れ替えることが大切です。 日陰に退避する できるだけ日陰に車を退避させましょう。 車が日差しを受けると車内の温度が上がります。 車内にいても、人が直射日光を受けると体力を著しく消耗します。駐車する際は屋根のある場所を探してください。 設定温度を下げて内気循環する エアコンの故障やフィルターの詰まりがなくても、渋滞の際は、走行時の風を上手く取り入れられず、なかなか冷房が効かないことがあります。 設定温度を下げて内気循環にすれば、エアコンが効いてくる可能性があるので、試してみましょう。 保冷材や氷を用意する 保冷剤や氷を活用して、暑さをしのぎましょう。 車内の温度を下げることは困難ですが、保冷剤や氷をタオルで巻いて首元に当てておけば、熱中症を予防できます。 また、トイレに行くのが億劫でも、水分補給を欠かさないよう気を付けてください。 まとめ エアコンが効かない原因や対処法、応急処置を解説しました。 まれにエアコンガスの不足や漏れ、部品の故障によりエアコンが効かなくなるので、カー用品店や整備工場で点検・修理してもらいましょう。 外出先でどうしてもエアコンが効かないときは、窓を開けて換気したり日陰に避難したりして、熱中症にならないように気を付けましょう。 急にエアコンのトラブルに見舞われたときは、この記事の内容を思い出して対処してください。 -
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2023.05.29
軽自動車でも長距離運転できる?気を付けることとおすすめの車種を紹介!
軽自動車を通勤や買い物だけでなく、レジャーでも使いたいと考えている方は多いと思います。しかし、軽自動車で遠くまでドライブするのが不安な方もいらっしゃるでしょう。 適した車種を選べば、軽自動車でも快適に長距離を運転できます。 この記事では、長距離運転に向いている軽自動車の条件や注意点、おすすめの車種をご紹介します。軽自動車でロングドライブを計画している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 長距離運転に向いている軽自動車の条件 長距離運転に向いている軽自動車の条件をいくつかご紹介します。 ターボが付いている ターボが付いている軽自動車は長距離運転に向いています。 遠出する際には、多くの方が高速道路を通行するでしょう。一般道だけだとすると、山道を走ることになるかもしれません。 エンジンに多くの空気を押し込む機構であるターボによって、通常のエンジンよりもパワフルに走れます。ターボがあれば、登坂だけでなく高速道路の合流や追い越しもスムーズにできます。 シートが快適である シートが快適であることは、長距離運転時に大切な要素です。ただでさえ長距離運転は疲れるため、シートが硬かったり居住空間が狭いと、さらに体へ負担がかかります。 軽自動車はシートや居住空間が簡素に作られているものが多いため、シートが長距離運転に向いているか十分に吟味して車を選びましょう。 安全性が優れている 安全性が優れている軽自動車は、長距離運転に向いているといえるでしょう。 長距離運転で疲れると、集中力や判断力が落ちて、ヒヤリとする場面が増えるかもしれません。 過信は禁物ですが、衝突被害軽減ブレーキサポートや車間距離制御機能といった先進安全支援システムが搭載されていれば、万が一の事故を防げます。 運転支援システムが付いている 運転支援システムによって、長距離運転のストレスを軽減できます。 前方の車との距離を自動的に調節しながら追従してくれるアダプティブクルーズコントロール機能や、車線をはみ出した時に警告を発する車線逸脱警報機能があれば長距離運転も快適でしょう。 軽自動車で長距離運転する際の注意点 軽自動車で長距離運転する際の注意点をいくつかご紹介します。 こまめに休憩を取る 長距離運転をする際は、こまめに休憩を取りましょう。 自分自身では気づいていなくても、意外に疲れがたまっており、集中力や判断力が落ちることがあります。特に軽自動車は狭かったりシートが硬めだったりして疲れやすいので、早めに休憩を取ってください。 少なくとも、一般道では3~4時間に1度、高速道路では2時間に1度は10~20分の休憩を取りましょう。 車を降りて軽いストレッチをすることで、身体も頭もリフレッシュします。 高速道路ではゆとりをもって合流する 高速道路ではゆとりをもって合流することが大切です。 軽自動車には、アクセルを思いっきり踏んでもなかなか加速しないものが多くあります。焦らずゆとりをもって、十分に加速しながら合流しましょう。 風にあおられても落ち着いて対処する 軽自動車は車体が軽い分だけ、強風の影響を受けてバランスを崩しやすい傾向にあります。 強風にあおられても、焦らずにハンドルをしっかり握ってまっすぐ走行することを心掛けてください。また、走行速度が大きいほど風にあおられやすいので、周囲の車に十分注意しながら速度を落としましょう。 追い越し車線を走り続けない 追い越し車線を走行して車を追い越したら、追い越し車線を走り続けず、速やかに走行車線に戻りましょう。 追い越し車線を走り続けることは道路交通法で禁止されています。違反すると1点の反則点、軽自動車を含む普通車の場合は6,000円の反則金が科せられます。 また、追い越し車線を走り続ける軽自動車は特に目の敵にされやすく、後方の車にあおられる恐れがあります。 あおり運転をする方が悪いとはいえ、無用なトラブルを避けるためにも、追い越し車線を走り続けるのは避けましょう。 長距離運転におすすめの軽自動車 長距離運転におすすめの軽自動車を3つご紹介します。 スズキ・ワゴンR スズキ・ワゴンRのターボエンジン搭載のマイルドハイブリッドタイプならば、長距離運転も快適です。 ターボエンジンがあれば、登坂や高速道路での合流・追い越しもストレスなくできるでしょう。ワゴンRのマイルドハイブリッドは燃費が良いだけでなく静粛性が高いため、乗り心地が良好です。 デュアルカメラによるブレーキサポート機能や、前方・後方の誤発進抑制機能など、安全性も優れています。 ホンダ・N-BOX ホンダ・N-BOXも長距離運転におすすめです。 通常エンジンのモデルに加え、ターボエンジン搭載モデルも選べます。車内空間が広く、後部座席にもゆとりがあります。 渋滞時にも自動的に追従してくれるクルーズコントロール機能や、標識を自動的に読み取ってディスプレイに表示してくれる標識認識機能などの「Honda SENSING」が搭載されており、安心して長距離運転ができるでしょう。 日産・ルークス 日産・ルークスも長距離運転に向いています。 振動が少なく、騒音が小さいため、高速道路でも楽しく会話しながらドライブできるでしょう。 渋滞時にも車間距離をキープし、風にあおられても車線中央を走ってくれる「プロパイロット」機能があれば、高速道路での運転も快適です。 2台前の車までモニタリングして衝突を回避するシステムが搭載されており、安全性能も高いといえます。 まとめ 長距離運転に向いている軽自動車の条件や注意点、おすすめの車種をご紹介しました。 ターボエンジンを搭載していたり運転支援システムが付いていたりすれば、軽自動車でも快適に長距離運転ができます。 無理せずこまめに休憩を取ることが大切です。ぜひこの記事を参考に、軽自動車でロングドライブを楽しみましょう。 長距離運転に向いている軽自動車への乗り換えを検討中の方は、ぜひお店で車をチェックしてください。 -
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2023.05.22
AT限定解除はどうすればいい?解除方法と審査項目を解説!
現在は普通自動車のほとんどがAT車ですが、スポーツタイプの車や軽トラック、商用バンといったMT車もいまだにあり、一定の人気を博しています。 運転免許証に「AT限定」と記載されている場合は、MT車を運転できません。 MT車を運転するためには、「AT限定解除」が必要です。 この記事では、AT限定解除の概要や方法、審査でチェックされる項目を解説します。 ぜひこの記事の内容を参考に、AT限定解除にチャレンジしてください。 AT限定解除の概要 AT限定解除の概要を解説します。 AT限定解除とは AT限定解除とは、AT車しか運転してはいけないという限定条件を、MT車を含む普通自動車全般を運転できるように変更することです。 試験に合格すればAT限定を解除できます。 複雑なクラッチ操作を習得するのに時間がかかりますが、運転の基礎はAT車と変わらないため、一から免許を取得するよりも難易度は低いといえます。 限定解除ができる免許の種類 AT限定免許以外にも、「中型自動車免許8t限定」、「準中型自動車免許5t限定」、「普通自動二輪車免許小型限定」などの免許も限定解除することで、運転可能な車が増えます。 「大型特殊自動車免許カタピラ車限定又は農耕車限定」、「大型自動車免許自衛隊車両限定」といった自衛隊や農業で用いられる、一般的に馴染みのない免許も限定解除ができます。 AT限定解除の方法 AT限定解除の方法をご紹介します。 教習所に通う 教習所に通って審査に合格すればAT限定解除できます。 補修がなければ、最低4時間の講習を受けることになるでしょう。 その後、教習所内の審査に合格すれば、「技能審査合格証明書」が交付されます。技能審査合格証明書を持って運転免許試験場で手続きをすれば、その日のうちに免許の書き換えをしてもらえます。 教習所に通えば、費用と時間がかかりますが、クラッチ操作を確実に身に付けられるでしょう。 試験のみを受ける 教習所に通わなくても、試験のみを受けてAT限定解除することも可能です。 1,400円の受験料と1,450円の試験車使用料を支払えば受験できます。 一発合格すれば教習所に通うよりもはるかに安価かつ短時間で済みますが、審査は厳しい傾向があるため、教習所に通うよりも費用と期間がかかるかもしれません。 AT限定解除試験でチェックされる項目 AT限定解除試験でチェックされる項目をいくつかご紹介します。 クラッチやレバーの操作 代表的なMT車特有の操作として、クラッチやレバーの操作が挙げられます。 MT車にはアクセルとブレーキに加えて、クラッチペダルがあります。AT車のみを運転してきた方は特に、最初はクラッチペダルの操作に戸惑うでしょう。 また、AT車の運転時よりも頻繁にシフトレバーの操作が必要です。 加速時、減速時、停車時などは常に左手を使ってシフトレバーでギアチェンジしなければなりません。 発進と停止 問題なく発進と停止ができるか、試験でチェックされます。 初心者は発進時と停止時にエンストしがちです。何度も練習してコツをつかみましょう。 坂道発進 MT車の坂道発進には、AT車よりも技術が必要です。 坂道発進に失敗すると、エンストするだけでなく、坂道に沿って車体が下がってしまうかもしれません。十分に習得してから試験を受けてください。 方向転換と縦列駐車 AT車でも方向転換や縦列駐車が苦手な方がいらっしゃるかもしれませんが、MT車だとさらにシビアです。 エンストしないよう適切にクラッチ操作をしながら、周囲の目視確認やハンドル操作をしなければなりません。 また、ハンドルを内側から握ったり片手で操作したりといった、AT車の運転時に付いた悪い癖があると、AT限定解除の教習・審査でも注意されます。 満足するまで練習して試験に臨みましょう。 AT限定解除のQ&A AT限定解除のQ&Aをいくつかご紹介します。 教習所に通う費用は? AT限定解除のために教習所に通う費用は、教習所によって異なりますが、約4~8万円かかります。 一方、教習所に通わず運転免許試験場で直接試験を受ける場合には、1回につき1,400円の受験料と1,450円の試験車使用料の合計2,850円がかかります。 教習所に通う日数は? AT限定解除のための講習を最低4時間受ける必要がありますが、技能実習は1日2時間までと決まっています。 技能実習2時間 × 2日と審査に1日で合計3日間が最低でもかかります。補修や再審査があるとさらに通わなければなりません。 AT限定解除後の免許証はどうなる? AT限定解除の手続きをすると、免許証の裏面に「限定解除」のハンコが押されます。 そのまま普段通り免許証を使用できます。 まとめ AT限定解除の概要や方法、審査でチェックされる項目を解説しました。 AT限定を解除すれば、運転できる車の幅が広がります。時間と費用はかかりますが、教習所に通ってMT車の操作を習得することをおすすめします。 この記事を参考にAT限定解除を成功させて、ぜひ新しい車の運転を楽しんでください。 -
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2023.05.16
法定点検と車検はどう違う?法定点検の種類や受けるメリットを解説
みなさんは車の法定点検と車検の違いをご存じでしょうか。 法定点検と車検は同じタイミングで実施されることもあるため、両者を混同している方も少なくないかもしれません。両者の違いを知って適切に点検を受けないと、トラブルにつながる可能性があります。 この記事では、車の法定点検の概要や車検との違い、点検を受けるメリットなどを解説します。 法定点検について知識を身に付けて、正しく点検を受けましょう。 車の法定点検とは 車の法定点検の概要や車検との違い、受けなかったときの罰則を解説します。 法定点検の概要 法定点検とは、車の故障やトラブルを未然に防ぎ、安全性や公害対策を維持するために実施される定期的な点検整備のことです。 道路運送車両法によって義務付けられているため、車のユーザーは必ず法定点検を受けなければなりません。 法定点検と車検の違い 車検では、車が公道を走行する基準を満たしているかがチェックされます。 法定点検とは異なり、車検では安全性や公害対策の維持が担保されるわけではなく、故障やトラブルを未然に防止をしてくれるわけではありません。 法定点検と車検では有効期間にも違いがあります。 法定点検には、自家用車の場合、1年ごとに受ける「法定12ヶ月点検」と、さらに検査項目が追加された2年ごとに受ける「法定24ヶ月点検」の2種類があり、どちらも受ける必要があります。 車検は、自家用車の場合、初回は3年後、2回目以降は2年ごとに受けなければなりません。 法定点検を受けなかったときの罰則 法定点検を受けることは、道路運送車両第48条で義務付けられていますが、受けなかったときの罰則はありません。 ただし、法定点検を受けずに、期限切れのシールを貼ったままにしておくと、保安基準違反で30万円以下の罰金を科せられる可能性があります。 罰則はないとはいえ、ご自身の安全を守るものなので、怠らずに法定点検を受けましょう。 一方で、車検を受けずに公道を走行すると、道路運送車両法違反に該当し6ヶ月以上の懲役か30万円以下の罰金が科せられます。 法定点検の種類 法定点検の種類をご紹介します。 法定12ヶ月点検(法定1年点検) 法定12ヶ月点検ではブレーキペダルやエンジンルームなどを対象に、快適性と安全性に関わる点検をします。 軽自動車を含む自家用車には、27個の点検項目があります。 法定24ヶ月点検(法定2年点検) 法定24ヶ月点検では、さらに30項目が増え、57項目を点検します。 ハンドルの操作具合に問題はないか、電気配線接続部に緩みや損傷はないかなど、法定12ヶ月点検よりも細かくチェックされます。 法定3ヶ月点検、法定6ヶ月点検 法定3ヶ月点検は事業用バスやトラック、法定6ヶ月点検は自家用中小型トラックや乗用レンタカーなどを対象とした点検です。 バスやトラックは一般の自家用車よりも走行距離が長くなりやすく、車体が大きめの分、事故が起きた際に被害が大きくなる傾向があるため、短期間で何度も点検がされます。 法定点検のメリット 法定点検のメリットをいくつかご紹介します。 トラブルを未然に防げる 法定点検を受けることで、トラブルの原因を未然に解消でき、急に重大な故障や不具合が起きるリスクを減らせます。 万が一、点検項目にあたる箇所の不具合が発生した場合、法定点検を受けていればメーカーの保証を受けられます。 車両の価値が高まる 法定点検を受けると、点検や整備の内容、消耗品の交換時期、点検を実施した業者などが記録されます。 記録簿で法定点検を受けて十分にメンテナンスをしたことを証明できれば、同じ年式・走行距離でも安心感が高まり、車を売却する際の査定評価が上がります。 一方で、点検整備記録簿を紛失すると査定評価が下がる恐れがあるので、気を付けて保管しましょう。 法定点検の依頼先 法定点検はどこで受けられるのでしょうか。依頼先をいくつかご紹介します。 ガソリンスタンド ガソリンスタンドの中でも、整備工場が併設されているところならば、法定点検を依頼できます。 給油のついでに点検を受けられるため、最も手軽です。 ただし、ガソリンスタンドには豊富に部品が揃っているわけではないので、部品交換が必要になったときに、取り寄せのために時間がかかることがあります。 カー用品店 ガソリンスタンド同様に、整備工場が併設されているカー用品店ならば法定点検を依頼できます。 部品交換が必要になった際に、市販品の中から好きなものを選べます。 整備工場 整備工場には、日頃から車の点検、整備、修理をしている技術力の高いスタッフがいるため、質の高い点検、整備を受けられます。 整備工場によって技術力や費用に差があるため、信頼できる整備工場を探すことが大切です。 ディーラー 自社の車に熟知したスタッフが点検、整備してくれるので、最も信頼度が高いといえます。 純正の部品がそろっているので、修理や部品交換も安心して任せられます。 接客が丁寧であることが多いため、待ち時間も快適に過ごせるでしょう。 ただし、点検費用や部品代が高めになる傾向があります。 まとめ 車の法定点検の概要や車検との違い、点検を受けるメリットなどを解説しました。 法定点検は車のトラブルを未然に防ぐ大切なものです。 適切に法定点検を受けて、安心安全なカーライフを楽しみましょう。