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2024.03.20
愛車をキレイかつ安全に保つ、タイヤのメンテナンス方法を紹介
タイヤは、車の基本機能である「走る」「曲がる」「止まる」すべてに直結しているパーツです。車の安全性や快適性を保つためには、タイヤのメンテナンスが欠かせません。 タイヤが適切にケアされていれば、安全な走行はもちろんのこと、大切な愛車の見た目もグッと素敵な印象になります。 燃費効率や車のパフォーマンスにも直結します。この記事では、愛車のタイヤをキレイかつ安全に保つためのメンテナンス方法を紹介します。 タイヤをきれいに保つ洗い方を紹介 まずは、タイヤの洗い方を紹介します。 タイヤの洗い方は普段は水洗いのみで問題ない タイヤは、汚れがひどくない場合はシャンプーを使わず水洗いのみで問題ありません。 タイヤのゴムには劣化防止剤とワックスが含まれていて、それらがタイヤを劣化から守っています。強力な洗剤を使ってゴシゴシと擦って洗うと、劣化防止剤とワックスも洗い流してしまい、ゴムの劣化を招く可能性があります。 ただ、長い間洗っていなかったり、泥道を走ったりすると頑固な汚れが付着することもあります。その際はタイヤ用カーシャンプーで洗車しても問題ありません。 ただ、強アルカリのカーシャンプーは洗浄力が強くタイヤにダメージを与えるかもしれません。タイヤ用の中性カーシャンプーを使うことをオススメします。 タイヤを洗う頻度、手順などを紹介 タイヤは洗いすぎると保護成分が洗い流されるので、気になったときに汚れを落とすくらいで問題ありません。 また、タイヤを洗うときは以下のものが必要です。 ・ブラシやスポンジ(車体用と別にする)・水分を取るためのタオル(車体用途別にする) ブラシやスポンジ、タオルは車体を洗うとき用のものとは別に用意してください。タイヤを拭いたタオル等には泥や砂が付着している可能性があり、それらが車体に傷をつけてしまいます。 また、愛車をカッコよく見せたい方はタイヤワックス、楽に汚れを落としたい方は高圧洗浄機、汚れがひどいときはタイヤ用シャンプーを用意してください。 道具が用意できたら、以下の手順でタイヤを洗っていきます。 1. タイヤやホイール、タイヤハウス内の汚れを水で洗い流す2. タイヤ、ホイールをブラシやスポンジでこすって洗う3. タオルで水分を拭き取る4. (必要であれば)タイヤに艶出しスプレーやタイヤワックスを使う 手順1の水洗いの段階で汚れが十分に落ちなければ、高圧洗浄機やタイヤ用カーシャンプーを使ってもよいかもしれません。 手順4の艶出しスプレーやタイヤワックスは必須ではありませんが、塗布しておくとタイヤの劣化が遅くなったり、タイヤのきれいな黒色が愛車を引き締まった印象にします。 洗車のときにチェックしたいタイヤの状態 普段から定期的にタイヤの状態をチェックするのは、なかなか難しいことです。 そのため、洗車のときに同時にタイヤの状態も確認しましょう。チェックポイントは以下の3つです。 ・空気圧は低くないか・擦り減っていたりヒビがが入っていたり、劣化していないか・溝に小石が挟まっていないか 空気圧は低くないか 洗車と同時に空気圧をチェックすることをおすすめします。 タイヤは十分に密閉されていますが、どうしても少しずつ空気が抜けていくので空気圧が下がってしまいます。空気が抜けたタイヤで走行すると、燃費が悪くなったりハンドルを切りにくくなります。 また、雨の日にタイヤと道路の間に水の膜ができてスリップしやすくなる「ハイドロプレーニング現象」も引き起こすので、安全のためにも空気圧を適切に保ちましょう。 空気圧はエアゲージで測れます。ガソリンスタンドに備え付けのものを借りてもよいですし、ホームセンターやカー用品店でも購入できます。 適切な空気圧は車種によって違います。運転席のドアを開けたところや給油口、取扱説明書に記載があるので、空気圧を測る前にチェックしてみてください。 擦り減っていたりヒビがが入っていたり、劣化していないか タイヤが劣化していないかの確認も重要です。 見た目ですぐにわかるタイヤの劣化は「擦り減り」「ヒビ」のふたつでしょう。 タイヤが擦り減って溝が浅くなると、前述したハイドロプレーニング現象が起きやすくなったり、グリップ力が低下して晴れの日でもスリップしやすくなります。 溝の擦り減りはスリップサインで分かります。スリップサインは、タイヤ側面の「▲」矢印マークの延長線上にあるマークで、溝の残りの深さが1.6mm以下になると現れます。 また、ゴムはどうしても経年劣化で硬くなりヒビが入ります。走行中のパンクやバーストにつながり危険なので、ヒビが入ったタイヤは早めに交換することをおすすめします。 溝に小石が挟まっていないか タイヤの溝の小石を除去するのも推奨します。 走行中にタイヤを傷つけパンクの原因になったり、勢いよく石が外れたときに周りの車や歩行者に当たる可能性があるためです。 溝の小石は、タイルをかぶせて飛んでいかないようにしつつ、マイナスドライバーなどで取り除いてください。 まとめ 愛車をきれいにかつ安全に保つための、タイヤのメンテナンス方法を解説しました。 タイヤを洗う場合は基本的に水洗いのみがおすすめですが、汚れがひどいときは中性のタイヤ用シャンプーを使っても問題ありません。タイヤを洗うときには、同時に空気圧の低下、擦り減りやヒビの有無も同時に確認しましょう。 ぜひ本記事を参考にして、タイヤのメンテナンスに挑戦し、安全で快適なドライブを実現してください。 -
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2024.03.01
車のシートの汚れを落とす効果的な方法を解説!
車のシートの汚れが気になってきた人はいらっしゃいますか。適切な方法で清掃することで、シートを清潔な状態に保てます。汚れが染み付く前に早く掃除することが大切です。 本記事では、車のシートの主な種類、汚れを落とす方法、汚れを予防する方法を解説します。 車のシートに使われる主な素材 車のシートは数種類の素材が使われており、それぞれ汚れ方や掃除の方法が変わります。まずはそれらを以下に解説します。 ・ファブリック(布)・合成皮革・本革 それぞれの特徴を解説します。 ファブリック(布) 多くの車種のシートに採用されている素材に、ファブリック(布)が挙げられます。 通気性が良いことがファブリック製シートのメリットです。一方で、ほこりや皮脂汚れなどが繊維の隙間に蓄積しやすいことがデメリットです。雨水や汗がシミになることもあります。 合成皮革 合成皮革も多くの車種のシートに採用されている素材のひとつです。 水や汚れが付着しても染み込みにくく、拭き取って清潔に保ちやすいことが特長です。 ただし、合成皮革には「加水分解」と呼ばれる空気中の水分との化学反応によって劣化しやすいという欠点があります。合成皮革の加水分解が進行すると、シートの表面がベトベトしたり、シートの表面が突然剥がれ落ちたりします。 本革 高級車に多く採用されているシートの素材が本革(天然皮革)です。 本革をあしらったシートは高級感があり、経年変化を楽しめることから人気があります。 ただし、雨水や汚れの付着を放置すると変色したりシミになったりします。デニムのように色が濃い服を着て乗ると、色移りしやすいことも欠点です。また、良かれと思ってアルコールで汚れを拭き取ると、アルコールによって革が傷む恐れがあります。 本革のシートを美しく保つためには、小まめな手入れが欠かせません。 車のシートの汚れを落とす方法 以下の手順で車のシートの汚れを落としましょう。 ①ほこりや砂を取り除く②汚れを拭き取る③表面に残った水分や洗剤を拭き取る④乾燥させる 手順をそれぞれ解説します。 ①ほこりや砂を取り除く 拭き掃除をする前に、シートに付着したほこりや砂を取り除きましょう。 ほこりや砂を取り除かずに拭き掃除をすると、ほこりや砂が繊維の奥に入り込んだり、シート表面が傷ついたりする恐れがあります。 シート表面を傷つけないよう気を付けながら、粘着カーペットクリーナーやハンディクリーナーで十分にほこりや砂を取り除いてください。 ②汚れを拭き取る ほこりや砂を取り除いたら、汚れを拭き取ります。 中性洗剤を約1%に水で薄めて、やわらかい布に含ませてください。洗剤を含ませた布で優しく汚れを拭き取ります。ごしごしと強く拭き取るとシートが傷むかもしれません。 泡立ちやすい食器用中性洗剤よりも、泡立ちが控えめなおしゃれ着用中性洗剤をおすすめします。 ③表面に残った水分や洗剤を拭き取る 汚れを拭き取り終えたら、表面に残った水分や洗剤を拭き取りましょう。 水で濡らしてから固く絞った布で、残った水分や洗剤を優しく拭き取ります。水分や洗剤が残っていると、シートにシミが残るかもしれません。 汚れを拭き取った布とは別の清潔な布を使用してください。 ④乾燥させる 水分や洗剤を拭き取った後、十分にシートを乾燥させてください。 乾燥が不十分だと、雑菌が繁殖したりカビが生えたりするかもしれません。風通しが良く、直射日光が当たらない場所で乾燥させることが大切です。 ドライヤーやヒーターで乾燥させると、シートが劣化する恐れがあります。時間がかかるかもしれませんが、自然に乾燥させましょう。 車のシートの汚れを予防する方法 車のシートの汚れが目立ってから手入れをすることよりも、予防することが大切です。車のシートの汚れを予防する方法を3つ解説します。 ・ほこり取りやハンディクリーナーを常備する・シートカバーを取り付ける・防水スプレーを吹きかける ほこり取りやハンディクリーナーを常備する シートが汚れたときにすぐに取り除けるよう、掃除用品を常備することが大切です。 汚れを放置すると、固着して取り除けなくなるかもしれません。特に飲み物をこぼすと、早く拭き取らないとシミになります。 ほこり取りやハンディクリーナーといった掃除用品を社内に備えておき、汚れたら速やかに掃除をしましょう。 シートカバーを取り付ける シートカバーを取り付けることも汚れの予防に有効です。防水性のシートカバーであれば、飲み物をこぼしてもシミになりません。 サイズや素材、デザインによって異なりますが、車用のシートカバーはカー用品店やネット通販にて数千円で購入できます。 特にアウトドアレジャーで車内も汚れる可能性が高いときは、あらかじめシートにカバーを取り付けておきましょう。 そのほかに、後付けできるドリンクホルダーや傘ホルダー、トレイも汚れの予防に有効です。 防水スプレーを吹きかける 車のシートに防水スプレーを吹きかけることもおすすめします。 防水スプレーを吹きかけておけば、うっかり飲み物をこぼしてもシミになりにくいでしょう。防水・撥水以外にも抗菌・防臭に効果的なスプレーもあります。 効果によって異なりますが、カー用品店やネット通販にて1,000~3,000円程度で購入できます。 成分によってはシートを傷めることがあるので、防水スプレーの説明書きを読んで、自社のシートに適した防水スプレーを選びましょう。 まとめ 車のシートの主な種類、汚れを落とす方法、汚れを予防する方法を解説しました。 シート上のほこりや砂を取り除き、中性洗剤を薄めた水に浸した布で汚れを拭き取ることが大切です。カビや雑菌を防ぐために、水拭き後は十分に乾燥させてください。 ほこり取りやハンディクリーナーを常備して、汚れを速やかに取り除くことで、シートを常に清潔に保てます。 ぜひ本記事を参考にして、シートの汚れを掃除してみましょう。 -
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2024.02.22
車の運転が怖い理由を解説!運転しやすい軽自動車も紹介
車の運転が怖いと感じている人はいらっしゃいますか。適度な恐怖感は安全運転のために必要ですが、あまりにも怖いと感じると運転を敬遠するようになるかもしれません。 とはいえ、都心部でもない限り運転しで生活するのも難しいのが事実。適切な方法で運転の練習をして、怖さを克服することが大切です。また、運転しやすい車を選べば運転の怖さを軽減できるでしょう。 本記事では、車の運転が怖いと感じる理由、運転の怖さを克服する方法、運転しやすい軽自動車を解説します。 車の運転が怖いと感じる理由 車の運転が怖いと感じる理由は主に以下の3つです。 ・苦手な運転操作がある・過去にヒヤリとしたことがある・ブランクがあって運転操作の手順を忘れている それぞれの内容を解説します。 苦手な運転操作がある 車で走る・曲がる・止まるためには、さまざまな運転操作が必要です。その中に苦手な操作があると、運転が怖いと感じてしまいます。 たとえば、駐車に苦手意識が多い方は多いでしょう。出発したからにはどこかに駐車しなくてはいけませんが、その駐車が怖いと出発も気が重くなります。 ただ、このように苦手な運転操作がはっきりとわかっている場合は、練習して克服できます。克服すれば運転の恐怖も軽減されるでしょう。 過去にヒヤリとしたことがある 車の運転が怖いと感じる理由に、ヒヤリとした経験があることも挙げられます。 狭い道で車同士が接触しそうになったり、高速道路であおられたりした経験があって、運転が嫌いになってしまった人もいるかもしれません。 この場合も、苦手な操作と同様に練習で克服できます。 たとえば狭い道の運転では、運転を続けて適切な車幅感覚を身に着けると恐怖心が低減されます。あおり運転は、周囲の車の流れに乗る、無理な割り込みをしない、車間距離を適切に取る、などであおられることもグッと減るでしょう。 ただ、これでもあおられる可能性はゼロとはいえないので、前方と後方の両方にドライブレコーダーを付けることもおすすめです。何かあったら証拠を取っている、という意識が心を落ち着かせます。 ブランクがあって運転操作の手順を忘れている 操作の手順を忘れていることも、車の運転が怖いと感じる理由のひとつです。 数か月、数年も運転をしていないと、操作の手順や車両の前後左右の距離感などを忘れ、車の運転に抵抗を覚えるでしょう。そのまま運転せずにいると、さらに運転をしなくなる悪循環に陥るかもしれません。 やはり練習をして操作の手順を思い出すことが重要です。 車の運転の怖さを克服する練習方法 運転の怖さを克服するための、おすすめの練習方法を2つ紹介します。 運転に慣れている人に同乗してもらう 車の運転の怖さを克服するために、運転に慣れている人に同乗してもらいながら練習することをおすすめします。同乗者にアドバイスをもらいながら、広くて交通量の少ない道の運転から始めてください。 駐車が苦手な人は、周囲の利用者に配慮しながら空いている駐車場で練習しましょう。 初めから自分が運転することが怖い場合は、自分は助手席に乗り、代わりにベテランドライバーに運転してもらうこともおすすめです。たとえばバックで駐車するときはどこを見て、どのタイミングでどのくらいハンドルを切るのか、など細かくアドバイスしてもらうとよいでしょう。 自分が運転している気持ちになって、運転者の操作を観察することが大切です。 ペーパードライバー講習を受講する ペーパードライバー講習の受講も、運転の怖さを克服するのに有効な方法です。 ペーパードライバー講習は、長く運転をしていなかったり免許はあるがひとりでの運転するのは不安だったりして、運転操作が不安な初心者に向けた講習です。 運転の基本操作を再度おさらいでき、公道で走る不安や緊張を和らげられる効果があります。 ペーパードライバー講習は、以下の2パターンで受講可能です。 ・自動車教習所で受講する・指導員が自宅など指定の場所に来てくれる 自動車教習所で受講するのは、公道でないため安心感が高いことがメリットです。ただ、教習所の車を使うため、自分の車と大きさや細かな感覚が違うことに注意してください。 出張型の講習は、自分の生活道路や車で受講できるため、より実践的な講習を受けられることがメリットです。近くに教習所がなくても受講できることも利点でしょう。一方、他の車や歩行者などもいるため、最初の不安感はぬぐい切れないかもしれません。 講習は、教習所以外にも、ペーパードライバー専門スクール、警視庁の交通安全教育センター、JAF、自動車メーカーなどで申し込めます。 運転しやすい軽自動車 軽自動車は小回りが利く車種が多く、初心者でも運転しやすいでしょう。特に運転しやすい軽自動車を3つ紹介します。 スズキ「ハスラー」 スズキの「ハスラー」は、SUVタイプの人気のある軽自動車です。 車体がコンパクトで小回りが利く一方で、アイポイント(運転者の目の高さ)が高く、遠くまでゆとりを持って見渡せます。フロントピラーが立っていて視界を遮らないので、ストレスなく前方を目視確認できるでしょう。 デュアルカメラブレーキサポートのような先進安全支援機能「スズキ セーフティ サポート」が搭載されているので、安心して運転できます。 ホンダ「N-BOX」 ホンダの「N-BOX」は、アイポイントが高めで運転しやすい軽スーパーハイトワゴンです。 フロントピラーが細いこと、フロントウインドウとリアウィンドウが大きいことから、ゆとりを持って前方を把握できます。ドア付近に通常のサイドミラー以外に2つのミラーが搭載されているので、駐車時も安心です。 衝突軽減ブレーキや駐車時の障害物検知システムといった「ホンダセンシング」の安全機能も充実しています。 ダイハツ「タント」 ダイハツの「タント」も運転しやすく人気の軽スーパーハイトワゴンです。 ボンネットが短く、運転席からボンネットを目視確認できるため、初心者でも安心して運転できるでしょう。リアウィンドウやリアクォーターウィンドウが大きく、後方の視野が広いことも魅力です。 衝突回避支援ブレーキや車線逸脱警報などの予防安全機能「スマートアシスト」が搭載されているので、恐怖を感じにくいでしょう。 まとめ 車の運転が怖いと感じる理由、運転の怖さを克服する方法、運転しやすい軽自動車を解説しました。 練習すれば車の運転の怖さを克服できます。運転に慣れている人に同乗してもらったり、ペーパードライバー講習を受けたりして練習しましょう。また、運転しやすい車を選べば、運転の怖さが解消されるかもしれません。 気になる車があれば、ぜひお店に足を運んでみてください。 -
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2024.01.30
軽自動車は何年乗れるの?寿命を延ばす方法も解説
みなさまは、軽自動車は何年乗れるかご存じですか。以前は走行距離10万kmといわれていましたが、近年は軽自動車の耐久性の向上により、寿命が延びています。車を適切に扱うことでさらに寿命を延ばせます。 本記事では、軽自動車の寿命、寿命を延ばす方法、車を手放すタイミングを解説します。 軽自動車の寿命 走行距離と使用年数の観点で、軽自動車の寿命を解説します。 走行距離 軽自動車の寿命は、走行距離が10万kmに至るまでだといわれていました。 しかし、近年の軽自動車の耐久性は向上しており、適切なメンテナンスをすれば走行距離が15万km以上になるまで車を使うことも可能です。 使用年数 2005年頃は、軽自動車の平均使用年数は10年前後でしたが、近年は15年前後にまで伸びています。 メーカーの技術が向上したことで、耐久性も向上していることが要因です。 軽自動車の寿命を延ばす方法 軽自動車の寿命を延ばすためには、定期的にメンテナンスすることと車を丁寧に扱うことが大切です。それぞれの内容を解説します。 定期的なメンテナンス 軽自動車の寿命を延ばすためには、普通車と同様に定期的なメンテナンスが重要です。 エンジン内部の部品をスムーズに動かしたり、錆び付きを防いだりする役割を持つエンジンオイルは、経年により劣化し、効果を発揮できなくなります。使用状況によりますが、走行距離が3,000~5,000kmに至ったとき、または3~6か月経過したときにエンジンオイルの交換をおすすめします。 CVT車であれば、CVTフルードの交換も必要です。CVTフルードは、無段階でスムーズに変速するための必需品です。CVTフルードは、走行時の熱の影響による酸化や、金属部品の摩耗時に発生する金属粉の混入により劣化します。 劣化したCVTフルードを使い続けると、エンジン内部の部品に目詰まりが起き、エンジンの故障につながるかもしれません。30,000~50,000kmまたは2~3年ごとの交換をおすすめします。 丁寧に扱う 軽自動車を日頃から丁寧に扱うことで、寿命が延びます。 急ブレーキや急ハンドル、急発進をすると、車のトランスミッションやドライブシャフトといった駆動系の部品に大きな負荷がかかります。あまりにも急ブレーキや急アクセルを多用すると、駆動系部品の劣化が早まるでしょう。「急」のつく運転は控えてください。 可能な限り車を屋内に保管しましょう。直射日光にさらされる環境に車を長時間置くと、シートやインパネといった内装、ボディの塗装などの劣化が早まります。雨ざらしの場所に置き続けると、ボディの下回りのような金属部分に錆が発生します。ガレージがない場合は、自動車用カバーで直射日光や雨を防ぎましょう。 軽自動車を酷使する場合だけでなく、長時間全く使わない場合にも寿命が縮まります。長時間車に乗らないと、エンジンオイルがエンジン内部に行き渡りません。エンジンオイルが行き渡っていない状態で車を動かすと、エンジン内部の部品の摩耗が進み、エンジンの故障につながります。小まめに運転することを心掛けましょう。少なくとも1か月に1度は運転することをおすすめします。 車を手放すタイミング 軽自動車を手放すおすすめのタイミングは、以下の4つです。 ・自動車税が上がるとき・車検が近いとき・下取り価格が高いとき・メンテナンス費用が大きな負担になるとき それぞれの内容を解説します。 自動車税が上がるとき 新車登録から13年経過した場合、乗用自家用車の軽自動車税は年間10,800円から12,900円に上がります。自動車重量税も、13年経過時に年間3,300円から4,100円に上がります。 自動車税が上がるタイミングを区切りとして、車を手放すかどうか検討してみましょう。 車検が近いとき 2年に一度の車検が近いときも、車を手放すタイミングとしておすすめです。 使用年数や走行距離が長くなると、部品の劣化が進みます。車検を通すための修理・メンテナンス費用が高額になるケースがあります。高額な費用をかけて車検を通しても、下取り価格が車検費用を上回るとは限りません。 車検を通した後ではなく、車検前に車を手放すことをおすすめします。 下取り価格が高いとき 下取り価格が高いときを見計らって車を手放すことをおすすめします。 軽自動車の耐久力は年々向上していますが、10年落ちの車、走行距離が10万km以上の車は、査定額が非常に低いことが一般的です。使用年数10年または走行距離10万kmに至る前に買い取ってもらうことをおすすめします。 少しでも高く売るために、複数の業者で見積をとりましょう。海外では、日本車は品質が高いとされています。海外輸出に力を入れている業者であれば、10年落ちの車または走行距離10万km以上の車でも高く買い取ってもらえるかもしれません。 メンテナンス費用が大きな負担になるとき メンテナンス費用が大きな負担になるときも、車を手放すおすすめのタイミングです。 使用年数・走行距離が長いほど、部品が劣化し、修理やメンテナンスにかかる費用が高額になります。あまりにも古い車だと、交換部品を入手することに苦労するかもしれません。 無理に使い続けるより、新たに車を購入するほうが安価に済むことがあります。修理・メンテナンスがあまりにも高額だと感じた場合は、車の売却を検討してください。 まとめ 軽自動車の寿命、寿命を延ばす方法、車を手放すタイミングを解説しました。 軽自動車を適切にメンテナンスし、丁寧に運転すれば、15万km以上の走行距離や15年以上の年数でも使えるかもしれません。 やむなく軽自動車を手放す場合は、自動車税が上がるときや車検が近いときに手放すことをおすすめします。 ぜひ本記事を参考に、愛車の寿命を伸ばしましょう。 -
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2024.01.23
軽自動車に5人乗ってもいい?条件やこどもを乗せる際のルールを解説
みなさまは、軽自動車に5人乗ってもいいかご存じでしょうか。軽自動車の定員は原則4人までと法律で決められていますが、条件を満たせば5人乗りが可能です。ただし、法的には問題なくても、5人乗りは危険なのでおすすめしません。 本記事では、軽自動車の乗車定員の詳細、5人乗りできる条件、5人乗りを推奨しない理由を解説します。 軽自動車の乗車定員は原則4人まで 軽自動車の乗車定員は原則4人までです。お手元の車検証にも乗車定員が4人と記載されているはずです。現在、室内の広さに関わらず、乗車定員が5人以上である軽自動車はありません。 実際に、軽自動車にはシートベルトが備え付けられた座席は4つしかないので、大人が5人以上乗ることは危険です。 定員より多い人数が乗ると、反則金6,000円、違反点数1点が課されます。 軽自動車に5人乗りできる条件 前述したように、軽自動車の定員は原則4人ですが、条件を満たせば5人乗車できます。軽自動車に5人乗りできる条件を解説します。 12歳未満の子どもが乗る場合 道路運送車両の保安基準第53条に、「12歳以上のもの1人は、12歳未満の小児または幼児1.5人に相当する」と定められています。すなわち、12歳未満の子どもは3人で大人2人分です。 この規定を基に計算すると、「大人2人+12歳未満の子ども3人」、「大人1人+12歳未満の子ども4人」であれば、軽自動車に5人乗りできます。 ペットが乗る場合 ペットは乗車人数にカウントされません。従って、大人4人に加えてペットを乗せても、法律上は問題ありません。 ただし、運転中にペットが運転者の膝の上に乗っていたり、窓から顔を出したりすることは、法律違反に該当します。 また、走行中に助手席や後部座席の人の膝上にペットを乗せることは、違法ではないとはいえ避けましょう。急にペットが暴れて運転の妨げになったり、急ブレーキ時や事故発生時にペットが怪我をしたりする恐れがあるためです。 車に乗せる際は、ペット用の座席を確保し、固定されたケージやキャリーケースに入れることをおすすめします。 軽自動車への5人乗りを推奨しない理由 軽自動車への5人乗りの条件を満たしていても、5人乗りを推奨しない理由は主に以下の3点です。 ・シートベルトの数が足りない・チャイルドシートを取り付けられない・総重量が重くなる それぞれの内容を解説します。 シートベルトの数が足りない 5人乗りを推奨しない理由のひとつが、シートベルトの数が足りないことです。 6歳未満まではチャイルドシートの使用が法律で義務付けられています。6歳以上であれば、チャイルドシートを使用しなくても構いませんが、使用しない場合は、シートベルトを装着する必要があります。 軽自動車に備え付けられているシートベルトは4つのみなので、5人乗りをすると、1人はシートベルトを装着できません。 シートベルトを装着していないと、事故発生時に車内で全身を打ち付けられたり、車外に放り出されたりして大怪我を負う恐れがあります。 チャイルドシートを取り付けられない チャイルドシートを取り付けられないことも、軽自動車への5人乗りを推奨しない理由です。 前述したように、6歳未満まではチャイルドシートを使用しなければなりません。JAFは、6歳以上でも身長が140cm以下であれば、チャイルドシートの使用を推奨しています。 軽自動車に5人乗りする場合、チャイルドシートを正しく装着できないことが多いでしょう。5人乗りの条件を満たしており、チャイルドシートを取り付けられない場合は、チャイルドシートの装着義務が免除されます。 免除されても、チャイルドシートを取り付けずに乳幼児を車に乗せることは非常に危険です。前述したシートベルト未装着の場合と同様に、事故発生時に大怪我を負うかもしれません。 総重量が重くなる 軽自動車への5人乗りを推奨しない理由に、総重量が重くなることも挙げられます。 12歳未満の子どもといえど、5人乗りをすると総重量が重くなります。チャイルドシートを取り付けるとなおさらです。 総重量が重い状態で運転すると、普段よりアクセルやブレーキが利きにくいと感じるでしょう。特に坂道では、車を適切に制御できず、追突事故につながるかもしれません。 まとめ 軽自動車の乗車定員の詳細、5人乗りできる条件、5人乗りを推奨しない理由を解説しました。 軽自動車の定員は4人までですが、「大人2人+12歳未満の子ども3人」「大人1人+12歳未満の子ども4人」であれば、5人乗りできます。 ただし、5人乗るとシートベルトを装着できなかったり、チャイルドシートを取り付けられなかったりして、危険です。5人乗りによって総重量が増え、車を適切に制御できなくなる恐れもあります。] やむを得ない理由がなければ、軽自動車の5人乗りは避けることをおすすめします。 -
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2024.01.02
タイヤチェーンはどう選べばいい?種類や形状、選び方を解説
突然の降雪によりタイヤチェーン規制が敷かれ、困った経験のある人もいるでしょう。急なタイヤチェーン規制に備えて、冬場はスタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンを車に載せておくことが大切です。 タイヤチェーンは材質や形状によってグリップ性や装着性が異なります。 本記事では、タイヤチェーンの種類や形状、選ぶ際のポイントを解説します。 タイヤチェーンの種類 タイヤチェーンの種類は大別すると以下の4つです。 ・金属製・ゴム製・布製・スプレータイプ それぞれの特徴を解説します。 金属製 金属製のタイヤチェーンは、雪道での走破力に優れています。後述するゴム製に比べて安価かつコンパクトであることがメリットです。 一方で、走行時の騒音や振動が大きいため乗り心地に劣ることがデメリットです。また、雪の少ない道では金属製のチェーンは切れやすいといわれています。 過酷な環境で使われるため、鉄製チェーン表面にめっきがされていても剥がれてしまいがちです。タイヤチェーンの使用後は十分な洗浄、乾燥、さび止め剤の塗布といったメンテナンスを怠るとめっきが剥がれた箇所にさびが侵食し、切れやすくなります。 ゴム・樹脂製 ゴムや樹脂製のタイヤチェーンは、金属製のものよりも柔軟な素材でできているため、走行時の騒音や振動が比較的少なめです。金属製よりも軽く、簡単に装着できます。雪の少ない道でも切れにくいといわれています。 ただし、金属製や布製に比べると高価です。金属製や布製よりもかさばるものが多く、車内のスペースを多くとることもデメリットです。 布製 布製のタイヤチェーンのメリットは、金属性やゴム製に比べて軽く扱いやすいことです。タイヤにかぶせるだけで簡単に装着できます。 金属製とゴム製だけでなく布製チェーンもチェーン規制中に走行できます。 走行時の騒音や振動も少なめです。コンパクトにたたんで車内に収納できることも魅力です。 布製は耐久性に不安があるかもしれませんが、金属性やゴム製も乾燥路で切れるリスクがあります。一概に布製の耐久性が悪いとは言えません。 また、水分を含んだまま氷点下で付けっぱなしにすると、凍結することがあります。タイヤチェーンが凍結して路面と一体化したまま走行しようとすると、タイヤチェーンが破損するかもしれません。 スプレータイプ 粘着性の樹脂が含まれた液体をタイヤに噴霧するタイプのタイヤチェーンもあります。 スプレーを吹き付けてタイヤ表面に細かいざらつきを作り、摩擦力を高めることで雪道や凍結路でスリップしにくくします。 手軽に利用できることがスプレータイプのメリットです。車内に常備しても邪魔にならないことも魅力です。 ただし、スプレータイプはタイヤチェーンとして認可されておらず、タイヤチェーン規制中はスプレータイプを使っても走行できません。スリップを防ぐ効果の持続性は、走行距離10~70km程度と低めです。また、車体や手、衣類に付着すると落としにくいこともデメリットです。 スプレータイプはあくまで非常用。しかし、冬タイヤの交換前後に突然の降雪があったときに便利なので、車内に置いておくことをおすすめします。 タイヤチェーンの形状 金属製のタイヤチェーンの形状は、主に以下の2つです。 ・はしご型・亀甲型 特徴をそれぞれ解説します。 はしご型 はしご型は、はしごのように一定間隔でタイヤと平行に鎖が配置されたタイヤチェーンです。ラダー型とも呼ばれます。 はしご型はタイヤチェーンの代表的な形状です。前後方向には高い制動力を発揮する一方で、横方向の制動力はあまり高くありません。 亀甲型 亀甲型は、亀の甲羅のように鎖が六角形状に配置されたタイヤチェーンです。リング型と呼ばれるケースもあります。 亀甲型は前後と横のどちらの方向にも高いグリップ性能を発揮します。ただし、はしご型よりも重いことが欠点です。 タイヤチェーン選びのポイント タイヤチェーンを選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。 ・取付け難易度・サイズ・乗り心地・耐久性・可搬性・オプション内容 それぞれの内容を解説します。 取り付け難易度 商品によって、取り付け難易度が大きく異なります。取り付けの際に車の移動や増し締めが必要なものは手間がかかります。増し締めとは、一旦タイヤチェーンを取り付けて数百メートル走行した後に、再度チェーンを締める作業です。増し締めをしないと、振動が大きくなり、チェーンが切れるかもしれません。 タイヤチェーンの取り付け経験が少なく不慣れな人は、できるだけ簡単に取り付け可能なタイヤチェーンを選びましょう。布製のタイヤチェーンには、装着性に優れたものが多くあります。 サイズ タイヤサイズに合ったタイヤチェーンを取り付けないと、取り付けられなかったり、走行中に脱落したりする恐れがあります。タイヤサイズに合った製品を選びましょう。 また、タイヤホイールと車のボディ部分の隙間(クリアランス)が十分に確保されていないと、タイヤチェーンを取り付けられなかったり、引っかかって走行できなかったりするかもしれません。 タイヤチェーンの説明書きに、必要なクリアランスが記載されています。純正以外のタイヤを取り付けている際は特に、自車のクリアランスを確認し、適合するタイヤチェーンを入手してください。 乗り心地 商品によって乗り心地に差があります。積雪が少ない道路を走行する際は特に顕著です。 金属性よりもゴム・樹脂製、布製のほうが乗り心地に優れている傾向にあります。 耐久性 タイヤチェーンを取り付ける頻度が高い人、タイヤチェーンを取り付けて長距離を走行する人は、耐久性の高い製品を選びましょう。 JASAA認定されたゴム・樹脂製のタイヤチェーンは耐久性が高めです。 可搬性 可搬性の優れたタイヤチェーンであれば、冬場は車に常に載せられ、いざというときにすぐタイヤチェーンを取り出せます。 ゴム・樹脂製のタイヤチェーンはかさばるものが多い傾向にあります。 オプション内容 オプション内容も重要です。取り付け方法が詳細に記載された説明書があると、取り付けが上手にできなかったときに役立つでしょう。 タイヤチェーンの収納ケースがオプションで付属していれば、車への積載だけでなく自宅での保管でも困らないでしょう。 まとめ タイヤチェーンの種類や形状、選ぶ際のポイントを解説しました。 タイヤチェーンの材質や形状によって、取り付け難易度や乗り心地、耐久性が異なります。特徴を十分に把握してタイヤチェーンを選ぶことが大切です。 タイヤチェーン選びに迷っている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。 -
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2023.12.20
軽自動車EVの特徴や代表車種を紹介します
EVとは動力にガソリンを使わず、電気だけで走行する車のこと。環境問題が叫ばれる昨今、普通自動車だけでなく軽自動車のEVも販売され始めています。 本記事では軽自動車のEVのメリット・デメリット、市販されている車種を紹介します。 どんどん盛り上がるであろうEV業界。気になる方はぜひこの記事を参考にしてください。 軽自動車のEVのメリット・デメリット 軽自動車のEVのメリット・デメリットを紹介します。 軽自動車のEVのメリット 軽自動車のEVのメリットは以下の2つです。 ・軽自動車とEVの使用目的が同じ・普通車のEVと比べて安価 軽自動車とEVの使用目的が同じなので、相性がよいといえます。 軽自動車は長距離を走らず、買い物用や出勤用に使う方が多くいます。 EVはガソリン車に比べて出先で充電できる場所が少ないというデメリットがありますが、軽自動車のちょっとそこまで行く使い方であれば、充電が少なくなる前に自宅に戻ることが容易です。 また、普通車のEVと比較して安価です。 2023年12月現在、人気の軽自動車Evの日産 サクラは254万8700円から、普通車EVの日産 リーフは408万1000円からです。環境のことを考えてEVにしたいが普通車は高価で悩んでいる、という方に軽自動車EVはぴったりです。 軽自動車のEVのデメリット 軽自動車EVのデメリットは以下の2つです。 ・ガソリン車より高価・ガソリン車より航続距離が短い 軽自動車EVはガソリン駆動のものと比べて高価です。 2023年12月現在、前述した軽自動車Evの日産 サクラは249万4000円で、日産 デイズは143万7700円からと、同じ軽自動車でも1.5倍ほど高く設定されています。 また、航続距離が短いこともデメリットに挙げられます。 おなじく2023年12月現在、フル充電で日産 サクラは180km、満タン給油の日産 デイズは629.1kmと、同じ軽自動車と比べて1/3程度です。 軽自動車のEVの車種 軽自動車のEVの代表的な車種を紹介します。 ・日産 サクラ・三菱 eKクロスEV・三菱 ミニキャブEV 日産 サクラ 軽自動車EVで最も有名であろう車種が、日産 サクラです。 サクラは三菱と共同開発されています。 サクラの特徴は、上位グレードには運転サポート機能の「プロパイロット」が標準装備されていることです。 プロパイロットは高速道路や自動車専用道路での運転を支援する機能。速度や車線維持を自動アシストしてくれるため、ハンドルから手を放しても運転ができます。 航続距離はフル充電で180kmとガソリン車や普通車EVと比べると短めですが、プロパイロットにより高速道路を走って遠くまで行きたいユーザーの需要も満たしています。 街乗りメインで、たまに旅行にも行きたい方におすすめです。 三菱 eKクロスEV eKクロスEVは三菱が販売している軽自動車EVです。 先に紹介したサクラは日産と共同開発されたと説明しました。つまり、eKクロスEVは三菱版のサクラともいえます。実際、eVクロスEVの中身はサクラとほぼ同じです。 サクラと違う点は、上位グレードでも運転サポート機能「マイパイロット」が標準装備でなくオプションであることです。eKクロスはガソリン車もあり、そちらは上位グレードにはマイパイロットが標準装備です。 eKクロスEVはあくまで街乗りメイン、高速道路で走りたい方はeKクロスを選択してください、という三菱の方針があるのかもしれません。そのため、街乗りしか使わない方におすすめです。 三菱 ミニキャブEV 三菱 ミニキャブEVは商用車で、2023年12月現在で唯一の軽バンEVです。 航続距離はフル充電で180kmと他の軽自動車EVと同程度です。 2023年12月現在、軽バンでEVを選ぼうとしたらミニキャブEVしか選択肢はありません。 しかし、トヨタ・ダイハツ・スズキが共同開発で2023年度中に、ホンダが2024年春にEVの商用軽バンを販売する予定にあります。 軽バンのEVは、今とても注目度の高いジャンルだといえるでしょう。 軽自動車のEVが向いている人 軽自動車のEVは、以下のような方におすすめです。 ・維持費を抑えたい人・近距離走行が多い人・小型車に乗りたい人 それぞれ解説します。 維持費を抑えたい人 車の維持費を抑えたい人は軽自動車EVがおすすめです。 車の維持費で大きいものに税金、燃料代、保険代の3つが挙げられます。 EVは「グリーン化特例」「エコカー減税」がフルに受けられるため、新車登録年度の翌年分の自動車税が75%減税、新車登録時と初回車検時の重量税が100%減税されます。 続いて、燃料代を比較します。1万km走ったとき、燃費やガソリンの価格にもよりますが、ガソリン代は10万円は超えるでしょう。EVであれば5万円程度と、およそ半分です。 ただ、保険代はガソリン車もEVも同じです。 これらより、走行距離をはじめとする乗り方にも左右されるとはいえ、年間で5万円程度は軽自動車EVのほうが安くなる可能性があります。 近距離走行が多い人 軽自動車EVは近距離走行が多い人におすすめです。 2023年12月現在、フル充電で日産 サクラは180km、満タン給油の日産 デイズは629.1kmと、同じ軽自動車と比べて航続可能距離が短いです。 ただ、買い物や通勤利用がメインの方にとっては、180kmも走れば十分でしょう。毎日自宅でフル充電をすれば、航続距離が少ないデメリットは簡単に解消できます。 小型車に乗りたい人 EVかつ小さい車に乗りたい方にもおすすめです。 軽自動車EVは普通車EVと比べて小型なので、狭い道路を運転する自信がない方にとって安心感があります。 運転に自信がないけどEVに乗りたい、という方に軽自動車EVはぴったりです。 まとめ 軽自動車EVについて解説しました。 軽自動車EVのメリットは、普通車のEVと比べて初期費用含め安価で、ガソリン車のEVと比べると維持費が安いことです。デメリットはフル充電でも航続距離が短いことですが、街乗りメインの方にとっては問題にならないでしょう。 軽自動車EVが気になる方は、ぜひ一度ご検討してみてください。 -
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2023.12.12
学生におすすめの軽自動車は?車選びのポイントを解説
学生でも自分の車を所有したいと思っている人は多いでしょう。 しかし、車の所有には高い維持費がかかり、学生には大きな負担がかかります。 多くのお金を車に割けない方には、維持費が安く、運転しやすい軽自動車をおすすめします。 本記事では、学生の車選びのポイント、おすすめの軽自動車の車種などを解説します。 学生の車選びのポイント 学生が限られた予算で車を購入する際は、以下の2点に気を付けましょう。 ・目的に合った車を選ぶ・維持費を考慮する それぞれの内容を解説します。 目的に合った車を選ぶ 学生が車を購入するときは、目的に合ったものを選びましょう。 通学に使うのであれば、小回りが利く車や、アイポイントが高く見通しの良い車といった運転しやすいものがおすすめ。免許を取りたての人にもピッタリです。 アウトドアや部活で多くの荷物を載せたい場合は、荷室が広い車を選びましょう。 後部座席を倒してフラットにできる車種ならば、大きな荷物を載せられるだけでなく、車内で横になって休むこともできます。 維持費を考慮する 車を選ぶ際には、維持費も考慮しましょう。 無理をして憧れの車を買ったり、見栄を張って高級車を買ったりしても、維持費が払えないと、車を所有し続けられません。 車種によって特に差が出るのが燃料代です。ターボ機能付きでなければ、軽自動車の多くは低燃費なので、普通車よりも燃料代を抑えられる傾向にあります。自動車税、自動車重量税、24ヶ月点検基本料金なども、普通車より軽自動車のほうが安価です。 中古車の修理にかかる費用も気になるかもしれません。未使用車ならば、故障のリスクが中古車よりも低めです。 月極駐車場料金も重要です。自宅に駐車場があれば無料で済みますが、郊外であれば数千円、都市部であれば1万円以上の駐車場代がかかります。できるだけ安価な駐車場を探しましょう。 ほかにも、洗車代、保険料などがかかります。 さまざまな種類の維持費がかかることを意識しておきましょう。 学生におすすめの軽自動車5選 学生におすすめの軽自動車は、以下の5つです。 ・スズキ アルト・ホンダ N-BOX・スズキ ハスラー・ダイハツ タント・スズキ ラパン それぞれの内容を解説します。 スズキ アルト スズキ「アルト」は、初代モデルが1979年に発売され、モデルチェンジを繰り返して現在まで販売されている人気軽自動車です。運転が初めての人や街乗りで使いたい人におすすめします。 2WDのガソリン車モデルであれば車両本体価格が100万円以下です。 ハイブリッドモデルではなくガソリン車モデルでも、25.2km/L(WLTCモード、2WD車)と低燃費なので、月々の燃料代金を抑えられます。小回りが利くので、運転が容易です。 デュアルカメラブレーキサポートや誤発進抑制機能といった予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」も搭載されているので、免許を取りたての人でも安心して運転できるでしょう。 ホンダ N-BOX ホンダ「N-BOX」は、トールワゴンタイプの軽自動車です。 アイポイントが約1.4mとミニバン並みに高いこと、フロントピラーが極めて細いことから、前方の見通しが格別に良好です。友人を乗せて遠出したい人におすすめします。 通常のドアミラー以外に、「サイドビューサポートミラー」と「サイドアンダーミラー」が取り付けられており、死角になりやすい車の左側や後方を確認できます。駐車が苦手な人でもスムーズに駐車できるでしょう。 室内高が高くゆとりがあるので、長時間のドライブも快適です。後部座席を倒せば、27インチ自転車をすっぽり積載できるほど荷室が広がります。 スズキ ハスラー スズキ「ハスラー」は、「遊べる軽」をキャッチコピーとした、クロスオーバーSUVタイプの軽自動車です。アウトドアを楽しみたい人におすすめです。 左右の後部座席と助手席をそれぞれ独立して倒せるので、荷物に応じて自由にアレンジできます。寝袋やテント、サーフィンボードといったかさばる荷物も無理なく積載可能です。後部座席の背面と荷室は汚れや水分を拭き取りやすい素材でできているので、アウトドア道具を気軽に積み込めます。 全車にマイルドハイブリッドシステムが搭載され、25.0km/L(WLTCモード、HYBRID X・HYBRID G 2WD車)と低燃費なので、街乗りでも活躍します。 同メーカーのアルトと同様に、予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が搭載されているので、運転に不安を感じている人でも安心して運転できるでしょう。 ダイハツ タント ダイハツ「タント」は、ファミリー層向けのトールワゴンタイプの軽自動車ですが、学生のレジャーにも適しています。 室内高・室内長・室内幅がどれも大きく、後部座席は50度にリクライニングできるので、長時間のドライブでもゆったりとくつろげます。 荷室の開口部も大きいので、荷物を楽に積み下ろし可能です。カップホルダーやユーティリティフック、格納式シートバックテーブルといった、車内を快適にする工夫がいくつも施されています。 衝突回避支援ブレーキや車線逸脱警報機能などの「スマートアシスト」も充実しているので、運転初心者でも安心です。 スズキ ラパン スズキのラパンは、かわいらしいデザインを持つ、女性におすすめの軽自動車です。 最小回転半径が4.4mと小さめで、小回りが利くので、街乗りに向いていますきます。26.2km/L(WLTCモード、2WD車)と低燃費なので、日々の通学や買い物にぴったりです。 UV&IRカットガラスが採用されているので、日焼けを防げます。シートヒーターと足元ヒーターが装備されているので、冬も快適に運転できます。 予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が搭載されており、安全性能も高めです。 学生が車を買うときによくあるQ&A 学生が車を買うときによくある質問は、以下の3つです。 ・維持費はどのくらいかかる?・学生でもローンは組める?・ドライブレコーダーは装着したほうがいい? それぞれに回答します。 維持費はどのくらいかかる? 住んでいる地域や使用頻度、車の状態などによって大きな差がありますが、軽自動車の維持費は30~60万円/年、普通自動車の維持費は40~70万円/年程度かかります。 頭の片隅に置いて、自動車の購入を検討しましょう。 学生でもローンは組める? 成人年齢が18歳に引き下げられ、学生でもローンを利用できるようになりました。 ただし、アルバイトの定期的な収入がないと、審査の通過は難しいでしょう。また、払えないときに援助してもらえるように、保護者に相談することをおすすめします。 ドライブレコーダーは装着したほうがいい? ドライブレコーダーは、交通事故の記録やあおり運転の抑止のために大切です。 4,000~5,000円程度で購入できるので、装着することをおすすめします。 まとめ 学生の車選びのポイント、おすすめの軽自動車の車種などを解説しました。 学生には、維持費が安く、運転しやすい軽自動車が向いているでしょう。目的に合わせて車を選ぶことが大切です。 気になる車種があったら、ぜひお店で実車をチェックしてください。